絵を描く者を無限に遡及するように感じるのも記憶に拠る認識の所為なのじゃ。
見たものを主体として認識する記憶が次々に生じているだけなのじゃ。
それ自体が自分を認識する仕組みを働かせているのじゃ。
その過程を詳細に見れば自我を見るチャンスにもなるのじゃ。