WHY@DOLL Part8 [無断転載禁止]©2ch.net
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北海道札幌出身で現在は関東を中心に活動するオーガニックガールズユニットWHY@DOLLを応援するスレです
■公式サイト
http://www.versionmusic.net/whydoll/
■メンバー
青木千春
ニックネーム:ちはるん
生年月日:1993年1月21日
公式ブログ:http://ameblo.jp/chihapon-0121/
twitterアカウント:@aokichiharu
浦谷はるな
ニックネーム:はーちゃん
生年月日:1995年4月1日
公式ブログ:http://ameblo.jp/hum-hum-mofy/
twitterアカウント:@humhum0401
■スタッフtwitterアカウント
@WHYDOLL2014
■showroom
https://www.showroom-live.com/WHYDOLL
■WHY@DOLL(ホワイドール) 日々これ日常(CDでーた連載)
https://www.cddata-mag.com/whydoll/
前スレ
WHY@DOLL Part7
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1481639071/ >>1
重複ですので
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ こ、これは>>1乙じゃなくて
桜通線なんだから
変な勘違いしないでよね!
久
名 屋
古 大
_屋__通__
/:○: : : ○ : : : :ヽ 名古屋⇔徳重
 ̄ 今池フ ○ : / 35分
/: : : :/
御器所/: :○: :/
/: : : : : /
,': : : : : :/ 鳴 相 神 徳
新瑞橋: ○ : { 野 子 生
{: : : : : :丶並__北_山_沢_重
'.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
\: : : : :○: :□: : :□: : □: : :□ )
\ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 俺は人類最強の新聞配達員というコピーに引かれ
人類最強になるためにはどうすればよいのか考えた
人類最強なのだからどんなこともできる
手始めに全裸でバイクにまたがり朝もやの立ちこもる町を走り出す
新聞を取り出し、天声人語を精読し、署名を自分の名前に書き換える
ゴミ収集車のおじさんが呆然としながら見ているが人類最強なので気にしない
村田兆治の生霊が乗り移ったかのようなフォームでポストに新聞を次々と投げ入れて行く
おじさんはマサカリ投法に感動して収集車に乗り走り去る
だがまだ最強には不十分
次は女性会社員(23)に「アサヒがサンサン、アサヒがサンサン」と叫びながら近づく
女性会社員(23)は帰宅の途中だったが人類最強なので無視
バイクの上に全裸で逆立ちをしながら
「中国に配慮しろ!!韓国に補償しろ!!」と絶叫
女性会社員(23)は大泣きで退散
確実に人類最強に近づく
冷えて来たのでとりあえず下着だけ身につけ帰宅
見事な自分の仕事ぶりに満足し、日課のグアバ茶を一気飲みする
ふと外を見るとをパトカーの大群を発見
女性会社員(23)の通報を受けた警官達を発見
俺は泣いた 日本最初の天皇神武帝は八百万の神々の住む高天原の主神アマテラス(天照大神)の直系の子孫である。
神武帝は即位前の45歳のときに天孫降臨の地タカチホから日本統一を目指してヤマトへ出立した(神武東征)が、5年の歳月を経て奈良盆地に入ろうといたとき先住民の豪族ナガスネヒコの抵抗にあって敗退した。
これは日の神の皇子が太陽(東上)に向かって進軍したためだと反省,海路で熊野川河口に下り、太陽を背にして北上することにした。
この十津川進軍は難航したが、高天原から様子を見ていたアマテラスは八咫烏(ヤタガラス)を遣わして道案内をさせて進軍を支援、奈良盆地到着後は再びナガスネヒコと対峙した。
しかし、神武帝の弓にアマテラスが遣わした黄金色のトビ(金鵄)がとまって眩惑(上写真)したためナガスネヒコの軍は背走、BC660年2月11日ヤマトを平定した神武帝(51歳)は橿原神宮で天皇に即位したといわれる。
ところで神武帝を道案内した八咫烏は太陽の化身とされる三本足の烏で、現在はサッカー日本代表のエンブレム(写真@)として使用されている。又、金鵄は旧憲法下で軍功のあった軍人のみに授与された金鵄勲章で知られるが、戦後は無論廃止されている。
以上は古事記・日本書紀の神話に基づく伝承であるが,両書は8世紀初頭に天武帝によって編纂(創作)された天皇由来記である。
ちなみに、645年の大化改新以前にはアマテラス(天照大神)の記述は無く、天孫降臨の神話は日本と関係深い朝鮮南部の伽耶(任那日本府所在地)の建国神話と酷似していることから、神武東征も大陸から渡来した天皇族がヤマトを平定して建国したという説もある。
一方、BC660年の根拠は干支で記された日本書紀の神武帝即位年「辛酉年春正月」を明治6年(1873年)にグレゴリオ暦採用後算出したもので、2月11日の紀元節(建国記念日)も同年から始まったものである。
したがって江戸時代までは天皇やその宗教である神社神道への関心は薄く、天皇が神聖化され国家神道が国教とされたのはいずれも1867年の明治維新(王政復古)後のことで、、日本最初の皇居とされる橿原神宮(写真A)が建立されたのは明治23年(1890年)である。
,ィ´ ̄ ̄`i 、
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まだ披露されてません
なおここは重複スレですので
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ >>11
そのスレはワッチョイID付きなので行きません やましいところがあるから
ワッチョイダメなんでしょうな
兎に角ここは重複なんで書き込まないように ここは重複スレですので
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
1 名前:ファンクラブ会員番号774 転載ダメ©2ch.net (ワッチョイ df71-8xKb [219.111.164.217])[] 投稿日:2017/01/09(月) 19:38:43.96 ID:IFPP3s2a0
北海道札幌出身で現在は関東を中心に活動するオーガニックガールズユニットWHY@DOLLを応援するスレです
102 名前:ファンクラブ会員番号774 (ワッチョイ df71-8xKb [111.216.91.254])[] 投稿日:2017/01/04(水) 21:28:44.76 ID:P1WwTPja0
麻里ちゃんのうんこ食べたい
IP変わっててもワッチョイ一緒(^Д^)ギャハ
そのスレ変体が立てた変体スレじゃん ここは重複スレですので
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ここは重複スレですので
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ どこが本スレだか分からなかったけど荒らされてるからここが本スレですね ここは重複スレですので
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ そのスレって2人しか書き込んでないじゃん
って思ったが1人じゃんかw
たぶん自分の立てたスレを使わせようとしてこのスレ荒らしてるんだろなぁ〜 ここは重複スレですので
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
素直にIPとワッチョイ受け入れろ 重複スレですので
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
素直にIPとワッチョイ受け入れろ 重複スレですので
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
素直にIPとワッチョイ受け入れろ 重複スレですので
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
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素直にIPとワッチョイ受け入れろ 重複スレです
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1 名前:ファンクラブ会員番号774 転載ダメ©2ch.net (ワッチョイ df71-8xKb [219.111.164.217])[] 投稿日:2017/01/09(月) 19:38:43.96 ID:IFPP3s2a0
北海道札幌出身で現在は関東を中心に活動するオーガニックガールズユニットWHY@DOLLを応援するスレです
102 名前:ファンクラブ会員番号774 (ワッチョイ df71-8xKb [111.216.91.254])[] 投稿日:2017/01/04(水) 21:28:44.76 ID:P1WwTPja0
麻里ちゃんのうんこ食べたい >>51
上
IPアドレス 219.111.164.217
ホスト名 pdb6fa4d9.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp
IPアドレス割当てエリア
国 日本
都道府県(CF値) 埼玉 ( 95 )
市区町村(CF値) さいたま市 ( 55 )
下
IPアドレス 111.216.91.254
ホスト名 p6fd85bfe.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp
IPアドレス割当てエリア
国 日本
都道府県(CF値) 埼玉 ( 95 )
市区町村(CF値) さいたま市 ( 55 )
ワッチョイ df71-8xKbは同じ 変態が建てたにしろ
あっちのほうが先に立ってるから
ワッチョイスレ使えよ こっちのスレも荒らしが建てたんだよな
荒らしvs.スカトロマニアの闘いやな 直譯なるもの及び之れと密接の關係ある不完全なる和譯英字書の譯語を其儘に用うるの弊害世に知られて、
英學界の呪詛となりたれども、單に代名詞、助動詞等の譯し振りを變じたるのみにして、種々の事情より此弊未だ一掃せられず、
此形式的譯法は原文の意義を發揮するに於て甚だ不完全のみならず、諸子一度此習癖に染まば修學上の害測り知るべからざるものあらん。
又之れと全く反對の自由なる意譯法は、單に譯文として見る時は兎に角、諸子が修學の助けとして遺憾甚だ多し。著者等は原文の成句成文を單位として其意義を十分に譯出し、
邦語の語法の許す限りは原文の一語をも忽かせにせざらんことを努め、且つ譯文中に屡々原文を
(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)入して譯文との關係を示し、又其※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)
の原文は直ちに和文英譯の參考たらんことに意を用ゐたり。盖し是れ至難の業、茲には著者等の意のある所を一言し、如何に之れに成功したるかは諸子の判斷に委せんとす。
最後に諸子の注意を促さんに、原文と譯文とを對照して其意義を解したるのみに放擲せば、諸子の惱中に留まるは恐らく譯文にして原文にあらざらん、
是れ英文を讀むと稱するも其實邦文を讀みたるものなり。著者等は諸子に切言す、相對照して其意義を明かにしたる後更に原文のみを數回音讀して其印象を得られんことを、
且つ譯文によりて和文英譯を試みられなば頗る有益の練習となり、著者等が此微々たる盡力を最大に利益に應用するものと云ふべし。
譯註者識
――――――
注意
譯解の都合上原書の一パラグラフを幾段にも分つの必要を生ぜり、但し段落の初行を一字劃右に寄せたるが原書に於けるパラグラフの始めと知るべし。
[#改丁]
本篇緒言
譯者は本叢書第六篇『無人島日記』の緒言に於て、『ロビンソン、クルーソー漂流記』は冐險的、商業的、實際的なるアングロサキソンの特性を具體にしたるものなることを云へり。
然れども是等の特色は未だ以て偉大なる國民を形成するに足らず、更に個人の品性を堅實にし、國民の理想を高遠ならしむる、道徳的、靈性的勢力の大なるものあるを要す。譯者は茲に本篇『アーサー王物語』に於て、
アングロサキソン人種をして眞に偉大なる國民たらしめたる、更に重要にして根本的なる其性格理想の幾分を諸子に紹介するの機を得たるを悦ぶ。
アーサー王圓卓士の物語は、五世紀の半 直譯なるもの及び之れと密接の關係ある不完全なる和譯英字書の譯語を其儘に用うるの弊害世に知られて、
英學界の呪詛となりたれども、單に代名詞、助動詞等の譯し振りを變じたるのみにして、種々の事情より此弊未だ一掃せられず、
此形式的譯法は原文の意義を發揮するに於て甚だ不完全のみならず、諸子一度此習癖に染まば修學上の害測り知るべからざるものあらん。
又之れと全く反對の自由なる意譯法は、單に譯文として見る時は兎に角、諸子が修學の助けとして遺憾甚だ多し。著者等は原文の成句成文を單位として其意義を十分に譯出し、
邦語の語法の許す限りは原文の一語をも忽かせにせざらんことを努め、且つ譯文中に屡々原文を
(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)入して譯文との關係を示し、又其※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)
の原文は直ちに和文英譯の參考たらんことに意を用ゐたり。盖し是れ至難の業、茲には著者等の意のある所を一言し、如何に之れに成功したるかは諸子の判斷に委せんとす。
最後に諸子の注意を促さんに、原文と譯文とを對照して其意義を解したるのみに放擲せば、諸子の惱中に留まるは恐らく譯文にして原文にあらざらん、
是れ英文を讀むと稱するも其實邦文を讀みたるものなり。著者等は諸子に切言す、相對照して其意義を明かにしたる後更に原文のみを數回音讀して其印象を得られんことを、
且つ譯文によりて和文英譯を試みられなば頗る有益の練習となり、著者等が此微々たる盡力を最大に利益に應用するものと云ふべし。
譯註者識
――――――
注意
譯解の都合上原書の一パラグラフを幾段にも分つの必要を生ぜり、但し段落の初行を一字劃右に寄せたるが原書に於けるパラグラフの始めと知るべし。
