骨董屋シリーズだよ

1名無し百物語2019/08/17(土) 06:16:39.58ID:Pg36qsM1
創作の骨董屋を主人公にした話を書いていきます

75名無し百物語2019/08/17(土) 07:41:51.42ID:Pg36qsM1
ほら、黒ずんだ大黒様とか、そういうのが置いてありますでしょ。
それらが怖いって言ってね。でも、そのときだけは違ってた。
でね、私も変に思って、その男性から話だけは聞いてみたんです。
そしたら、母親がまだ若くして亡くなって、遺品といってもその人形くらい。
独身者が持っててもしかたないので、値段はいくらでもかまわないから、
売れるかどうか聞きにきたということでした。どうも母子家庭だったようです。
まあね、私の店には置けませんが、市に出すことはできます。
ケースから出してみたんですが、なかなか不思議なものでした。
作者は不明ながら、フランス製で間違いなし、おそらく50年はたっている。
ただ、顔がねえ、真っ直ぐな黒髪で、目も黒かったんです。
その手の人形って金髪か栗毛で、黒髪なんて初めて見ました。

76名無し百物語2019/08/17(土) 07:42:05.52ID:Pg36qsM1
さらに事情を聞いたら、その人形、母親がその母親、つまり男性の祖母から
受け継いだものってことで。それなら古いのは納得。保存状態もいい。
ですが、買い取るのは気乗りしなかったんです。いえね、
儲けが出ないとかじゃなく、人形の顔があまりにも寂しげに見えて。
そしたら、娘が私のズボンを引っぱりまして、「ねえ、ねえ、ここに
 置いてあげて」何度も言うもんですから、当時のお金で、
1万円で買い取ることにしたんです。男性は喜んで帰っていきましたよ。
もちろん、西洋物は雰囲気がおかしくなりますから、店には置けません。
奥の居間のテレビ台の横に立てておきました。娘は、しばらくその前で
人形を見つめてましたが、「このお人形、海に行きたいって言ってる」
そんな話を始めまして。「どうしてそう思うの」って聞いても、

77名無し百物語2019/08/17(土) 07:42:22.27ID:Pg36qsM1
首をかしげながら「わからない」と言うんです。その日はそれで終わりました。
いやいや、夜中にその人形がケースを抜け出して寝ている胸の上に
乗ってきたとか、そんなことはありませんでしたよ。
ただね、奇妙な夢を見たんです。カンカンに晴れた日の海岸でした。
テトラポットが積み重なった岸辺に何度もくり返し波が打ち寄せてる、
ただそれだけの夢。でね、布団から起き上がると磯の香りがしたんです。
鼻をくんくんさせていると、女房も起きて「ああ、海のにおいがする、
 まだ夢の続きなのかしら」って。「え、どういうこと?」
「ずっと波が打ち寄せる夢を見てたのよ」 「ええ、俺もだ」
どうも同じ夢だったようなんです。立ち上がって部屋をうろうろすると、
海のにおいは人形のあるあたりから漂ってきてました。

78名無し百物語2019/08/17(土) 07:42:39.64ID:Pg36qsM1
ケースを開けると、ますますにおいが強くなって、人形の空色のドレスが
しっとりと濡れてたんです。首をかしげていると、私と女房の間に寝ていた
娘が目を覚まして一言、「海」って言ったんです。
これはね、さすがにただ事じゃない。それで、その日の午前中、
人形を売りにきた男性に連絡をとってみました。もちろん住所などは
控えてあります。昼に喫茶店で待ち合わせて、その人形のいわれを
詳しく聞いてみたんです。こんな話でした。男性は、自分もはっきりとは
わからないが、母親が生前話してたところだと、母親のやや齢の離れた妹、
その子が7歳のときに行方不明になったんだそうです。
突然、豪雨になった日、学校帰りの通学路で消息がとだえ、
警察に連絡して広範囲に捜索したものの、不明のままだったということでした。

79名無し百物語2019/08/17(土) 07:42:56.85ID:Pg36qsM1
おそらく川に落ちたのだろうということで、かなりの人数で舟も出して
探したそうです。でも見つからず、変質者の線もありえると。
その後、その子の葬式なども出さなかったということでした。
あきらめきれなかったんでしょう。それからまたしばらくたって、
買ってきたのがその人形だということです。「いえね、祖母とは同居した
 ことはないんで、それくらいしかわかりません」
一つ気になったことがあったので、聞いてみました。
「この人形、前からこんな顔でしたか、黒髪の日本人みたいな」
「うーん、僕が最初に見たときからそうだったと思います。それが何か」
「いえ、その子がいなくなったときに住んでたのは」 「○○県の△△です」
ここまで話を聞いて、おおむね事情はわかったつもりでした。

