>>94
アナログ的な考えを一元論、デジタル的な考えを二元論としてとらえてるふしがありますが、
二元論でもアナログは存在しますよ。

白を成功、黒を失敗としたとき、灰色はどちらかなのか、と問われた場合、
成功でも失敗でもないと答えるのが一元論、
成功か失敗かのどちらか一方であると答えるのが二元論です。
決して、二元論には灰色が存在しないというわけではありません。
二元論には小さな成功もあれば大きな成功もあり、
小さな失敗もあれば大きな失敗もあります。

0と1しか存在しない世界で、どうやってグレーが存在するのかは、
コンピュータを勉強なさるとよろしいのではないでしょうか。
コンピュータというのは電気が流れているか(オンつまり1)、
流れていないか(オフつまり0)、しか判別できません。
だからといって、白と黒しか表現できないわけではなく、
複雑な回路を構成することによって、
1677万色あるいは10億色などの色を表現しているわけです。

一元論というのは正反対の存在を認めない考えなわけですから、
二元論(一元論でないもの)という存在を認めた時点で、もはや一元論ではありません。