4、3『I AM THAT 私は在る』
【4 真の世界はマインドを超える】(つづき)

 マハラジ
 私が、あるものが原因なくして在ると言うとき、それはひとつの特定の原因
 なくしてという意味だ。
 あなたの誕生のために、あなたの母親は必要なかった。
 誰か他の女性から生まれることもありえたのだ。
 しかし、太陽と地球なしには生まれてくることはできなかったろう。
 それらでさえもっとも重要な原因なしでは、あなたの誕生の原因とはならな
 いだろう。
 生まれてきたいというあなた自身の欲望なしには。
 感情を与え、名前と形を与えるのは欲望なのだ。
 欲せられたものが創造され、望まれて、触れることができ、思い描くことの
 できる何かとしてそれ自身を顕現させる。
 このようにして、私たちの住む個人的な世界は創造されるのだ。
 真の世界はマインドを超える。
 私たちはそれを快楽と苦痛、正と誤、内と外に分割された欲望の網の目の向
 こうにかいま見る。
 宇宙をあるがままに見るためには、その網を越え、一歩踏みださなければな
 らない。
 難しいことではない。
 なぜならその網は大きな穴でいっぱいだからだ。

(´・(ェ)・`)つ
(つづく)