80名無し百物語2019/08/17(土) 07:43:12.82ID:Pg36qsM1
その後、人形が家にある間、朝になると海のにおいがしてドレスが濡れている。
そのくり返しで、重い腰を上げて、日曜日に私の一家でドライブに出たんです。
軽自動車の後部座席に、女房と娘とケースから出した人形。
ええ、走ったのは○○県の海岸沿いの道です。娘には、「お人形が何か話したら
 知らせて」と言ってありました。2時間ほども走ったでしょうか。
夢で見たのと同じような、晴れていて気持ちのいい日でした。
漁村の堤防沿いの道にさしかかると、娘が「ここだって!」と叫び、
でも、人形がなにか言ったとは、私たちには聞こえませんでした。
適当なところに車を停め、堤防を越えると、ずらっとテトラポットが並んでいて、
女房が「あ、夢で見た場所かも」と言いました。私が娘を抱き、
娘が人形をかかえて、さすがにテトラポットの上は歩けませんから、

81名無し百物語2019/08/17(土) 07:43:28.51ID:Pg36qsM1
堤防の下の平らなコンクリの上を進んでいくと、数分歩いたところで、
娘の手からふっと人形が浮き、とととっと、テトラポットの上を数m転がり、
隙間に落ちていきました。まあね、まだ私も若かったですから、
テトラの上を渡っていき、人形の落ちた隙間に頭を入れてみました。
むっとする磯臭さで、手を伸ばして人形の足をつかむと、
そのすぐ下の海中に、コンクリとは違った白さのものがありました。
もうおわかりですよね。子どもの頭蓋骨です。
そこの浜は、大きな川が流れ込んでくる近くで、豪雨の日に流された
女の子が川を運ばれ、そこにたどり着いたんでしょう。
それから先は、私ではどうにもならず、警察に連絡しました。
親子で海に来て遊んでたら、人間の骨らしいものを見つけたって。

82名無し百物語2019/08/17(土) 07:43:42.21ID:Pg36qsM1
それ以上の話はしなかったです。信じてもらえないでしょうからね。
骨は警察が苦労して引き上げましたが、頭蓋骨だけで、
他の骨は見つかりませんでした。結局その骨は、身元不明、
事件性があるのかどうかもわからなかったんです。ほんとうは、
人形を売りにきた男性のところで供養できればよかったんでしょうが、
頭蓋骨には歯も残ってなくて、証明する手立てがありませんでした。
まあでも、見つかっただけよかったと思います。これで話はほとんど終わり
なんですが、後日談として、その人形の髪がね、だんだんカールして金色に
変わっていったんです。目も黒から青に。それがもともとだったんでしょう。
え、その人形ですか、結局売りませんでした。ずっと蔵にしまったままで、
まだあるはずです。今日、ここに持ってくればよかったですねえ。

83名無し百物語2019/08/17(土) 07:44:02.91ID:Pg36qsM1
ここからは骨董に関するお話です

84名無し百物語2019/08/17(土) 08:00:57.22ID:Pg36qsM1
白い石の話

うちの親父が先年亡くなりましてね。齢(よわい)93ですよ。
とすれば、わたしの歳も推して知るべしで、今年63になります。
無職です。60で退職して、その後は親父の介護を女房と2人でずっと。
だからこう言っちゃあ何だが、親父が死んでね、何か解放されたような気分になりまして。
女房も同じでしょう。ま、それでね、わたしもこの後どれだけ生きられるかわかりませんが、
親父ほど長生きしなくてもいいような気がしますよ。
子供らに迷惑をかけたくないし、女房より後に逝くのも嫌だしね。
親父は、長い間趣味として骨董集めをやっていたんです。
いえ、高いものはありません。どれも近くの神社の境内の骨董市で買ってきたもので。
だから売っても二束三文だとは思ってました。
本職の古物商を呼んでためしに値をつけてもらったら、やはり予想どおりで。

85名無し百物語2019/08/17(土) 08:01:20.88ID:Pg36qsM1
でね、その古物商に「お気に召さないでしょう。これら、骨董市から買ってきたのなら、
 市に戻せばいいのじゃないですかね。こういうものは買う人次第のところがありますから、
 私がつけた値よりは高く売れるかもしれませんよ」
こんなアドバイスを受けたんです。それでね、時間だけはたっぷりあるもんですから、
主催者にお願いして、毎月市の日に、ゴザを敷いて売りに出てたんです。
値段は適当というか、どうせ価値がわかりませんので、
相場よりだいぶ安いんだと思います。けっこう売れましたから。
そうして、だんだんに親父の骨董は少なくなっていきまして。
それで、3ヶ月前のことです。その日曜も骨董市に出ていまして、
日が暮れてきたんで帰ろうと、品物を片付けていました。
そしたら、わたしより10ほど歳上に見える品のいいジイさんが来まして、

86名無し百物語2019/08/17(土) 08:01:38.48ID:Pg36qsM1
「この石ちょっと見せてくれるかね」って言ったんです。「ああ、どうぞ」
それは骨董とはまた違うもので、天然石ですから、美術品てことでしょう。
ちょっと見栄えのいい木製の台座もついてました。なんていう種類かはわかりませんが、
20cm四方ほどで、白く透きとおるロウソクみたいな質感のものでした。
老人は手にとってしばらく眺めてから、「ふうん、これねえ上下逆さまだよ」
「どういうことです?」 「この台座を向いてるほうが本当は上だよ」
「ああ、でも、そうすると安定しないんじゃないかな」
老人の言うとおりに、石を逆さに置いてみましたが、やはりグラグラしたし、
しかも趣もあんまりよくなかったんです。「やっぱり前のほうがいいでしょう」
「観賞用としてはそうかもしれんが、顔があるのはこっちだな」
「え? 顔?」このときはもちろん、本物の顔のことだとは思わなかったんです。