[#改丁]
本篇緒言
譯者は本叢書第六篇『無人島日記』の緒言に於て、『ロビンソン、クルーソー漂流記』は冐險的、商業的、實際的なるアングロサキソンの特性を具體にしたるものなることを云へり。
然れども是等の特色は未だ以て偉大なる國民を形成するに足らず、更に個人の品性を堅實にし、國民の理想を高遠ならしむる、道徳的、靈性的勢力の大なるものあるを要す。譯者は茲に本篇『アーサー王物語』に於て、
アングロサキソン人種をして眞に偉大なる國民たらしめたる、更に重要にして根本的なる其性格理想の幾分を諸子に紹介するの機を得たるを悦ぶ。
アーサー王圓卓士の物語は、五世紀の半 前スレでID赤くして一人で埋め立てしてたのは埼玉野郎だったのか
気に入らない書き込みは埋め立てでスレを流す
人間クズとし言いようがない 直譯なるもの及び之れと密接の關係ある不完全なる和譯英字書の譯語を其儘に用うるの弊害世に知られて、
英學界の呪詛となりたれども、單に代名詞、助動詞等の譯し振りを變じたるのみにして、種々の事情より此弊未だ一掃せられず、
此形式的譯法は原文の意義を發揮するに於て甚だ不完全のみならず、諸子一度此習癖に染まば修學上の害測り知るべからざるものあらん。
又之れと全く反對の自由なる意譯法は、單に譯文として見る時は兎に角、諸子が修學の助けとして遺憾甚だ多し。著者等は原文の成句成文を單位として其意義を十分に譯出し、
邦語の語法の許す限りは原文の一語をも忽かせにせざらんことを努め、且つ譯文中に屡々原文を
(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)入して譯文との關係を示し、又其※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)
の原文は直ちに和文英譯の參考たらんことに意を用ゐたり。盖し是れ至難の業、茲には著者等の意のある所を一言し、如何に之れに成功したるかは諸子の判斷に委せんとす。
最後に諸子の注意を促さんに、原文と譯文とを對照して其意義を解したるのみに放擲せば、諸子の惱中に留まるは恐らく譯文にして原文にあらざらん、
是れ英文を讀むと稱するも其實邦文を讀みたるものなり。著者等は諸子に切言す、相對照して其意義を明かにしたる後更に原文のみを數回音讀して其印象を得られんことを、
且つ譯文によりて和文英譯を試みられなば頗る有益の練習となり、著者等が此微々たる盡力を最大に利益に應用するものと云ふべし。
譯註者識
――――――
注意
譯解の都合上原書の一パラグラフを幾段にも分つの必要を生ぜり、但し段落の初行を一字劃右に寄せたるが原書に於けるパラグラフの始めと知るべし。
[#改丁]
本篇緒言
譯者は本叢書第六篇『無人島日記』の緒言に於て、『ロビンソン、クルーソー漂流記』は冐險的、商業的、實際的なるアングロサキソンの特性を具體にしたるものなることを云へり。
然れども是等の特色は未だ以て偉大なる國民を形成するに足らず、更に個人の品性を堅實にし、國民の理想を高遠ならしむる、道徳的、靈性的勢力の大なるものあるを要す。譯者は茲に本篇『アーサー王物語』に於て、
アングロサキソン人種をして眞に偉大なる國民たらしめたる、更に重要にして根本的なる其性格理想の幾分を諸子に紹介するの機を得たるを悦ぶ。
アーサー王圓卓士の物語は、五世紀の半 直譯なるもの及び之れと密接の關係ある不完全なる和譯英字書の譯語を其儘に用うるの弊害世に知られて、
英學界の呪詛となりたれども、單に代名詞、助動詞等の譯し振りを變じたるのみにして、種々の事情より此弊未だ一掃せられず、
此形式的譯法は原文の意義を發揮するに於て甚だ不完全のみならず、諸子一度此習癖に染まば修學上の害測り知るべからざるものあらん。
又之れと全く反對の自由なる意譯法は、單に譯文として見る時は兎に角、諸子が修學の助けとして遺憾甚だ多し。著者等は原文の成句成文を單位として其意義を十分に譯出し、
邦語の語法の許す限りは原文の一語をも忽かせにせざらんことを努め、且つ譯文中に屡々原文を
(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)入して譯文との關係を示し、又其※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)
の原文は直ちに和文英譯の參考たらんことに意を用ゐたり。盖し是れ至難の業、茲には著者等の意のある所を一言し、如何に之れに成功したるかは諸子の判斷に委せんとす。
最後に諸子の注意を促さんに、原文と譯文とを對照して其意義を解したるのみに放擲せば、諸子の惱中に留まるは恐らく譯文にして原文にあらざらん、
是れ英文を讀むと稱するも其實邦文を讀みたるものなり。著者等は諸子に切言す、相對照して其意義を明かにしたる後更に原文のみを數回音讀して其印象を得られんことを、
且つ譯文によりて和文英譯を試みられなば頗る有益の練習となり、著者等が此微々たる盡力を最大に利益に應用するものと云ふべし。
譯註者識
――――――
注意
譯解の都合上原書の一パラグラフを幾段にも分つの必要を生ぜり、但し段落の初行を一字劃右に寄せたるが原書に於けるパラグラフの始めと知るべし。
[#改丁]
本篇緒言
譯者は本叢書第六篇『無人島日記』の緒言に於て、『ロビンソン、クルーソー漂流記』は冐險的、商業的、實際的なるアングロサキソンの特性を具體にしたるものなることを云へり。
然れども是等の特色は未だ以て偉大なる國民を形成するに足らず、更に個人の品性を堅實にし、國民の理想を高遠ならしむる、道徳的、靈性的勢力の大なるものあるを要す。譯者は茲に本篇『アーサー王物語』に於て、
アングロサキソン人種をして眞に偉大なる國民たらしめたる、更に重要にして根本的なる其性格理想の幾分を諸子に紹介するの機を得たるを悦ぶ。
アーサー王圓卓士の物語は、五世紀の半 直譯なるもの及び之れと密接の關係ある不完全なる和譯英字書の譯語を其儘に用うるの弊害世に知られて、
英學界の呪詛となりたれども、單に代名詞、助動詞等の譯し振りを變じたるのみにして、種々の事情より此弊未だ一掃せられず、
此形式的譯法は原文の意義を發揮するに於て甚だ不完全のみならず、諸子一度此習癖に染まば修學上の害測り知るべからざるものあらん。
又之れと全く反對の自由なる意譯法は、單に譯文として見る時は兎に角、諸子が修學の助けとして遺憾甚だ多し。著者等は原文の成句成文を單位として其意義を十分に譯出し、
邦語の語法の許す限りは原文の一語をも忽かせにせざらんことを努め、且つ譯文中に屡々原文を
(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)入して譯文との關係を示し、又其※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)
の原文は直ちに和文英譯の參考たらんことに意を用ゐたり。盖し是れ至難の業、茲には著者等の意のある所を一言し、如何に之れに成功したるかは諸子の判斷に委せんとす。
最後に諸子の注意を促さんに、原文と譯文とを對照して其意義を解したるのみに放擲せば、諸子の惱中に留まるは恐らく譯文にして原文にあらざらん、
是れ英文を讀むと稱するも其實邦文を讀みたるものなり。著者等は諸子に切言す、相對照して其意義を明かにしたる後更に原文のみを數回音讀して其印象を得られんことを、
且つ譯文によりて和文英譯を試みられなば頗る有益の練習となり、著者等が此微々たる盡力を最大に利益に應用するものと云ふべし。
譯註者識
――――――
注意
譯解の都合上原書の一パラグラフを幾段にも分つの必要を生ぜり、但し段落の初行を一字劃右に寄せたるが原書に於けるパラグラフの始めと知るべし。
[#改丁]
本篇緒言
譯者は本叢書第六篇『無人島日記』の緒言に於て、『ロビンソン、クルーソー漂流記』は冐險的、商業的、實際的なるアングロサキソンの特性を具體にしたるものなることを云へり。
然れども是等の特色は未だ以て偉大なる國民を形成するに足らず、更に個人の品性を堅實にし、國民の理想を高遠ならしむる、道徳的、靈性的勢力の大なるものあるを要す。譯者は茲に本篇『アーサー王物語』に於て、
アングロサキソン人種をして眞に偉大なる國民たらしめたる、更に重要にして根本的なる其性格理想の幾分を諸子に紹介するの機を得たるを悦ぶ。
アーサー王圓卓士の物語は、五世紀の半 >>57
散々くだらない荒らしし続けてよくいうわw 般若心経は始め「仏説」からはじまるんですよ
正しくはこうなるハズ
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空
度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空
空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中
無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽
乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪
即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶 般若心経 般若心経は始め「仏説」からはじまるんですよ
正しくはこうなるハズ
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空
度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空
空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中
無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽
乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪
即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶 般若心経
般若心経は始め「仏説」からはじまるんですよ
正しくはこうなるハズ
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空
度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空
空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中
無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽
乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪
即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶 般若心経 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、
まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。
「二十面相」というのは、毎日毎日、新聞記事をにぎわしている、ふしぎな盗賊とうぞくのあだ名です。
その賊は二十のまったくちがった顔を持っているといわれていました。つまり、変装へんそうがとびきりじょうずなのです。
どんなに明るい場所で、どんなに近よってながめても、少しも変装とはわからない、まるでちがった人に見えるのだそうです。
老人にも若者にも、富豪ふごうにも乞食こじきにも、学者にも無頼漢ぶらいかんにも、いや、女にさえも、まったくその人になりきってしまうことができるといいます。
では、その賊のほんとうの年はいくつで、どんな顔をしているのかというと、それは、だれひとり見たことがありません。
二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれがほんとうの顔なのだか、だれも知らない。いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。それほど、たえずちがった顔、ちがった姿で、人の前にあらわれるのです。
そういう変装の天才みたいな賊だものですから、警察でもこまってしまいました。いったい、どの顔を目あてに捜索したらいいのか、まるで見当がつかないからです。
ただ、せめてものしあわせは、この盗賊は、宝石だとか、美術品だとか、美しくてめずらしくて、ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで、現金にはあまり興味を持たないようですし、
それに、人を傷つけたり殺したりする、ざんこくなふるまいは、一度もしたことがありません。血がきらいなのです。
しかし、いくら血がきらいだからといって、悪いことをするやつのことですから、自分の身があぶないとなれば、それをのがれるためには、何をするかわかったものではありません。
東京中の人が「二十面相」のうわさばかりしているというのも、じつは、こわくてしかたがないからです。
ことに、日本にいくつという貴重な品物を持っている富豪などは、ふるえあがってこわがっていました。
今までのようすで見ますと、いくら警察へたのんでも、ふせぎようのない、おそろしい賊なのですから。
この「二十面相」には、一つのみょうなくせがありました。何かこれという貴重な品物をねらいますと、かならず前もって、いついく日にはそれをちょうだいに参上するという、予告状を送ることです。
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
それともまた、いくら用心しても、ちゃんと取ってみせるぞ、おれの腕まえは、こんなものだと、ほこりたいのかもしれません。
いずれにしても、大胆不敵だいたんふてき、傍若無人ぼうじゃくぶじんの怪盗かいとうといわねばなりません。 そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、
まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。
「二十面相」というのは、毎日毎日、新聞記事をにぎわしている、ふしぎな盗賊とうぞくのあだ名です。
その賊は二十のまったくちがった顔を持っているといわれていました。つまり、変装へんそうがとびきりじょうずなのです。
どんなに明るい場所で、どんなに近よってながめても、少しも変装とはわからない、まるでちがった人に見えるのだそうです。
