【4 真の世界はマインドを超える】(つづき)
マハラジ
私が、あるものが原因なくして在ると言うとき、それはひとつの特定の原因
なくしてという意味だ。
あなたの誕生のために、あなたの母親は必要なかった。
誰か他の女性から生まれることもありえたのだ。
しかし、太陽と地球なしには生まれてくることはできなかったろう。
それらでさえもっとも重要な原因なしでは、あなたの誕生の原因とはならな
いだろう。
生まれてきたいというあなた自身の欲望なしには。
感情を与え、名前と形を与えるのは欲望なのだ。
欲せられたものが創造され、望まれて、触れることができ、思い描くことの
できる何かとしてそれ自身を顕現させる。
このようにして、私たちの住む個人的な世界は創造されるのだ。
真の世界はマインドを超える。
私たちはそれを快楽と苦痛、正と誤、内と外に分割された欲望の網の目の向
こうにかいま見る。
宇宙をあるがままに見るためには、その網を越え、一歩踏みださなければな
らない。
難しいことではない。
なぜならその網は大きな穴でいっぱいだからだ。
(´・(ェ)・`)つ
(つづく)