>>116
( 真の世界はマインドを超える。
 私たちはそれを快楽と苦痛、正と誤、内と外に分割された欲望の網の目の向こうにかいま見る。
 宇宙をあるがままに見るためには、その網を越え、一歩踏みださなければならない。 )
『I AM THAT 私は在る』
【4 真の世界はマインドを超える】(つづき)

 質問者 穴とはどういう意味でしょう? そして、どうすれば見いだせるの
 でしょうか?
 マハラジ
 網とその多くの矛盾を見るがいい。
 ことあるごとにあなたは何かを為(な)し、そして取り消す。
 愛と平和と幸福を求め、熱心に働きかけたあげく、苦痛と憎悪と戦争を生み
 出す。
 長寿を求めながら過食し、友情を求めながら搾取する。
 あなたの網の目が矛盾に満ちていることを見てとりなさい。
 そしてそれを取り払うのだ。
 見るという行為そのものがそれを消し去るだろう。
 質問者 見るという行為がそれを消し去るのならば、見ることと消えること
 の間に因果的関連があるのではないでしょうか?
 マハラジ
 たとえ概念としても、因果関係は混乱には当てはまらない。
 質問者 欲望はどの程度まで因果関係の要因となるのでしょうか?
 マハラジ
 欲望は多くの要因のなかのひとつだ。
 あらゆるものには無数の因果の要素がある。
 しかし、そのすべての源はあなたの中にあり、それは愛と力と光をすべての
 経験に与える至高の実在なのだ。
 だが、この源が原因なのではなく、またどの原因も源ではない。
 それゆえ、私はすべてのものに原因はないと言うのだ。
 あなたはどのようにしてものごとが起こるのか、その由来をたどってみよう
 とするかもしれない。
 だが、なぜものごとがあるがままなのかを見いだすことはできない。
 ものごとはあるがまま在るのだ。
 なぜなら宇宙はあるがまま在るからだ。

(´・(ェ)・`)つ
【4 真の世界はマインドを超える】(おわり)