老人にも若者にも、富豪ふごうにも乞食こじきにも、学者にも無頼漢ぶらいかんにも、いや、女にさえも、まったくその人になりきってしまうことができるといいます。
では、その賊のほんとうの年はいくつで、どんな顔をしているのかというと、それは、だれひとり見たことがありません。
二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれがほんとうの顔なのだか、だれも知らない。いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。それほど、たえずちがった顔、ちがった姿で、人の前にあらわれるのです。
そういう変装の天才みたいな賊だものですから、警察でもこまってしまいました。いったい、どの顔を目あてに捜索したらいいのか、まるで見当がつかないからです。
ただ、せめてものしあわせは、この盗賊は、宝石だとか、美術品だとか、美しくてめずらしくて、ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで、現金にはあまり興味を持たないようですし、
それに、人を傷つけたり殺したりする、ざんこくなふるまいは、一度もしたことがありません。血がきらいなのです。
しかし、いくら血がきらいだからといって、悪いことをするやつのことですから、自分の身があぶないとなれば、それをのがれるためには、何をするかわかったものではありません。
東京中の人が「二十面相」のうわさばかりしているというのも、じつは、こわくてしかたがないからです。
ことに、日本にいくつという貴重な品物を持っている富豪などは、ふるえあがってこわがっていました。
今までのようすで見ますと、いくら警察へたのんでも、ふせぎようのない、おそろしい賊なのですから。
この「二十面相」には、一つのみょうなくせがありました。何かこれという貴重な品物をねらいますと、かならず前もって、いついく日にはそれをちょうだいに参上するという、予告状を送ることです。
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
それともまた、いくら用心しても、ちゃんと取ってみせるぞ、おれの腕まえは、こんなものだと、ほこりたいのかもしれません。
いずれにしても、大胆不敵だいたんふてき、傍若無人ぼうじゃくぶじんの怪盗かいとうといわねばなりません。 そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、
まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。
「二十面相」というのは、毎日毎日、新聞記事をにぎわしている、ふしぎな盗賊とうぞくのあだ名です。
その賊は二十のまったくちがった顔を持っているといわれていました。つまり、変装へんそうがとびきりじょうずなのです。
どんなに明るい場所で、どんなに近よってながめても、少しも変装とはわからない、まるでちがった人に見えるのだそうです。
老人にも若者にも、富豪ふごうにも乞食こじきにも、学者にも無頼漢ぶらいかんにも、いや、女にさえも、まったくその人になりきってしまうことができるといいます。
では、その賊のほんとうの年はいくつで、どんな顔をしているのかというと、それは、だれひとり見たことがありません。
二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれがほんとうの顔なのだか、だれも知らない。いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。それほど、たえずちがった顔、ちがった姿で、人の前にあらわれるのです。
そういう変装の天才みたいな賊だものですから、警察でもこまってしまいました。いったい、どの顔を目あてに捜索したらいいのか、まるで見当がつかないからです。
ただ、せめてものしあわせは、この盗賊は、宝石だとか、美術品だとか、美しくてめずらしくて、ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで、現金にはあまり興味を持たないようですし、
それに、人を傷つけたり殺したりする、ざんこくなふるまいは、一度もしたことがありません。血がきらいなのです。
しかし、いくら血がきらいだからといって、悪いことをするやつのことですから、自分の身があぶないとなれば、それをのがれるためには、何をするかわかったものではありません。
東京中の人が「二十面相」のうわさばかりしているというのも、じつは、こわくてしかたがないからです。
ことに、日本にいくつという貴重な品物を持っている富豪などは、ふるえあがってこわがっていました。
今までのようすで見ますと、いくら警察へたのんでも、ふせぎようのない、おそろしい賊なのですから。
この「二十面相」には、一つのみょうなくせがありました。何かこれという貴重な品物をねらいますと、かならず前もって、いついく日にはそれをちょうだいに参上するという、予告状を送ることです。
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
それともまた、いくら用心しても、ちゃんと取ってみせるぞ、おれの腕まえは、こんなものだと、ほこりたいのかもしれません。
いずれにしても、大胆不敵だいたんふてき、傍若無人ぼうじゃくぶじんの怪盗かいとうといわねばなりません。 そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、
まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。
「二十面相」というのは、毎日毎日、新聞記事をにぎわしている、ふしぎな盗賊とうぞくのあだ名です。
その賊は二十のまったくちがった顔を持っているといわれていました。つまり、変装へんそうがとびきりじょうずなのです。
どんなに明るい場所で、どんなに近よってながめても、少しも変装とはわからない、まるでちがった人に見えるのだそうです。
老人にも若者にも、富豪ふごうにも乞食こじきにも、学者にも無頼漢ぶらいかんにも、いや、女にさえも、まったくその人になりきってしまうことができるといいます。
では、その賊のほんとうの年はいくつで、どんな顔をしているのかというと、それは、だれひとり見たことがありません。
二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれがほんとうの顔なのだか、だれも知らない。いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。それほど、たえずちがった顔、ちがった姿で、人の前にあらわれるのです。
そういう変装の天才みたいな賊だものですから、警察でもこまってしまいました。いったい、どの顔を目あてに捜索したらいいのか、まるで見当がつかないからです。
ただ、せめてものしあわせは、この盗賊は、宝石だとか、美術品だとか、美しくてめずらしくて、ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで、現金にはあまり興味を持たないようですし、
それに、人を傷つけたり殺したりする、ざんこくなふるまいは、一度もしたことがありません。血がきらいなのです。
しかし、いくら血がきらいだからといって、悪いことをするやつのことですから、自分の身があぶないとなれば、それをのがれるためには、何をするかわかったものではありません。
東京中の人が「二十面相」のうわさばかりしているというのも、じつは、こわくてしかたがないからです。
ことに、日本にいくつという貴重な品物を持っている富豪などは、ふるえあがってこわがっていました。
今までのようすで見ますと、いくら警察へたのんでも、ふせぎようのない、おそろしい賊なのですから。
この「二十面相」には、一つのみょうなくせがありました。何かこれという貴重な品物をねらいますと、かならず前もって、いついく日にはそれをちょうだいに参上するという、予告状を送ることです。
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
それともまた、いくら用心しても、ちゃんと取ってみせるぞ、おれの腕まえは、こんなものだと、ほこりたいのかもしれません。
いずれにしても、大胆不敵だいたんふてき、傍若無人ぼうじゃくぶじんの怪盗かいとうといわねばなりません。 そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、
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どんなに明るい場所で、どんなに近よってながめても、少しも変装とはわからない、まるでちがった人に見えるのだそうです。
老人にも若者にも、富豪ふごうにも乞食こじきにも、学者にも無頼漢ぶらいかんにも、いや、女にさえも、まったくその人になりきってしまうことができるといいます。
では、その賊のほんとうの年はいくつで、どんな顔をしているのかというと、それは、だれひとり見たことがありません。
二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれがほんとうの顔なのだか、だれも知らない。いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。それほど、たえずちがった顔、ちがった姿で、人の前にあらわれるのです。
そういう変装の天才みたいな賊だものですから、警察でもこまってしまいました。いったい、どの顔を目あてに捜索したらいいのか、まるで見当がつかないからです。
ただ、せめてものしあわせは、この盗賊は、宝石だとか、美術品だとか、美しくてめずらしくて、ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで、現金にはあまり興味を持たないようですし、
それに、人を傷つけたり殺したりする、ざんこくなふるまいは、一度もしたことがありません。血がきらいなのです。
しかし、いくら血がきらいだからといって、悪いことをするやつのことですから、自分の身があぶないとなれば、それをのがれるためには、何をするかわかったものではありません。
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ことに、日本にいくつという貴重な品物を持っている富豪などは、ふるえあがってこわがっていました。
今までのようすで見ますと、いくら警察へたのんでも、ふせぎようのない、おそろしい賊なのですから。
この「二十面相」には、一つのみょうなくせがありました。何かこれという貴重な品物をねらいますと、かならず前もって、いついく日にはそれをちょうだいに参上するという、予告状を送ることです。
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それともまた、いくら用心しても、ちゃんと取ってみせるぞ、おれの腕まえは、こんなものだと、ほこりたいのかもしれません。
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まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。
「二十面相」というのは、毎日毎日、新聞記事をにぎわしている、ふしぎな盗賊とうぞくのあだ名です。
その賊は二十のまったくちがった顔を持っているといわれていました。つまり、変装へんそうがとびきりじょうずなのです。
どんなに明るい場所で、どんなに近よってながめても、少しも変装とはわからない、まるでちがった人に見えるのだそうです。
老人にも若者にも、富豪ふごうにも乞食こじきにも、学者にも無頼漢ぶらいかんにも、いや、女にさえも、まったくその人になりきってしまうことができるといいます。
では、その賊のほんとうの年はいくつで、どんな顔をしているのかというと、それは、だれひとり見たことがありません。
二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれがほんとうの顔なのだか、だれも知らない。いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。それほど、たえずちがった顔、ちがった姿で、人の前にあらわれるのです。
そういう変装の天才みたいな賊だものですから、警察でもこまってしまいました。いったい、どの顔を目あてに捜索したらいいのか、まるで見当がつかないからです。
ただ、せめてものしあわせは、この盗賊は、宝石だとか、美術品だとか、美しくてめずらしくて、ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで、現金にはあまり興味を持たないようですし、
それに、人を傷つけたり殺したりする、ざんこくなふるまいは、一度もしたことがありません。血がきらいなのです。
しかし、いくら血がきらいだからといって、悪いことをするやつのことですから、自分の身があぶないとなれば、それをのがれるためには、何をするかわかったものではありません。
東京中の人が「二十面相」のうわさばかりしているというのも、じつは、こわくてしかたがないからです。
ことに、日本にいくつという貴重な品物を持っている富豪などは、ふるえあがってこわがっていました。
今までのようすで見ますと、いくら警察へたのんでも、ふせぎようのない、おそろしい賊なのですから。
この「二十面相」には、一つのみょうなくせがありました。何かこれという貴重な品物をねらいますと、かならず前もって、いついく日にはそれをちょうだいに参上するという、予告状を送ることです。
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
それともまた、いくら用心しても、ちゃんと取ってみせるぞ、おれの腕まえは、こんなものだと、ほこりたいのかもしれません。
いずれにしても、大胆不敵だいたんふてき、傍若無人ぼうじゃくぶじんの怪盗かいとうといわねばなりません。 そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、
まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました。
「二十面相」というのは、毎日毎日、新聞記事をにぎわしている、ふしぎな盗賊とうぞくのあだ名です。
その賊は二十のまったくちがった顔を持っているといわれていました。つまり、変装へんそうがとびきりじょうずなのです。