87名無し百物語2019/08/17(土) 08:02:00.58ID:Pg36qsM1
本来鑑賞すべき向きとか、そういう意味だと理解したんですが、老人は、
「これね、こっち側を、そうだなあ、和服の端布がいいかな、絹の。
 それで磨いてごらんよ」こう続けました。
「磨く? はあ、石を磨いてる趣味の方もおりますね」
「うんまあ、光らせるというわけではないが、磨いてれば何か出てきそうだ。
 端布は近くの和裁屋で売ってるだろうから、ぜひやってみてごらん」
「何が出てくるんですか?」 「まあ磨いてのお楽しみだろう」
こう言って、老人から石を磨く方法を習いました。
世間一般に行われている石磨きとは違って、グラインダーなどの機械はおろか、
磨き粉のようなのも一切っ使っちゃならないそうで、ただひたすら絹の端布でこする。
その間、無念無想になるのが醍醐味だと言ってましたよ。

88名無し百物語2019/08/17(土) 08:02:14.59ID:Pg36qsM1
「高く売れるようになりますかねえ」わたしがそう言うと、老人は懐から名刺を出し、
手渡してよこしました。それには「古美術商」の肩書がありまして。
「まあね、何か出たら、もし手に負えないことがあったら、連絡して」
「え、手に負えないことって?」 「まあまあ」
こんなやりとりをして老人は帰って行きましたよ。「ふーん、石を磨く・・・ね」
老後の、時間はあるが金はないわたしにはうってつけの趣味だと思いまして、
老人から教えてもらった和裁屋で、絹の端布を買って帰ったんです。
翌日の午後からですね。その石を磨き始めました。
下になっていた面を上に向け、ひたすら端布でこする。
力を入れてもどうにかなるわけでもないので、ゆっくりと優しく。
女房が「何をやってるのか」と聞いてきたので、

89名無し百物語2019/08/17(土) 08:02:28.41ID:Pg36qsM1
老人から言われたとおり答えたら、「高く売れるといいねえ」と笑いまして。
で、その午後中磨き続けましたが、目に見える変化はありませんでした。
ただ、やってる間はすごく落ち着いた気分でしたね。
それが、1日1時間半ほど毎日磨いてましたら、少しずつ変化が現れはじめました。
まず光沢が出てきて、白さの透明感が増したような気がしたんです。
それと老人が言っていたように、中に何かがあるように思えてきました。
でね、10日ほど磨いてますと、形が浮き出てきたんです。
これは立体感があるものじゃありません。わたしは平らにこすってるだけですから。
何と言えばいいですかね。横向きから45度ほど前に向いた女の顔・・・
それを水の中を通して見ているような。日本髪で昔の人のような感じがしました。
もちろん本当の人の顔の大きさはありません。実際の半分よりやや大きいくらいでしたか。

90名無し百物語2019/08/17(土) 08:02:44.85ID:Pg36qsM1
でね、それが見えてきてから、面白くなって午後のずっとを磨きにかけてたんです。
女房に見せましたら、「顔かねえ? そう言われればそんなような気もするけど、
 これは動物の顔じゃないかしら」 「そんなはずはない。これが額でここが鼻で・・・」
とうとう、朝起きたらすぐに石を手にとって磨き始めるという、
何かの中毒者みたいなことになってしまったんです。
ええ、女の顔はだんだんはっきりしてきまして。
歳は20代後半くらいですかねえ、なんとなく憂い顔に見えるところがよかったんです。
和裁屋にはその後2度行って、端布を買い足してきました。
飯もあまり食わなくなって、少し痩せましたから女房も心配し始めてね。
「あんたが夢中になってることをとやかく言うのもあれだけど、
 私には虎とかああいう動物に見えるよ。もう売っちまったほうがいいんじゃないかい」

91名無し百物語2019/08/17(土) 08:02:59.89ID:Pg36qsM1
でもね、その頃には売るという考えはすっかりなくなっていたんですが・・・
ある日です。縁側でそのときも石を磨いてたんですが、
陽気がいいので少し手をとめて うとうとしていました。そしたら外にシロがきまして。
ええ、このシロというのは猫です。家で飼ってるわけではなく野良猫なんですが、
人に慣れてまして、ときおり姿を現したときに餌をやったりしてたんです。
縁側にひょいと跳び上がり、わたしの手の中にある石に近づいて、
顔の出ている部分をぺろりと舐めたんですよ。
その途端、「ヒンギャー」という声を上げて垂直にジャンプし、
下に転げ落ちて一目散に逃げていったんです。わたしはそれで一瞬でうたた寝から覚めまして、
見ると床板が血だらけになっていたんです。シロの血ですよ。
その中にまだピクピクと動く肉塊・・・

