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『I AM THAT 私は在る』
【22 生命は愛、愛は生命】(つづき)

 質問者 神の名を繰り返し唱えることは、インドではたいへん一
 般的なことです。それには何か効力があるのでしょうか?
 マハラジ
 ものであれ、人であれ、名前を知っているときは見つけやすい。
 神の名を呼ぶことによって、あなたは彼をあなたの元へ来させる
 のだ。
 質問者 どのような姿で彼は来るのでしょうか?
 マハラジ
 あなたの期待した姿による。
 あなたが不幸であったとして、ある聖者が幸運のためにあなたに
 マントラを与えたとしよう。
 あなたが信心と帰依心とともにそれを繰り返せば、不運は去るほ
 かない。
 変わらぬ信心は運命より強い。
 運命はいくつかの原因と原因の結果で、ほとんど偶然の産物だ。
 それゆえ、それはゆるく織り込まれている。
 自信と正しい期待が、それをたやすく克服するだろう。
 質問者 マントラが唱えられているとき、実際には何が起こって
 いるのでしょうか?
 マハラジ
 マントラの音が形をつくり出し、それが真我を具現化する。
 真我はいかなる形も具現でき、それを通して作用する。
 つまりは真我が作用のなかでそれ自身を表現し、マントラは作用
 における最初のエネルギーなのだ。
 それはあなたに、そしてあなたの周囲の環境に作用する。
 質問者 マントラは伝統的なものです。それはそうあるべきなの
 でしょうか?
 マハラジ
 遙かなる昔から、ある一定の言葉とそれに相当するエネルギーの
 間に、数かぎりない復唱によって増強されてきたある関連がつく
 り出されてきた。
 それは歩いていくための道のようなものだ。
 それはやさしい方法で、ただ信心が必要とされるだけだ。
 あなたは目的地へと導いてくれるその道を信頼するのだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)