どんなに明るい場所で、どんなに近よってながめても、少しも変装とはわからない、まるでちがった人に見えるのだそうです。
老人にも若者にも、富豪ふごうにも乞食こじきにも、学者にも無頼漢ぶらいかんにも、いや、女にさえも、まったくその人になりきってしまうことができるといいます。
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二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれがほんとうの顔なのだか、だれも知らない。いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。それほど、たえずちがった顔、ちがった姿で、人の前にあらわれるのです。
そういう変装の天才みたいな賊だものですから、警察でもこまってしまいました。いったい、どの顔を目あてに捜索したらいいのか、まるで見当がつかないからです。
ただ、せめてものしあわせは、この盗賊は、宝石だとか、美術品だとか、美しくてめずらしくて、ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで、現金にはあまり興味を持たないようですし、
それに、人を傷つけたり殺したりする、ざんこくなふるまいは、一度もしたことがありません。血がきらいなのです。
しかし、いくら血がきらいだからといって、悪いことをするやつのことですから、自分の身があぶないとなれば、それをのがれるためには、何をするかわかったものではありません。
東京中の人が「二十面相」のうわさばかりしているというのも、じつは、こわくてしかたがないからです。
ことに、日本にいくつという貴重な品物を持っている富豪などは、ふるえあがってこわがっていました。
今までのようすで見ますと、いくら警察へたのんでも、ふせぎようのない、おそろしい賊なのですから。
この「二十面相」には、一つのみょうなくせがありました。何かこれという貴重な品物をねらいますと、かならず前もって、いついく日にはそれをちょうだいに参上するという、予告状を送ることです。
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
それともまた、いくら用心しても、ちゃんと取ってみせるぞ、おれの腕まえは、こんなものだと、ほこりたいのかもしれません。
いずれにしても、大胆不敵だいたんふてき、傍若無人ぼうじゃくぶじんの怪盗かいとうといわねばなりません。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
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ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
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でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
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これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
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それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
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奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送って了しまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、
とじ籠こもるのが例になっていた。そこで、彼女は今、K雑誌のこの夏の増大号にのせる為の、長い創作にとりかかっているのだった。
美しい閨秀けいしゅう作家としての彼女は、此この頃ごろでは、外務省書記官である夫君の影を薄く思わせる程も、有名になっていた。
彼女の所へは、毎日の様に未知の崇拝者達からの手紙が、幾通となくやって来た。
今朝けさとても、彼女は、書斎の机の前に坐ると、仕事にとりかかる前に、先まず、それらの未知の人々からの手紙に、目を通さねばならなかった。
それは何いずれも、極きまり切った様に、つまらぬ文句のものばかりであったが、彼女は、女の優しい心遣こころづかいから、どの様な手紙であろうとも、自分に宛あてられたものは、兎とも角かくも、一通りは読んで見ることにしていた。
簡単なものから先にして、二通の封書と、一葉のはがきとを見て了うと、あとにはかさ高い原稿らしい一通が残った。
別段通知の手紙は貰もらっていないけれど、そうして、突然原稿を送って来る例は、これまでにしても、よくあることだった。
それは、多くの場合、長々しく退屈極る代物であったけれど、彼女は兎も角も、表題丈だけでも見て置こうと、封を切って、中の紙束を取出して見た。
それは、思った通り、原稿用紙を綴とじたものであった。が、どうしたことか、表題も署名もなく、突然「奥様」という、呼びかけの言葉で始まっているのだった。
ハテナ、では、やっぱり手紙なのかしら、そう思って、何気なく二行三行と目を走らせて行く内に、
彼女は、そこから、何となく異常な、妙に気味悪いものを予感した。そして、持前もちまえの好奇心が、彼女をして、ぐんぐん、先を読ませて行くのであった。
奥様、
奥様の方では、少しも御存じのない男から、突然、此様このような無躾ぶしつけな御手紙を、差上げます罪を、幾重いくえにもお許し下さいませ。
こんなことを申上げますと、奥様は、さぞかしびっくりなさる事で御座いましょうが、私は今、
あなたの前に、私の犯して来ました、世にも不思議な罪悪を、告白しようとしているのでございます。
私は数ヶ月の間、全く人間界から姿を隠して、本当に、悪魔の様な生活を続けて参りました。勿論もちろん、広い世界に誰一人、私の所業を知るものはありません。
若もし、何事もなければ、私は、このまま永久に、人間界に立帰ることはなかったかも知れないのでございます。
ところが、近頃になりまして、私の心にある不思議な変化が起りました。
そして、どうしても、この、私の因果な身の上を、懺悔ざんげしないではいられなくなりました。
ただ、かように申しましたばかりでは、色々御不審ごふしんに思召おぼしめす点もございましょうが、どうか、兎も角も、この手紙を終りまで御読み下さいませ。
そうすれば、何故なぜ、私がそんな気持になったのか。又何故、この告白を、殊更ことさら奥様に聞いて頂かねばならぬのか、それらのことが、悉ことごとく明白になるでございましょう。
さて、何から書き初めたらいいのか、余りに人間離れのした、奇怪千万な事実なので、こうした、人間世界で使われる、手紙という様な方法では、妙に面おもはゆくて、筆の鈍るのを覚えます。で
でも、迷っていても仕方がございません。兎も角も、事の起りから、順を追って、書いて行くことに致しましょう。
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。
これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。そうでないと、若し、あなたが、この無躾な願いを容いれて、私にお逢あい下さいました場合、たださえ醜い私の顔が、長い月日の不健康な生活の為ために、二ふた目と見られぬ、
ひどい姿になっているのを、何の予備知識もなしに、あなたに見られるのは、私としては、堪たえ難がたいことでございます。 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、
それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、
むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。
たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、
それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。
今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、
いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩いた。 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
まっ黒なイブニング・ドレスに、まっ黒な帽子、まっ黒な手袋、まっ黒な靴下、まっ黒な靴、黒ずくめの中に、かがやくばかりの美貌が、ドキドキと上気して、赤いばらのように咲きほこっている。
「諸君、御機嫌よう。僕はもう酔っぱらってるんです。しかし、飲みましょう。そして、踊りましょう」
美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
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「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
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片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑いんしん地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、
ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、
男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
今もいうあるクリスマス・イヴの午前一時頃、その暗黒街のとある巨大な建物、外部から見たのではまるで空家のようなまっ暗な建物の中に、
けたはずれな、狂気めいた大夜会が、今、最高潮に達していた。
ナイトクラブの広々としたフロアに、数十人の男女が、或る者は盃をあげてブラボーを叫び、或る者はだんだら染めのの尖とんがり帽子を横っちょにして踊りくるい、
或る者はにげまどう小女をゴリラの恰好かっこうで追いまわし、或る者は泣きわめき、或る者は怒りくるっている上を、
五色の粉紙が雪と舞い、五色のテープが滝と落ち、数知れぬ青赤の風船玉が、むせかえる煙草たばこのけむりの雲の中を、とまどいをしてみだれ飛んでいた。
「やあ、ダーク・エンジェルだ。ダーク・エンジェルだ」
「黒天使の御入来だぞ」
「ブラボー、女王様ばんざい!」
口々にわめく酔いどれの声々が混乱して、たちまち急霰きゅうさんの拍手が起こった。
自然に開かれた人垣の中を、浮き浮きとステップをふむようにして、室の中央に進みでる一人の婦人。
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美しい婦人は、右手をヒラヒラと頭上に打ち振りながら、可愛らしい巻舌で叫んだ。
「飲みましょう。そして、踊りましょう。ダーク・エンジェルばんざい!」
「オーイ、ボーイさん、シャンパンだ、シャンパンだ」
やがて、ポン、ポンと花やかな小銃が鳴りひびいて、コルクの弾丸が五色の風船玉をぬって昇天した。そこにも、ここにも、カチカチとグラスのふれる音、そして、またしても、
「ブラボー、ダーク・エンジェル!」
の合唱だ。
暗黒街の女王のこの人気は、一体どこからわいて出たのか。たとえ彼女の素性は少しもわからなくても、その美貌、
そのズバぬけたふるまい、底知れぬ贅沢ぜいたく、おびただしい宝石の装身具、それらのどの一つを取っても、女王の資格は十分すぎるほどであったが、
彼女はさらにもっともっとすばらしい魅力をそなえていた。
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
「黒天使、いつもの宝石踊りを所望します!」
だれかが口を切ると、ワーッというドヨメキ、そして一せいの拍手。
片隅のバンドが音楽を始めた。わいせつなサキソフォンが、異様に人々の耳をくすぐった。
人々の円陣の中央には、もう宝石踊りが始まっていた。黒天使は今や白天使と変じた。彼女の美しく上気した全肉体をおおうものは、
二筋の大粒な首飾りと、見事な翡翠ひすいの耳飾りと、無数のダイヤモンドをちりばめた左右の腕環と、三箇の指環のほかには、一本の糸、一枚の布切れさえもなかった。
彼女は今、チカチカと光りかがやく、桃色の一肉塊にすぎなかった。それが肩をゆすり、足をあげて、エジプト宮廷の、なまめかしき舞踊を、たくみにも踊りつづけているのだ。
「オイ、見ろ、黒トカゲが這はい始めたぜ。なんてすばらしいんだろ」
「ウン、ほんとうに、あの小さな虫が、生きて動きだすんだからね」
意気なタキシードの青年がささやき交わした。
美しい女の左の腕に、一匹の真黒に見えるトカゲが這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。今にもそれが、肩から頸くび、頸から顎あご、
そして彼女の真赤なヌメヌメとした、唇までも、這いあがって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕にうごめいている。
真にせまった一匹のトカゲの入墨いれずみであった。
さすがにこの恥知らずの舞踊は四、五分しかつづかなかったが、それが終ると、
感激した酔いどれ紳士たちが、ドッと押し寄せて、何か口々に激情の叫びをあげながら、いきなり裸美人らびじんを胴上げにして、お御輿みこしのかけ声勇ましく、室内をグルグルと廻り歩 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
( 2ゲットだね・・・
。o ○\____________/
.∧∧ヘヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
( ノ ) 。o○( うん・・・
./ | \ \_________/
(___ノ(___ノ
/ \ >>13
結局お前もこのスレ荒らしているじゃんか? IPさらすと荒らせねーってか
ハゲw
2ちゃん荒らすのだけが生きがいのギョウ虫死ね この長文だれや!