92名無し百物語2019/08/17(土) 08:03:16.74ID:Pg36qsM1
シロの舌でした。唖然としながら石のほうを見ますと、
白い中に赤い、血の色の筋が2ヶ所入ったようになり、それは内部にあるもののようで、
いくらこすってもとれなかったんですよ。いいえ、すぐ前まではありませんでした。
でね、その筋が入ったのが、石の中にある女の顔の口唇の部分です。
ちょうど紅をさしたようで、女の表情が妖艶とも酷薄とも見えるように変わったんです。
ぞくぞくっとしました。それで夢中になっていたのが一気に冷めてしまって、
同時にね、あの老人が言っていた「手に負えなくなったら連絡して」
という言葉を思い出したんです。名刺はとってありましたし、
電話したらすぐに老人が出ましたので、事情を話しますと、
「ははあ、やはりそういうものでしたか。今から引取りに伺いましょう」
でね、夕方になって老人はひじょうに古い車を自分で運転してやってきまして。

93名無し百物語2019/08/17(土) 08:03:31.11ID:Pg36qsM1
そこ頃にはシロの血はぬぐってありまして、縁先で石を見せると老人は唸り、
「これはまた、怖いねえ。怖いものを出した。
 この素性のものとまでは思わなかった。でもねえ、あなたのような人が磨いたから、
 これで済んだんだろう。若い人だったらとり込まれていたろうに」
こう言って値をつけたんですが、それが100万の桁にのぼるもので。
ええ、恐ろしいので買っていただきましたよ。その後はとくに変わったことはなしです。
憑き物が落ちたというか、あの夢中で磨いていた時間は何だったのだろうかって。
老人にはあれから会っていませんし、連絡もありませんよ。
あとですね、この2日後に、散歩に出ようと家の前の道を歩いていたら、
シロが側溝の中で死んでいました。保健所には連絡せずわたしが庭に埋めましたが、
いや、気の毒なことをしましたよ。

94名無し百物語2019/08/17(土) 08:04:40.90ID:Pg36qsM1
骨董屋の始末の話

昨年のことです。親父が亡くなったんです。で、その後に起きたことを話していきます。
ただ、こういうところで話をするのには慣れてないので、
前後関係なんかがおかしいところがあったら勘弁してください。
親父は、一人暮らしをしてたんです。母は、親父の大学の同窓生で、
学生結婚したんですが、もう14年前に乳がんで亡くなっています。
48歳の若さでした。で、親父は62歳でした。
ええ、まだ若いですよね。今は、定年延長してる会社も多いんで、
まだまだこれからって歳だと思ってたんですが・・・突然の心筋梗塞だったんです。
居間で夕食中に倒れたみたいです。発見してくださったのは、
親父と古くからつき合いのあるお客さんで、夜に会う約束があったんですね。
それが、店先で呼びかけても返事がない。けど、住居のほうでテレビがついてる音がする。

95名無し百物語2019/08/17(土) 08:04:57.39ID:Pg36qsM1
それで店から土間に入ってみたら、ガラス障子越しに親父が倒れてるのが見えて、
救急車を呼んでくださったんです。でも、そのときにはすでに事切れてたみたいで。
で、その搬送先の病院から、私ら兄弟に連絡が来まして。
はい、私と弟の2人兄弟です。2人とも結婚して家庭を持ってます。
その方のところには、葬式の前に弟とお礼にいきました。
そこで、親父の死の状況を教えていただきまして。
居間の奥にある仏壇におおいかぶさるようにして倒れてたそうです。
仏壇には、亡くなった母の位牌と遺影があったんです・・・
もちろん、その方はお葬式にも来てくださいましたよ。ああ、それで、
さっき店とか客って言いましたけど、親父は一人で骨董屋をやってたんです。
地方都市ですし、店構えもけっして大きくはないんですが、

96名無し百物語2019/08/17(土) 08:05:15.00ID:Pg36qsM1
親父一人が食っていくだけの収入は十分にあったみたいで、
私ら兄弟が親父に仕送りしたなんてことはありません。むしろ、私らの子ども、
親父から見れば孫ですが、その入学祝いとかで、ことあるたびにまとまった
お金をもらってたんです。それで・・・ここからは、
身内の恥になる話になってしまうんですが、親父には弟が一人いまして、
30代のときに、投資詐欺をやって長く刑務所に入ってたんです。
その後、出てきましたけど、何をして暮らしを立ててるのかはわかりません。
私らは一切つき合いを絶ってました。ただ・・・
親父のところにはちょくちょくやってきて、そのたびに小遣いをせびってたみたいでした。
はい、もちろん葬式にもやってきました。その通夜の席で、酒を飲んで暴れましてね。
肌脱ぎをして彫り物を見せたりもしました。

