>>217
『I AM THAT 私は在る』
【12 個人は実在ではない】(つづき)

( 人の生全体は、その大部分が意識の境界下に沈んでいながらも、分別をもち、
 スムーズに流れているということ)
 質問者 それは正常なことなのでしょうか?
 マハラジ
 正常とは何だろう?
 欲望と恐怖に取りつかれ、争いと闘いに明け暮れ、無意味で喜びもないあな
 たの生が正常だというのだろうか?
 身体を過敏に意識することが正常だろうか?
 健康な身体、健康なマインドは、その所有者にはほとんど気づかれずにいる
 ものだ。
 苦痛や苦しみを通して、それらは注意と洞察を呼び起こす。
 同じことを生活全体に拡張させればいいのだ。
 人は何が起ころうと、それを気づきの焦点に合わせなくても、正しく機能し、
 充分うまく対応できるものなのだ。
 自己抑制が自然と身につけば、気づきは存在と行為のより深い層に焦点を移
 行する。
 質問者 それではロボットになってしまいませんか?
 マハラジ
 繰り返され、習慣づけられたものが自動化されることに、何の害があるだろ
 う?
 どちらにしてもそれは自動的なのだ。
 身体だけではなく、マインドもまた死んでいる。
 質問者 でも、とても死んでいるようには見えません!
 マハラジ
 それはあなたがそう言うだけだ!
 あなたは私より私の状態をよく知っているようだね!
 質問者 すみません。ただ私には理解できないのです。あなたは身体もマイ
 ンドもない状態だと言いますが、私の目には、あなたはとても生き
 生きと現前しています。
(´・(ェ)・`)
(つづく)