頭悪い奴が面白がるだけだな
内容のないつまらんコピペするやつは死ね 荒らしは無視して先に立ったこちらを使いましょう
ルール無視すると立てられなくなる
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
削除依頼お願いします いよいよ新曲が聴ける
菫路線からGemini方向へ戻ってくること希望する エソラ池袋って狭いですか?
ギリギリに行っても見られますかね? 今日は人多かったねえ
特典会残らず帰った人も多かったけど WHY@DOLL新曲MV完成、テーマは「恋人に会うまで」 - 音楽ナタリー
http://natalie.mu/music/news/220168 Victor時代の路線には戻らないって解釈していいのかな 君はsteadyはこれまでにない曲調だが
何をもってビクター路線って言ってるのか意味不明
前作のアイオライトはdiscoテイストで継続性あったし
カップリングのあなただけ〜も曖昧に続くスティービーワンダーオマージュだっただろ 4 19,686 フェアリーズ
5 19,345 SILENT SIREN
9 10,480 HR
11 7,464 エラバレシ
12 7,056 エルフロート
16 3,752 J☆Dee'Z
22 2,891 東京女子流
29 2,577 G☆Girls
43 1,902 WHY☆DOLL
68 967 A応P このタイミングで繋がりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 5月20日(土) 開催決定!! 『 IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心
お知らせ
『 IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド
〜初夏の大無銭祭〜』
【日程】 2017年5月20日(土)
【題名】 『 IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド 〜初夏の大無銭祭〜』
【時間】 開演11:00 終演20:30(予定)
【価格】 無銭 (入場無料)
【会場】 千葉・イオンモール幕張新都心 グランドモール 1階グランドスクエア
【出演】 PASSPO☆ / predia /
放課後プリンセス / アフィリア・サーガ / 仮面女子:アリス十番 / 仮面女子:アーマーガールズ / 愛乙女☆DOLL / エラバレシ /
マジカル・パンチライン /
アイドルカレッジTeamD /
アイドルカレッジTeamC / FES☆TIVE /
Chu-Z / 桜エビ〜ず / palet / つりビット / drop / ワンダーウィード / 閃光ロードショー / ぷちぱすぽ☆ / La PomPon / SiAM&POPTUNe / パンダみっく /
東京CuteCute / イケてるハーツ / じぇるの! / カプ式会社ハイパーモチベーション
/ CoverGirls / 上野優華 / ベボガ!
(虹のコンキスタドール黄組)/
きゃわふるTORNAD / Dolly Kiss /
夏芽優李 / SHiNY SHiNY ...etc
■公式サイト:http://www.daiki-sound.jp/news/md-detail/id-145
■公式Twitter:http://twitter.com/ic_expo
■主催:IDOL CONTENT EXPO / ダイキサウンド株式会社
■協力:イオンモール幕張新都心 / ヴィレッジヴァンガードイオンモール幕張新都心店 天晴れ!原宿、READY TO KISS、エルフロート、KATA☆CHU、notall、SAY-LA、
さきどり発信局、仮面ライダーGIRLS、dela(名古屋)、P.IDL、ダイヤモンドルフィー、CoverGirls、mi-na、
上月せれな、ユメオイ少女、花言葉はイノセンス、KAMOがネギをしょってくるッ!!!、うりゃおい!JAPAN、
Jewel*Mariee、Purpure☆(京都)、エモクルスコップ、永遠少女症候群 ゆゆ、病んでる私とヤまない雨、
ぷれ☆すく、サムライ×オトメ、FOR-Z/爆団マーメイド、AMAZONIGHT、CLUSTAR.、BANQUET アフィリア・サーガ/愛乙女☆DOLL/Chu-Z/READY TO KISS/ベボガ!(虹のコンキスタ ドール)/SAY-LA/ぷちぱすぽ☆/イケてるハーツ/KNU/アイドル諜報機関 LEVEL7/Chu☆Oh!Dolly/原宿物語/東京 CuteCute/仮面ライダー GIRLS...and more チャオ ベッラ チンクエッティ/Chu-Z/FES☆TIVE/マジカル・パンチライン/ぷちぱすぽ☆/イケてるハーツ/Pimm’s/天晴れ!原宿/東京CuteCute/WenDee 愛乙女☆DOLL/アフィリア・サーカ?/Chu-Z/READY TO KISS/ヘ?ホ?カ?!(虹のコンキスタ ト?ール)/SAY-LA/ふ?ちは?すほ?☆/イケてるハーツ/KNU/アイト?ル諜報機関 LEVEL7/Chu☆Oh!Dolly/原宿物語/東京CuteCute/仮面ライタ?ー GIRLS/WenDee 新星堂サンシャインシティアルタ店。’17 @ssd_alta
【Road to 噴水広場】
当店でイベント開催のアイドル様を、噴水広場へご招待!
インストアイベントにて月間売上No.1となったアイドル様へ、翌月のiPopMonthlyFes出演権をプレゼント!
エントリーは随時受付中!
#roadto噴水広場
ほわどるに恥かかせたらお前らヲタ失格な [GIRLS]
チャオベッラチンクエッティ / Chu-Z / FES☆TIVE / マジカル・パンチライン / ぷちぱすぽ☆ / イケてるハーツ / Pimm's / 全力少女R / 天晴れ!原宿 / 東京CuteCute / 閃光ロードショー / Checkmate / WenDee / さきどり配信局 TIF2017出演者 第4弾発表!
天晴れ!原宿
amiinA
Ange☆Reve
上野優華
エラバレシ
さんみゅ〜
SiAM&POPTUNe
Task have Fun
東京パフォーマンスドール
DREAMING MONSTER
Party Rockets GT
バクステ外神田一丁目
はっちゃけ隊 from PASSPO☆
ばってん少女隊
原宿物語
パンダみっく
放課後プリンセス
WHY@DOLL
RIOT BABY
La PomPon
(五十音順) 『 IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド
〜初夏の大無銭祭〜』
【日程】 2017年5月20日(土)
【題名】 『 IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド 〜初夏の大無銭祭〜』
【時間】 開演11:00 終演20:30(予定)
【価格】 無銭 (入場無料)
【会場】 千葉・イオンモール幕張新都心 グランドモール 1階グランドスクエア
【出演】 PASSPO☆ / predia /
放課後プリンセス / アフィリア・サーガ / 仮面女子:アリス十番 / 仮面女子:アーマーガールズ / 愛乙女☆DOLL / エラバレシ /
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(虹のコンキスタドール黄組)/
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〜初夏の大無銭祭〜』
【日程】 2017年5月20日(土)
【題名】 『 IDOL CONTENT EXPO @ イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド 〜初夏の大無銭祭〜』
【時間】 開演11:00 終演20:30(予定)
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〜初夏の大無銭祭〜』
【日程】 2017年5月20日(土)
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【日程】 2017年5月20日(土)
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【時間】 開演11:00 終演20:30(予定)
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■協力:イオンモール幕張新都心 / ヴィレッジヴァンガードイオンモール幕張新都心店 2人してCHEERZのイベントに参加って意味が分からない
1人で出ても厳しいこと予想されるのに 【題名】『 IDOL CONTENT EXPO@イオンモール幕張新都心 supported by ダイキサウンド 〜秋の大無銭祭〜 』
【時間】開演 11:00 / 終演 21:00(予定)
【価格】無銭(入場無料)
【会場】千葉・イオンモール幕張新都心 グランドモール 1階グランドスクエア
http://makuharishintoshin-aeonmall.com/static/detail/eventspace#sp01
【出演】純情のアフィリア / 放課後プリンセス / マジカル・パンチライン /仮面女子:アリス十番 / 仮面女子:スチームガールズ /ワンダーウィード / エラバレシ / Chu-Z / FES☆TIVE / drop
/ Ange☆Reve / じぇるの!/ G☆Girls / KissBee / 天晴れ!原宿 / さきどり発進局 / SiAM&POPTUNe / CY8ER / 青SHUN学園 / WHY@DOLL / ピュアリーモンスター / イケてるハーツ /
仮面女子候補生 / 閃光ロードショー / Chu☆Oh!Dolly / Stella☆Beats / SAY-LA / パンダみっく/ むすびズム /
CoverGirls / きゃわふるTORNADO / それでも時代はまわってます。/ カプ式会社ハイパーモチベーション / 恥じらいレスキューJPN / KAMOがネギをしょってくるッ!!!...etc
■公式サイト:http://www.daiki-sound.jp/news/md-detail/id-159
■公式Twitter:http://twitter.com/ic_expo
■主催:IDOL CONTENT EXPO / ダイキサウンド株式会社
■協力:イオンモール幕張新都心 / ヴィレッジヴァンガードイオンモール幕張新都心店 / The 1/3rd Cafe & Bar ライブまとめ
10/2 TSUTAYA 池袋AKビル店(無料)
7 渋谷クアトロ(4thワンマン!!!)
