>>281
『I AM THAT 私は在る』
【16 無欲、最大の至福】の1回目(つづき)

 質問者 その素晴らしかった経験の記憶が、私を虜(とりこ)にしています。
 私はふたたびそれを得たいと望んでいるのです。
 マハラジ
 取り戻したいと願うから、それを得ることができないのだ。
 切望の状態がすべてのより深い体験を妨げる。
 何を欲しているかを正確に知っているマインドには、価値あることなど何ひ
 とつ起こらない。
 マインドが求め描いているようなものに、たいした価値のあるものなどない
 からだ。
 質問者 それでは、求める価値のあるものとは何でしょうか?
 マハラジ
 最上のものを求めなさい。
 最高の幸福、もっとも偉大な自由を。
 無欲が最大の至福なのだ。
 質問者 欲望からの自由は、私が求めているものではありません。私が欲し
 いのは、切望を満たすための自由です。
 マハラジ
 切望を満たすのはあなたの自由だ。
 事実、あなたのしていることはそれ以外の何ものでもない。
 質問者 試みるのですが、障害がいつも私を挫折させます。
 マハラジ
 乗り越えなさい。
 質問者 できません。私は弱すぎるのです。
 マハラジ
 何があなたを弱くさせるのだろう。
 何が弱みなのだろうか?
 ほかの者たちは欲望を満たしているのだ。
 なぜそうしないのかね?
 質問者 エネルギーが欠けているに違いありません。
 マハラジ
 あなたのエネルギーに何が起こったのだろう?
 それはどこへ行ったのだろうか?
 あなたはそれをたくさんの反駁(はんばく)する欲望や楽しみの追求にまき
 散らしたのではないだろうか?
 あなたは無限のエネルギーの供給がなくなったのだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)