97名無し百物語2019/08/17(土) 08:05:31.74ID:Pg36qsM1
ええ、そんな程度の人間だったんです。私も弟も腹を立てましたし、
その他の親族も同様で、よほど殴ってやろうかとも思ったんですが、
どんな後ろ盾があるかもわかりませんしね、ぐでぐでに酔って立てなくなったところを、
タクシーに押し込んで帰してやったんですよ。
葬式が済んでから、弟と2人で親父の店に行って遺品整理をしました。
親父が倒れかかっていたってういう仏壇。その引き出しに、
貯金通帳と実印、それから鍵がいくつか入ってたんです。
貯金は全部で数百万ほどで、葬式代にしかならない額でした。
あと、店は借地だったんで値はつきません。すぐに賃貸契約を切る手続きをしました。
こう言いますと、まるで何の財産もないみたいですが、
そんなことはなかったんです。ええ、店にある骨董商品ですよ。

98名無し百物語2019/08/17(土) 08:05:47.62ID:Pg36qsM1
葬式のときに、親父が加入してた古物商組合のお仲間の方がたくさん来てくださいまして、
その代表の方から、「もしよろしければ、みなで手分けしてお店の品を引き取りましょう」
って申し出があったんです。私も弟も普通のサラリーマンで、
古物骨董を見る目なんてありませんし、店を継ごうとは考えていませんでした。
ですから、この申し出をありがたくお受けすることにしたんです。
その方の話では、「○○さんは金に糸目をつけず良い物を集めてなさったから、
 少なくとも3千万にはなるかと思います」ということだったんです。
それで、日を選んで組合の方々に来ていただき、店の品々を見てもらったんです。
店頭に並べてあるのは、ごく一部をのぞいて安いものばかりで、
高価な品は奥にある部屋の鍵つきケースに入ってました。
仏壇にあったのはその鍵です。それと、そのさらに奥に、蔵と呼べる一室があったんです。

99名無し百物語2019/08/17(土) 08:06:03.61ID:Pg36qsM1
はい、私も弟も親父のとこにはちょくちょく顔を出してましたから、
そういう部屋があることは知ってましたが、中に入ったことはありませんでした。
そこは鍵ではなくダイヤルロックになってまして、ええ、番号を書いた紙が、
やはり仏壇にあったんです。そこで私が先頭になって重い扉を開いてみると・・・
中は暗く、ブーンという音がしてました。空調設備が動いてたんですね。
スイッチを見つけて電灯をつけると、息を飲みました。畳の部屋でいうと6畳間くらいの
せまい空間でしたが、壁にたくさん古い絵がはりつけてあったんです。
「・・・曼荼羅だなあ」と、後から入ってきた組合の方の一人がおっしゃいました。
で、真ん中に屏風が立て回してあって、ガラスケースに入った骨董品が3つあったんです。
一つは、私には時代はわかりませんが、きれいな細工の鞘に入った脇差。
もう一つは、やはり古く、木肌が飴色になった大黒様の木彫。

100名無し百物語2019/08/17(土) 08:06:20.67ID:Pg36qsM1
3つ目は、縦長のケースに入った掛け軸で、描かれているのは、
赤子を抱いた観音様のような絵。後で教えてもらいましたが、隠れキリシタンの
マリア観音というものだそうです。これらを見たとき、また別の組合の方が、
「ああ、三すくみになってる・・・」ってつぶやかれたんです。
3つのものは、屏風の中で正三角形に配置され、その真ん中に小さい丸テーブルがあり、
上に手紙がのっていたんです。私が開封して読んでみました。
親父の字で、「これら三つの品は、形見分けとして弟に贈呈する。ただしそれには、
 次の2つの条件を守ること」こんなふうに書かれてて、条件というのは、
「この3つは同時にこの場所から搬出すること」
「売却してもかまわないが、その場合は3つすべて別の売り先に引き取ってもらうこと」
私には意味がわかりませんでした。組合代表の方に書いていた内容を告げると、

101名無し百物語2019/08/17(土) 08:06:37.26ID:Pg36qsM1
代表の方はゆっくり首を振って、「親父さん、その弟さんと仲がよくなかったんだろ。
 あの葬式で暴れた人が弟さんなんだよねえ」そう言われたんです。
それから、「これらの品は、私らの仲間では引き取れない。
 早速その弟さんを呼んで持ってってもらったらいい」こうつけ加えられました。
ためしに「これらって、どれほど価値のあるもんなんですか」って聞いて見ましたら、
「ざっと見ただけだけど、一つ数百万、掛け軸は一千万いくかもしれない・・・」
ということでした。でね、そんな高価なものをあの叔父に渡すのは癪ではあったんですが、
親父の遺言みたいなものですから、それから一週間後くらいに
連絡して来てもらったんです。話を聞いて叔父は大喜びでした。
「おお、兄貴のやつ、こんなものを俺に残してくれたのか。何、3つで2千万の値打ち?!
 そらありがたい。やっぱ持つべきものは兄弟だなあ」