9 下北沢GARDEN
12 渋谷duo
20 O-nest(CF支援者限定)
11/5 早稲田祭
21 タワレコ新宿(無料)
22 アルバム発売日?? アキシブproject/FES☆TIVE/愛乙女★DOLL/絶対直球女子!プレイボールズ/
カプ式会社ハイパーモチベーション/Luce Twinkle Wink☆/Ange☆Reve/ワンダーウィード/
CoverGirls/アイドルカレッジ/Dear L mana/dora☆dora/フリカケ≠ぱにっく/
虹色幻想曲?プリズム?ファンタジア?
/あそびダンジョン/DREAMING MONSTER/2o Love to Sweet Bullet/Needs @「アイドルフェスティバル2017 1部」
10月29日(日) 12時00分?19時00分予定
出演予定グループ
FES☆TIVE、Chu-Z、Jewel☆Neige(exじぇるの!)、さんみゅ?、LaPomPon、、青SHUN学園、桃色革命、強がりセンセーション、Pimm’s、CoverGirls、DREAMING MONSTER、天晴れ!原宿、SiAM&POPTUNe、キャンディzoo、Maria、Chubbiness、全力少女R
(出演グループが変更する場合も有ります)
A「アイドルフェスティバル2017 2部」
11月4日(土) 12時00分?19時00分予定
出演予定グループ
Ange☆Reve、Jewel☆Neige(exじぇるの!)、Stella☆Beats、ワンダーウィード、KNU、煌めき☆アンフォレント、KissBee、桃色革命、キャンディzoo、KATA☆CHU、Cupitron、パンダみっく、くる?ずCRUiSE!、IDO★HOLIC、それでも時代はまわってます。、Chubbiness、、全力少女R その日、人類は思い出した。
奴らに支配されていた恐怖を。
鳥かごの中に囚われていた屈辱を。
というわけで
11/26 フィロソフィーのダンス定期公演に出演!
みんなの巨人が今鮮やかに蘇るよ!! 【警告】
重複です
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ここに限らずだけど
排他的なヲタが
貧乏なのに必死こいてお強さ発揮
課金イベで搾取されまくって
何だかなあとしか思えんわ ちはるんはキャリアが長くなってもすれた感じがしないねえ ビラ配りで48系のピンチケに泣かされてたのと
とにかくヲタクがクソだった記憶しかない >>248
48のピンチケに泣かされた事があるの? >>249
メジャーデビューの為にビラまきしたろ?
ドームの前でビラまきしたんだよ
2日目に昨日も俺にあったろ?覚えてないのか?とからんで泣かせてた >>250
いやつい最近界隈にやって来たばかりだからメジャーデビュー前の事は知らないんだ
ビラ貰った奴の顔なんかいちいち覚えてられるかって話しだな馬鹿だなそいつw 【警告】
重複です
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 音楽面のブレインであるレコード会社の担当者が辞めるという
twitterでは本音を吐き出しにくいネタを語るために
2ちゃんだか5ちゃんだかの痰壷は存在してるんじゃなかったのかよ?
個人的にはアルバムがラスト音源だと思ってたんで
シングル1枚出るだけでも有難いけど 年明けで上京5年目に突入し
青木さんは次の生誕でアラサーになるが
全く売れる気配も無い
さらにレコード会社の担当が退社
このままほわどるが続くとはとても思えない 【警告】
重複です
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ちはるんの妹結婚したんでしょ
そろそろちはるんも表立って恋愛したいでしょうね アイドルやめたら何したい?って質問に『好きな人に告白する』って答えたアイドルさんがいてだな ここのヲタって
対バン相手や他ヲタにtwitterで罵詈雑言浴びせる腐った輩多いな 【警告】
重複です
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 新曲の衣装見てどっかで見たことあると思ったらPEACH JOHNやないけ 突然のショウルーム出演取りやめ
もしインフルだと
生誕も中止になる可能性あるけど
大丈夫なんかな? 「今年は中止でもまた来年祝えば良い」とは言えない状況だもんな 【再警告】
重複です
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 【警告】 【厳重注意】
重複です
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 去年の6月から書き込みないで
まずはお前が書き込め >>280
七年弱やってて
日祝日開催の生誕で
300人も居ないってのは…
pay出来てるのかな
スポンサーが居てその資金でやれてるのかな ヲタって常に入れ替わるものだけどたまに現場行くと古参の人いなくなったなって思うわ >>286
昔BLAZEでワンマンやった時350だったような
キャパ800で半分以下ってのがアレだったけど
そう言えばその後の最大動員ってどれくらいなの?
代官山UNITの600って埋まったのかな
一枚で二人入れるとかドーピングしてた気がするけど
某グループはファーストでUNIT即日SOだったな UNITは地下一階やバースペースの前なども埋まった場合のクラブとして使った場合のキャパだから
ライブ会場としてはそんなに入らないよ
ほわどるのも多くみて200くらいでしょ >>289
上に掲げた某グループの時は600売ったみたいで実際詰めてもフロアに入りきれなかったんだよね
200って酷いな
TFMとかアキカルすら埋まらんじゃん >>290
埋まらないよ
だから何だ?
現場来たことねーんだろうから
余計な心配すんな
消えろ 【警告】
重複です
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ヲタ数十人しか居ないのに
IPアドレス晒せるかよ
もう一時期荒らしまくってた中坊とか言う奴も消えたし
コッチ使うぞ 今日のGlad無銭だよねえ
流石に100人は集まるかな 【警告】
重複です
複数スレ立ては禁止です
最初に立ったこちらを利用してください
【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ もう何やっても売れないんだから
各々が思い思いのやり方で楽しめばいいし
ぶっちゃけ人が少ないから「俺が支えてる」って勘違い出来るわけでしょ
表向き否定するだろうけど排他的なヲタしか残ってない 支えてるって
単に接触したいから物販で物買ってるだけだよな 恩着せがましい
CDたくさん買って配布しているもん!→実態は不要物の処分&商売妨害
誰かが言ってたよな CDたくさん買うくらいなら人連れてきてって
CD配るんじゃなくてワンマンのチケット毎回何十枚も配ってドリンク代も持ってやれるのなら支えてるって胸張って言えるかもな
これじゃ特典券付かないからやらないんだろうけど シングルCD1000円の行方
小売店(CDショップ)の取り分……25〜30%--300円
アーティスト印税……1%--10円
JASRACから支払われる印税……6%--60円 このうち約半分が事務所の取り分で、残った30円を作詞家と作曲家が等分して15円ずつ。
原盤印税(ポップス系の楽曲の場合)……12〜15%--150円
残りの480円から販売費とCD問屋さんの取り分として10〜15%--120円。
CDの容器代、ブックレットの紙代、印刷代、デザイン料、カメラマン、スタイリスト、ヘアーメイクへの支払い、撮影スタジオ代、ロケバス代などもろもろ、音以外のCD制作費として10%かかったとすると100円。
宣伝費はレコード会社次第ですが、10%前後が適当−−100円。
840円かかった残り 160円がレコード会社の利益ですが、制作費や宣伝費はたいがい赤字になるので、ここで埋め合わせをします。
だってよ
CD1000枚売れても二人には5000円ずつ 事務所やタワレコは儲からないだろうな
CD買って「支える」ならせめてもう一桁くらい積まないとな
あと買ったCD配布して商売の邪魔をしないようにしないとな 支えてるつもりの奴、何枚くらい積んでるんだろうな
偉そうなこと言ってるなら1万枚買っても高々1000万だしそれくらい積んでやれよと思う
特典券が消費できないなんてのは言い訳にならん
それじゃ結局テメェの欲望の為に買ってることになるし
つうかここのオタクの連中はファン減らすようなことするなよと思うわ
新規に人が来ても離れていくのはそういう事だろ
支えてるどころか妨げになってるんだよなぁ >>300
そんな事より金銭的に余裕あるわけでもなさそうなのに
無理して積んだり配信で課金しまくっているのを見ていると色々と考えさせられるな おれはお金を掛けずにスマートに楽しむよ
大阪堀江、品川は行きます カード使い放題の社長令嬢が積んでたのと違って
生活にさほど余裕なさそうなオッさん同士が課金競争やってるの見ると
ツラいもんある 承認欲求と接触欲求の賜物
全ては自分のために
俺の千春
これがネタじゃなくてガチだからな
だから新規は排除
推し被り敵視
お前だよお前 「ガチ恋古参ヲタが閉鎖的だから新規が付かない!」
「最前振りコピヲタが気持ち悪いから新規が付かない!」
「ビンボー人が必死に課金競争してて怖いから新規が付かない!」
一見もっともらしいけど
ガチ恋おじさんや振りコピ勢や課金バトラーが居なくなっても今さら新規なんて来ませんよ
だから皆んな好きにしたらいいと思う 大盛況だったな
こりゃ今年は武道館2daysあるかもな 【警告】
重複スレッドです
最初に立ったこちらを利用してください
【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
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重複スレッドは禁止です
詳しくはガイドラインをお読みください >>310
なら
このスレ削除するように
申請出して来いw 課金勢 課金頑張ったな
実を結んで良かったな
2位以下だったらただのcheerz運営丸儲けだったからな 実を結ぶ??
課金競争で消耗するだけで
ヲタ同士もギスギス
よくわからん雑誌の買取ページに掲載されて
何かはーちゃんの将来に結びつくとか
本気で思ってるのか? 【警告】
重複スレッドです
最初に立ったこちらを利用してください
【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
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このスレッドは削除対象です
移動してください 警告されても罰則ないんだから削除依頼出してくればいいじゃん 数人の強ヲタが課金イベで必死こいて疲弊するとか
何年遅れのことやってるんだw
万札シュレッダーに突っ込んでるのと変わらんのに
信者が集まらんカルト宗教そのもの >>305
誰のことさしてるからわかるだけに
これを書いてるのが既に他界したヲタであることを願う
表面上仲良くしてて陰口叩いてるパターンあり得るんで ドルヲタなんて
承認欲求も接触欲求も独占欲も持ってて当たり前だと思うんだわ
ましてやほわどるみたいなど地下なら尚更 話しかけられたら話はするし
こっちから話しかけることもあるけど
お前のことは病人とか危ない人っていう認識
俺の周りも同じ認識
お前には言わないけどさ お前 自覚ある本人だろ
他人のふりしてるけどさ
自分が標準 一般的
自分の思い通りにならない周りがおかしい
そう言いたげだな
あと随分周りのことを気にしてるけど
その割に全然周りが見えてないよな 【警告】
重複スレッドです
最初に立ったこちらを利用してください
【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
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移動してください ガチ恋おじさん1匹程度で潰されるなら
所詮最初からその程度のポテンシャルってこと まあ勢いあるところは埋もれちゃうからね
大阪のあの人は論外として 「ツアー前にみんなで一致結束しましょう!」
って2人が呼びかける定期公演の後
速攻で気にくわないヲタをdisるTO() 本気でファン増やしたいと思ってるなら
積んだり課金したり拡散リツイートするより
他ヲタへの攻撃控えるのがいちばんだぞ 独占したいんだからそんなことするわけないだろ
会場に来るやつに嫌な思いさせてファンをやめさせるためにやってるんだし
>>305
だよ ショールームの感じからして
ツアーのチケット全然売れてないんだろうな
悲壮感見せられるの辛い まあ ここのヲタクが
来るもの拒み
去る者は追っ払う
を続けた結果だよね
もうさ 背伸びして大箱でやらずに
身の丈にあった箱でやって
客数少ない分 客単価上げればいいんじゃ
チケ代3倍くらいにするとかさ
ここの老人会の連中なら払えるだろ 【警告】
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すみやかに移動してください 確かに自分含めて閉鎖的で気持ち悪いヲタしか残ってないけど
6年7年やって売れないんだから
本人たちの責任でしょ
というか自分で自分の売り方わかってないアイドルは
どんな優秀なスタッフがつこうが売れないと思う こうやったら売れる!
みたいな的外れなプロモート方法を素人に考えさせる機会与えちゃダメだとは思った >>332
これ見て暴走族の溜まり場になってしまって一般客が寄り付かなくなって(行くと車蹴られたり喧嘩ふっかけられたりするので)客数も売り上げも減ってしまったファミレスの話を思い出した
明らかに客のせいなのにそれを店のせいにしてる感じだな ガチ恋オッさん多いだけで
別に荒れてないだろ
客少ないからフツーに最前で観られるし
ヲタ仲間とか別にいらんから
周り気にならん 【警告】
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規約に従って利用してください
移動してください 前々からやってるけど
高校生無料って
常連のあの娘くらいしかきてないし
意味ないからやめりゃいいのに
仮に実際JK来たらおっさんたちが醜くヲタヲタするだけだし 高校生がただでも来たくない空間だからねぇ
来ても嫌な思いするのにわざわざ時間割いて来ないよね 全てが後手後手で
ビクター何やってるんだよと思うけど
あの事務所じゃなかったら売上悪いからとっくにクビ切られてるだろうし 二人の事が好きだし、ヲタがネガティブな事言ったらオシマイなんだけど
どう贔屓目に見ても一日に500人動員×2ステージっていう目標設定に無理があり過ぎるし
多分チケットの売り上げが芳しくないからだろうけど
ツアー始まる直前になって今さらどうやったら売れる?とかきかないで欲しかった
歌う事や踊る事同様にそれを考えるのは二人自身の仕事なわけじゃん
25歳と近々23歳になる大人の女性なんだから
販売戦略についてスタッフに提言出来る機会いくらでもあるでしょ 【警告】
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 四月以降のスケジュールが出てホッとした
反面絶対売れないのに続けてどうすんだろう?とも思った あれ全然満員じゃないよ
無料のお友達入場分含めても
各回200も入ってない
500ってのがいかに無謀な目標かって話 上京して5年目
今のスタッフ体制になってからだって数年経ってて
今さら直前も直前になって「ツアー全然埋まらない、どうすれば良いの?」
って泣かれても
計画性なさすぎとしか思えないし
そもそも結成7年でアラサーのメンバーもいるのに
まだ500程度の中規模の箱ですら勝負出来ない状況って
残念だけど撤退するしかない 最初っからキャパ二千の箱で
百人ちょっとしか客入ってない爆死ワンマンでスタートしてるから
良くも悪くもスカスカでも心が折れないんだろうな
https://youtu.be/TzXafTECkPc 500人ずつ入らないと解散なんだろうから
5、6人の強ヲタがチケット100枚くらいずつ買って配布すりゃ良いんだよ
下らない改革案を偉そうにツイートするよりずっとまし
ほわどるのための50万くらい
貯金崩すとかカード枠やサラ金使えばそんな難しくないだろ? 【警告】
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移動してください 初日終わっても
まだまだツアー残ってるし
ファイナル埋める目標もあるはずなのに
告知活動中休み? >>308
帽子かぶってる人が多いのははげを見られたくない為? 晒してるよりはいいだろう
若い女の子の現場なんだし Negiccoの戦略を真似しろ!
フィロのスの戦略を真似しろ!
とか言い出してるヲタいて絶句
どっちも別に売れてないし
ふてりともアイドルの定年はとっくに超えてる状況で
今更頑張ってあの程度しか売れないなら
もう辞めた方が良いじゃん ネギは熊さんがいたから熊さんを慕って人が集まって上手く行ったと思う
あの人は神みたいなもんだ ユニークで個性的な副業情報ドットコム
時間がある方はみてもいいかもしれません
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
Z1VLF 俺ダンスのことよく分からんのだけど
2人のダンスがほとんどシンクロしてないのはOKなの? >>364
世の中にはシンクロしてなくて問題ないダンスなんかいくらでもあるんだが そりゃそうだが
二人組なんだから
ピタッとシンクロするかシンメになった方が上手く見えるのは確か
まだ二人組だったときのドロシーとの2マンとか圧倒的にドロシーの方がダンス綺麗だった 週末の東京ファイナル楽しみすぎる
グリーン車とホテルも予約したよ 新幹線とホテルのパックで3万円だから別々で取るよりかなりお得
年に一度のお祭り気分
代官山unitの感動をもう一度… >>336
あそこと比べたらかわいそうだ
あそこはキッズの頃から厳しいレッスン積んでたんだよ ダンスも歌も他と差別化測れるほどは上手くなく
可愛いけど橋本環奈みたいに傑出した美少女ってわけでもなく
曲が良いといっても彼女たちが作ってるわけでもなくふたりの趣味が反映されてるわけでもなく
トークもそれなりにこなせるけどバラエティの戦場に赴けるレベルには全く及ばないし
要はベテランだからそれなりに何事もこなせるけど
それが逆にフレッシュ感がなく成長過程を楽しむ要素を奪ってる
結果結成7年でたかだか500の動員に四苦八苦
ここから浮上するチャンス絶望的では?
俺は好きだけどね 【警告】
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規約に従い移動してください あと一週間なんだから
もうある程度動員の結果は見えてるでしょ 3分の2埋まったらいいかな
あそこは後ろからだと見づらい あのハゲ友達200人いるんだ〜
マジリスペクトや! 【警告】
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ルールを守って利用してください
移動してください はるなさん
車窓を眺めながらのプレミアムモルツと柿の葉寿司が旨いです はるなさん
余韻に浸りながら春の東京を散歩です
このまま帰りたくない 後ろカメラのスペースでがっつり潰してて
一部が150〜200
二部が300から400くらい
目標の半分くらいだけど
心が折れない程度には入ったんでは?
ライブ内容は良かっただけに
ダブルアンコールのグダグダトークは要らなかったね(苦笑 マクラーレン先輩とはるなくん片思いオヤジのおかげ? 【警告】
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速やかに移動してください 動員目標ネタでヲタをざわつかせたんだから
なにがしかのコメントはして欲しい 【警告】
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コメントは移動先でしてください ここはガチで排他的な現場
ひたすら他ヲタを罵倒し続けるメンヘラじみた奴が
課金トップで生誕とかも仕切ってる 【警告】
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移動してください 料理店に例えるなら
いい料理出すけど
話したくもないのに話しかけて来て
他人の食べ方から趣味から何から何まで口出ししてくる
クソな常連が常駐してて
足が遠のくやつ 【警告】
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すみやかに移動してください 今はMIX入るの
初恋キラーチューンとサンライズだけ >>402
あるのかー、まぁ叫んでるフリすればいいだけだけどね
俺みたいな静かに観たい派はMix入るとワチャワチャした現場かな?とか参考にしたりする そこまでMIX嫌うハロヲタみたいなじんしゅが生存してることに驚くが
そもそもいま初恋とサンライズ殆どやらないし
ヲタもその二曲の時はある種の伝統としてMIX入れてるだけ
基本的には振りコピとクラップ中心
悪く言えば葬式現場 俺の好きな女性歌手、アイドル、グループ
Juice=Juice
WHY@DOLL
Especia
GALETTe
Negicco
東京女子流
SUPER☆GiRLS
GEM
アイドルネッサンス
Tomato n'Pine
西恵利香
仮谷せいら
荻野目洋子
中島美嘉
加藤ミリヤ
古内東子
吉川友 【警告】
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移動してください オールナイトミュージックで見かけたがそのPVは検索しても見かけないかな >>408
ウィキで新しい曲探して動画探したらあった WHY@DOLL/見せて聴かせて踊らせるヴォーカル・デュオ!
ツアーファイナル第2部ではジャズ界+ロック界の凄腕ミュージシャンと共に、
これまでの集大成といっても過言ではない圧巻のステージで魅了
http://www.stereosound.co.jp/column/idollove/article/2018/03/30/66553.html 【警告】
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移動してください おpガン見でいいじゃん
相手も子供じゃないどころか お姉さんって年でも無くなってきたし おばちゃん手前だし 排他敵なメンヘラ系おっさんヲタしか居なくて2人が可哀想と思うけど
新規獲得の努力をほぼ何もしてない運営と2人自身にも問題ある
いつまでもダラダラと夢にすがるの時間の無駄だよ スマートフォンデュ見た
ジジババばっかりのゲストの中でやけに可愛く見えた 公演日 2018年6月9日(土)
会場 日比谷公園 にれのき広場ステージ
時間 開場:10:00(予定) 開演:11:00(予定)
※変更の可能性ございます
料金 観覧無料
出演者 GANG PARADE / 純情のアフィリア / READY TO KISS / DEAR KISS / Chu-Z / 天晴れ!原宿 / イケてるハーツ / バクステ外神田一丁目 / SAY-LA / 東京CuteCute / monogatari / 先どり発信局 / HOT DOG CAT / NEO JAPONISM / uijin / VICTORIA SQUAD etc
公演日 2018年6月10日(日)
会場 日比谷公園 にれのき広場ステージ
時間 開場:10:00(予定) 開演:11:40(予定)
※変更の可能性ございます
料金 観覧無料
出演者 純情のアフィリア / FES☆TIVE / Luce Twinkle Wink☆ / Chu☆Oh!Dolly / READY TO KISS / Chu-Z / バクステ外神田一丁目 / 東京CuteCute / SAY-LA / Jewel☆Neige / Jewel☆Rouge / イケてるハーツ et FES/放プリ/まねケチャ/ナナランド/ワンウィ/カバガ /天晴れ/ドリモン /
ハイスピ/プレボ/monogatari/あんじゅれ/キャンゴー/アイホリ/われプワ/
フリぱに/それまる/きゅーと2/神激/放プリユース/P.IDL/LEVEL7/
Jewel☆Neige/sherbet/インキー/はっぴっぴ/トスパリ/KAGUYA 【警告】
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ヲタ少なくても回ってるうちは大丈夫
よくこんなんで成立するなってグループはたくさんある そこまでして続ける意味あるのか?