102名無し百物語2019/08/17(土) 08:06:50.49ID:Pg36qsM1
嬉々としてガラスケースを緩衝材でくるんで、自分の古いベンツに積んでました。
そこで、親父が書き残した条件のことを言うと、「ああ、1つ目の条件はもう果たした。
 あとはあれだろ、この3つ、バラバラに売ればいいってことなんだろ」
これで、叔父との縁はすっぱり切れたと思ってたんですが、そうはなりませんでした。
叔父が入院したので、その保証人になってほしいって連絡が来たんです。
はい、叔父は服役したときに離婚して、身内がいなかったんです。
それで、見舞いに行った病院で、叔父はうつ伏せに寝かされて、
強い麻酔をかけられてる状態でした。もう30年も前に入れた背中の彫り物、
それが急に膿を吹いて腐りだし、激痛で暴れるので鎮静しているという医師の話でしたね。
それからほどなくして、一度も意識を取り戻すことなく、叔父は亡くなりました。
叔父の家には、あの3つの品は残ってなく、もう売りさばいてしまってたようでした。

103名無し百物語2019/08/17(土) 08:07:08.13ID:Pg36qsM1
それから・・・1ヶ月ほどして、骨董組合の方にお会いして、
こんな話を聞かせていただいたんです。「あの3つですね。・・・どれも大きな障りを
 まとったものばかりでした。まともな古物商なら絶対に手を出さない品ですよ。
 だから、買ったのは素人に毛の生えたような業者でしょ。あるいは質屋関係か何か。
 あれね、三すくみって誰かがあの場で言ってましたけど、毒をもって毒を制するというか、
 3つをあの形に配置することで、なんとか祟りが押さえられていたんですよ。
 親父さんはその手のことを研究してて、誰より詳しかったから。
 ・・・これは話していいかどうかわかりませんけど、あの弟さんね、
 親父さんは、自分が死んだ後にきっとあなたらに迷惑をかけるってわかってたんでしょう。
 それで、あの品々をわざと形見分けに残した。わたしらみんなひと目でそれが
 ピンときました。誰もあの場では口に出さなかったですけどね・・・」

104名無し百物語2019/08/30(金) 16:31:17.16ID:5iwp3jv0

105名無し百物語2019/09/28(土) 23:24:42.71ID:cojYKBCT
凄く面白かったけど、これは以前に出てたシリーズ?
それとも新しい奴?

106名無し百物語2019/10/21(月) 13:00:31.08ID:1gSBNror
面白かった。一気に読んでしまった。

107名無し百物語2019/11/01(金) 05:06:41.21ID:lqHBiA+4
九相の鏡の話

ああ、どうも、またまた来てしまいました。引退した骨董屋です。
今回は、私が経験した古物に関するエピソードの中から、
ある西洋アンティークの鏡の話をしようと思いまして。
ええ、ちょっとした話ならいくらでもあるんですよ。
でね、今になって考えると、古物の種類によって似たような不思議が
起きることが多いんです。人形、皿や壺、武具、掛け軸などの飾り物、
ガラス器、タバコの根付、仏像・・・不思議といえば不思議だし、
あたり前のこととも思えます。属性と言えばいいんでしょうか。
あまり難しいことはわかりませんが、その古物の用途によって、
凝る気に片寄りが出てくるんでしょうね。鏡なんかは特に、
女性の方は毎日見るでしょうから、何らかの念がこもりやすい。

108名無し百物語2019/11/01(金) 05:06:56.71ID:lqHBiA+4
江戸時代までは、金属製の鏡がほとんどだったのはご存知でしょう。
大量生産されてましたから、出回るのは質の良くないものが多いんです。
ガラスの鏡もあることはありましたが、小さいものばかりですし、
ゆがみもひどい。これは、日本では大きな板ガラスが作れなかったためです。
大型の姿見が出回るようになるのは、明治以降のことですね。
ああ、うんちくはこれくらいにして、本題に入ります。
私には一人弟がいて、私のようなヤクザな商売にはつかず、
当時の国鉄に採用されて駅長までやったんです。それで、娘が2人いまして、
私からみれば姪っ子です。その妹のほうが、まだ独身で
会社勤めをしていた頃の話です。はい、そのときには私はもう
引退しておりましたが、相談事があると言って家に来たんです。

109名無し百物語2019/11/01(金) 05:07:33.86ID:lqHBiA+4
なんでも、アンティークの鏡を家具屋で買ったが、それから精神状態が
おかしくなったということでした。ここからは姪との会話です。
「どういうことなのか詳しく話してみて」
「はい、伯父さん。西洋アンティークの家具屋で、イタリア製という
 姿見を買ったんです」 「大きさはどのくらい?」
「そうですね、台座もふくめて私の背よりも高いです。
 180cmあるかもしれません」 「それは大きいね、で、店の人は
 どう説明してたの?」 「イタリア製、1910年代の製品。
 台座はオーク材で手彫りの装飾。鏡面に曇りやゆがみはほとんどなし」
「へえ、そりゃいい出物だ、値段はいくら?」
「7万円でした」 「え、安い、値段については何か言ってた?」

110名無し百物語2019/11/01(金) 05:07:52.19ID:lqHBiA+4
「はい、すごく良いものなのにこの値段なのは、使い勝手がよくないからだって」
「どういうこと?」 「ほら、ふつう姿見って見る角度を変えられるよう
 動くじゃないですか。それが固定されたままで動かなかったんです」
「ほう」 「でも、すごく気に入っちゃって、どうしても欲しくて
 しかたなくなったんです。動かないけど、正面に立って見るぶんには
 問題ないし、値段も、私のお給料でなんとか買える額だし」
「ああ、物と人の出会いってのはあるもんだよ。ひと目見て魅入られたように
 なってしまって、どうしても手に入れたくなる」
「ああ、そうです。そんな気持ちでした。それで、貯金をおろして
 現金で支払い、家具屋さんに部屋まで運んでもらったんです」
「よほど気に入ったようだね」 「はい、すごく・・・自分がよく見えるんです」

111名無し百物語2019/11/01(金) 05:08:08.51ID:lqHBiA+4
「ははあ」 「すらりとスタイルがよく、顔も細面で、何を着ても似合いそうな
 まるでモデルみたいに」 「それはおそらく、わざと曲率をゆがめてつくって
 あるんだろうね。ほら、お化け屋敷に入れば、伸び縮みして見える
 鏡があるじゃない。あそこまで極端でなくても、縦長に映って見える」
「ああ、やっぱりそうですよね」 「まあ、お前はもとからスタイルはいいと
 思うけど。専門的なことを言うと、ガラスがかまぼこ型に盛り上がってるんだ。
 だから手足の先端にいくにしたがって細長く見える。でも、ちょっとさわった
 くらいじゃわからんよ」「それで、鏡に何か変なことが起こったわけじゃなく、
 その鏡が来たことによって、私が変わっちゃったんです」
「どういうことだい?」 「まず、すごく服装にお金を使うようになりました。
 店先やカタログで、いいなっていう服を見つけると、

112名無し百物語2019/11/01(金) 05:08:37.62ID:lqHBiA+4
これを着て鏡に映してみたらどう見えるんだろう、って考えちゃって」
「で」 「とにかく買いまくっちゃったんです。後先考えず高価なブランド品を」
「ははあ」 「私はまだ入社2年目で、お給料も少ないんだけど、
 そのほとんどを服やバッグにつぎこんで」 「それで痩せてるんだな」
「はい、部屋代と光熱費は決まってて、削れるのは食費だけだったので」
「それで」 「でも、お腹がすいたとも思いませんでした。買った服を着て
 鏡に映してみると、雑誌から抜け出したみたいに見えたんです」
「まさか借金とかした?」 「いえ、そこまでは。でも、あのままだったら
 きっとそうなってたと思います」 「うーん」
「それから、つき合ってた人がいたんですけど、その鏡が来てから
 別れてしまいました」 「それはどうして?」

113名無し百物語2019/11/01(金) 05:08:58.05ID:lqHBiA+4
「うまく言えないんですけど、この人は私にふさわしい人じゃないって
 思えてきて。今考えれば、とんでもないことでした」
「今も別れたまま?」 「・・・すごく後悔しています。でも当時は、
 とにかく彼の欠点ばかりが目について、一つ一つのしぐさや癖、
 それが何もかも鼻について嫌でした。それと、不思議なことがあったんです」
「ほう、どんな?」 「私と彼とがその鏡に並んで映ったことがあるんです。
 もちろん縦長ですから、2人の全身は入らないんですが。
 彼が小さく見えたんです。背が低く太った感じに。それを見て、
 ますます、ああこの人と私は似合わないって思って、
 私のほうから別れを切り出したんです」 「うーん、それで」
「あと、会社での私の立場も悪くなりました」 「どうして?」

114名無し百物語2019/11/01(金) 05:09:21.64ID:lqHBiA+4
「すごく態度が高慢になってしまったんです。私がこんなコピー取りや
 お茶くみなんかしてるのはありえない、もっともっと活躍できる、
 私にふさわしい場が他にあるだろうって思って、それが態度に出て」
「それだと、イジメられるだろう」 「はい、イジメられるというか、
 ある昼休みに、女子社員の何人かから呼び出されて、いろいろキツイことを
 言われました。それと、上司からも一人別室に呼ばれて叱責されたり」
「で」 「こんな会社、辞めてやろうって考えてた矢先のことです。
 その夜も、姿見の前で、買ったばかりの新しい服を身に着けてあれこれ
 ポーズをとっていました。何時間でも見てられるし、陶然とした
 気持ちになってくるんです」 「で」 「そのとき、ドアのチャイムが鳴って、
 無視しようかとも思いましたが、出てみたんです。

115名無し百物語2019/11/01(金) 05:09:38.46ID:lqHBiA+4
別れた彼でした。私は、ドアチェーンをかけたまま、あなたにもう用事は
 ないから帰ってって言いました。すぐ鏡の前に戻りたくて。
 そしたら、彼は何も言わず、細く開いたドアのすき間の上のほうから、
 中に金属の工具を投げ込んだんです。バールって言うんでしょうか、
 細長いやつ。それは横を向いていた鏡の縁にあたり、せまい部屋ですから
 壁にはね返って、鏡面を割りました。そのときに、拍手の音がしたんです」
「拍手?」 「はい、劇場かどこかで、大勢の人がするような拍手の音」
「うーん、それで」 「その瞬間、憑きものが落ちた感じがしました。
 あれ、私、何をやってるんだろうって」 「なるほど、だいたいわかった。
 伯父さんは西洋物は詳しくないが、これから行ってその鏡を見てみよう」
でね、まだ鏡はそのままにしてあるからということで、

116名無し百物語2019/11/01(金) 05:09:54.96ID:lqHBiA+4
いっしょに姪の部屋に行ったんです。いや、ひと間の部屋の中は服や靴、
バッグ類とその箱であふれてました。あと、カップ麺の容器がキッチンに
積み重なって。鏡は八方にヒビが入ってましたね。ひと目でいいものだということは
わかりました。ただ、装飾が不気味で、鏡の周囲をとりまいた蔦の深彫りが、
まるでネズミか何かの頭蓋骨を並べたように見えたんです。
持っていった軍手をはめて、鏡の破片を一つずつ慎重に剥がし、
段ボール箱に入れていきました。裏板があらわになったので、さらに調べると、
二重になってるように思えました。それで車から道具を持ってきて、
上板をはずしてみたんです。端が糊づけされているようで、作業は困難でした。
下の板に何かが貼られているのはすぐにわかりましたよ。
それを傷つけないように慎重に外して、何が出てきたと思います?

117名無し百物語2019/11/01(金) 05:10:12.06ID:lqHBiA+4
古いモノクロの写真が9枚、縦にならべて貼られてたんです。どれも
一人の外国人女性、おそらくイタリア人でしょう、を写したものでした。
1枚目はその女性が4歳ほどで、大きなお屋敷の庭で遊んでいる姿。
2枚目は10歳くらいで、広間でピアノを弾いてました。3枚目は15歳くらい
ですか、私立学校の寄宿舎らしき場所で撮ったもの。
4枚目はその女性が舞台に立っているところで、女優になったんでしょうか。
あとで調べてみましたがよくわかりませんでした。次も舞台で踊っているもの。
6枚目はその女性の結婚式で、結婚が遅かったんでしょう。
30歳を過ぎているように見えました。それと、場所は教会でしたが、
神父さんの姿だけが切り抜かれてました。7枚目は3人の子どもに囲まれている姿。
8枚目、女性はまだ40代に見える姿で棺に入れられていたんです。

118名無し百物語2019/11/01(金) 05:10:28.32ID:lqHBiA+4
どの写真も黄ばんで、縁はぶさぶさになってましたね。
ですから、撮られてかなりの年月がたってから、鏡の中に収められたんだと思います。
・・・最後の一枚についてはあまり話したくないです・・・ 時刻は夕方でしょうか、
その女性の遺体が暗い森の中の土の上に放置され、数匹の野犬が顔や手を
齧っている・・・そんな写真がなぜ撮られたのか、特に最後の一枚を撮ったのは
誰なのか、何もわかりません。その鏡はどうしたかって? 私の手に負えるものでは
ないことは理解できたので、ローマ法王庁に事情をしたためた手紙を出しました。
そしたら、すぐに送ってほしいという返信が来て、ガラスの破片ともども
船便で送ったんです。はい、向こうで処理されたんでしょう。感謝されましたよ。
話はだいたいこれで終わりです。姪には、その青年と仲直りするように言いまして、
姪もそのつもりでした。結局、2人は結婚して今にいたるんです。

119名無し百物語2019/11/20(水) 09:37:34.10ID:+KW9b5X1

120名無し百物語2019/11/22(金) 10:15:25.49ID:4D4QPC48

121名無し百物語2019/12/11(水) 08:44:51.81ID:332N0VPW

122名無し百物語2020/01/19(日) 10:25:05.07ID:N3xLD0SP
5万円売ったぜ!
3万円売ったぜ!
と喜ぶ。
それが露店でボロ裂売ってる母息子の実情です。

123名無し百物語2020/03/11(水) 20:16:43.47ID:0HAbjuOl
://youtu.be/TaIBjoxY6zE

124名無し百物語2020/03/16(月) 12:38:38.22ID:hUWSiOiL
初期伊万里と現代中国もの区別がつかない。
それがぼろきれ露天商母息子の息子です。

125名無し百物語2020/03/17(火) 08:04:08.55ID:SJJKd3ui
大阪で1番の恥さらしな男、究極のクズ男、最低中の最低のゴキブリ男が書いた
ノンフィクション自叙伝
【ゴミと呼ばれて刑務所の中の落ちこぼれ】
中学2年時に覚醒剤を覚え、17歳から45歳まで【少年院1回、刑務所8回、合計20年】獄中生活を体験し、こいつだけは絶対にシャブは止めれないと世間から言われていた男だったが、ある女性との出合いで生き方を180度変えて鉄の信念で、見事に更生した奇跡の一冊!!
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