年齢的に2人とも夢を諦めて
別の道進むという岐路に立ってるだろ まぁ昨日お台場で久しぶりに見たけどフレッシュ感はゼロだったな
もちろん本人達も今更そこをポイントにはおいてないんだろうが 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ もう定期に来るレベルのヲタにはおなじみのノンストップとかやんなくても良くね?
それよりニューシングルの刺さらなさにまいってるわ 事務所スタッフさらにほわどる二人自身
まとまりがなく初見のヲタが見聞きして面白いと感じるはずもないMCを
彼女たちの人柄を伝える武器だとでも思っているのだろうか? 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 久しぶりにshowroom見たら青木さんがブサくなってた >>442
当人たちがあの衣装嫌ってるから仕方ない 6/30ららぽーと柏の葉
まさか野外のスペースじゃないよな?
伝説のガラガライベになりそうで怖い それにしても凄い数のリリイベだな
おまけに今まで行ったことのないドサ周りツアー サンライズやMMのときに比べたら
全然少ないし
どうせおまいつが積むだけ 18.6.23 WHY@DOLL レギュラー公演〜番外編〜in 金沢
18.6.23 WHY@DOLLニューシングル「Sweet Vinegar」発売記念予約イベント@イオンモールかほく
18.6.24 WHY@DOLL ニューシングル「Sweet Vinegar」発売記念予約イベント@タワーレコード上田店
18.6.25 ニューシングル「Sweet Vinegar」発売記念イベント@タワーレコード新宿
18.6.26 ニューシングル「Sweet Vinegar」発売記念イベント@新宿マルイメン屋上
18.6.27 ニューシングル発売記念イベント@ 新星堂サンシャインシティアルタ店
18.6.28 WHY@DOLL主催『2マンLIVE〜 WHY@DOLL×さんみゅ〜 〜』
18.6.29 ニューシングル発売記念イベント@とらのあな秋葉原店 NEW
18.6.30 ニューシングル『Sweet Vinegar』発売記念イベント@ららぽーと柏の葉
18.7.1 ニューシングル発売記念イベント@タワーレコード渋谷店B1F「CUTUP STUDIO」
18.7.1 ニューシングル「Sweet Vinegar」発売記念イベント@タワー新宿
18.7.3 WHY@DOLLレギュラー公演〜はる色に染めて〜vol.48
18.7.7 WHY@DOLLレギュラー公演〜番外編〜in 札幌 2マン楽しかったけど二つのユニットのファンでもGladに入りきるのは少ないな はじまってないからオワコンにもならん
どっちも売り方違えば一線に立てるポテンシャルあっただけに勿体ない 柏の葉なんてド田舎なんだから撮影可にすりゃいいのに
丸井屋上より撮りやすいだろ スカスカの観覧エリアがインターネットに晒されてしまう 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ Cさん えらくブサくなっててアレ
ここからビジュアル取ったら何が残るの 40歳、童貞、無職、呆けた親の介護
フォーカードヲタ 前日の116.5万人から約45万人減り、38%ものフォロワーを失っている。仮面女子ではグループの公式アカウントや他の一部のメンバーでも大きくフォロワーが減少した。
フォロワーは1人当り1円ほどで購入できるが相場によって変動はある。
アカウントロックの条件は使っていない事や不正に取得したものとされている、
後、自動的にフォローするツールなど、
人気の下落などそんなに落ちているわけではないので神谷えりなが
少なくとも70万ほどと時間をかけてフォロワーを増やしたかの疑いは持たれている。 近いうちに地元で見られるんだけど
このグループも撮影禁止?
と聞きに来たら画像が1枚も貼られてないから
つまり駄目か・・・カメラ持ってくのやめる 排他的なメンヘラ
行ってないのにハッシュタグ付けて「行きたかったー」って言うだけならまだしも
行った人の画像を無断転載して呟くような奴
ゴミなのはわかるけどそれ何回目だよって言う ハードスケジュールだしね。神様がくれたお休みだと思ってゆっくり休もう( ˇωˇ) 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ドルヲタなんてだいたい病んでるけど
その人はあまりにも攻撃的すぎる
自分の不必要なツイート閉鎖的な空気作ってること
わかってないのかな? TOになりたい人っていうか、TOになれば現場を自分の思い通りにできるって思ってて、そのために気に入らない奴を潰してTOになろうとしてる奴はたぶんそいつが仕切り出したらきっと崩壊のカウントダウンだよ。
だってそんな奴が仕切ってる現場行きたないもん 自分からTOになりたいとか言うやつは大抵がまともなやつではないです。
自分も何人もそう言うやつ見てきてるので。 もう何やっても売れないんだから
各々が思い思いのやり方で楽しめばいいし
ぶっちゃけ人が少ないから「俺が支えてる」って勘違い出来るわけでしょ
表向き否定するだろうけど排他的なヲタしか残ってない 支えてるって
単に接触したいから物販で物買ってるだけだよな 恩着せがましい
CDたくさん買って配布しているもん!→実態は不要物の処分&商売妨害
誰かが言ってたよな CDたくさん買うくらいなら人連れてきてって
CD配るんじゃなくてワンマンのチケット毎回何十枚も配ってドリンク代も持ってやれるのなら支えてるって胸張って言えるかもな
これじゃ特典券付かないからやらないんだろうけど シングルCD1000円の行方
小売店(CDショップ)の取り分……25〜30%--300円
アーティスト印税……1%--10円
JASRACから支払われる印税……6%--60円 このうち約半分が事務所の取り分で、残った30円を作詞家と作曲家が等分して15円ずつ。
原盤印税(ポップス系の楽曲の場合)……12〜15%--150円
残りの480円から販売費とCD問屋さんの取り分として10〜15%--120円。
CDの容器代、ブックレットの紙代、印刷代、デザイン料、カメラマン、スタイリスト、ヘアーメイクへの支払い、撮影スタジオ代、ロケバス代などもろもろ、音以外のCD制作費として10%かかったとすると100円。
宣伝費はレコード会社次第ですが、10%前後が適当−−100円。
840円かかった残り 160円がレコード会社の利益ですが、制作費や宣伝費はたいがい赤字になるので、ここで埋め合わせをします。
だってよ
CD1000枚売れても二人には5000円ずつ 事務所やタワレコは儲からないだろうな
CD買って「支える」ならせめてもう一桁くらい積まないとな
あと買ったCD配布して商売の邪魔をしないようにしないとな 支えてるつもりの奴、何枚くらい積んでるんだろうな
偉そうなこと言ってるなら1万枚買っても高々1000万だしそれくらい積んでやれよと思う
特典券が消費できないなんてのは言い訳にならん
それじゃ結局テメェの欲望の為に買ってることになるし
つうかここのオタクの連中はファン減らすようなことするなよと思うわ
新規に人が来ても離れていくのはそういう事だろ
支えてるどころか妨げになってるんだよなぁ 承認欲求と接触欲求の賜物
全ては自分のために
俺の千春
これがネタじゃなくてガチだからな
だから新規は排除
推し被り敵視
お前だよお前 すまん
いつから8月21日をアニバーサリーとして
祝う習慣になったの?
三、四年前特に何かやった記憶ないんだけど >>478
アイドル音楽業界全体にいえるが、アイドルが食えるのは物販があるから
CDで食えてるアイドルなんていない、あとは地方イベントやマスコミ媒体の仕事
特に地方イベントは実入りがいい、推測だがほわどる二人呼んで2時間くらいの
催し物に呼んでライブやってだとおそらく2,30万くらい、もちろん交通費等の経費別で
だからイベント仕事増えてほしいと思う今日この頃
あとグラッドのライブって儲け出てるんだろうか 【警告】
重複スレッドです
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 2011.8.21 1stライブ Link's
2012.8.21 1周年記念公演 Link's
2013.8.21 ふわぱリリイベ 新星堂アルパ
2014.8.21 MM5リリイベ タワーミニ八重洲口
2015.8.21
2016.8.21 音道 万代、桃源郷
2017.8.21 BBQイベ
2018.8.21 7周年記念ライブ Glad
リアルTOのツイートから判定するに
やっぱり8月21日をアニバーサリーとして
祝う風習なんてなかったんだな
恵方巻きとか初詣でとかハロウィンみたいなもんか 最近の浦谷さんの泣き芸って
本当の感動屋さんなのか
ヲタを釣るため身につけたプロ根性なのか
売れなさ過ぎてメンタル来ちゃってるのか
判断に迷うよね 7kのDVDですが、ファンのコールとか入ってますか?
誰か教えてください! 駅に広告出したい課金レースに使う金を広告費に回した方が早いな ちょっと前ならホワドル、WINKの再来なんて看板で
馬鹿売れしてもおかしくないと思うけど
事務所に力がないと売れない時代なんだな 定期とかに慣れてるとツアーファイナルの人の多さにビビるわw
あの人たち普段は何してるの? 定期はコア過ぎてね…
普段はハロプロ・脇田もなり界隈にいますよ ツアーファイナル全然入ってないでしょ
一番多かったブレイズでも300ちょいとかくらい
アレで人多いって
普段どんなド地下行ってるんだよ 最近の地下アイドルのもめ事見てると
ほわどるはヲタクに守られてるなって思う、運営がブラックかどうかわからんけど 石井さんいない編成の時のアレンジが単調すぎて眠りそうになった
アンケートにあまり良くなかったと書きそうになったけど
もちろん良いことしか書かなかった(苦笑 上半身しか見えないようなライブがいちばんきつい
ちゃんと足元まで見えるホール的な会場で見たいアイドル 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 嫌いなオタが生誕委員やってるから千春生誕行くのやめる あいつ嫌いでここ離れた友人や顔見知りの人
30人くらいいるんだよな… 札幌の街ヲタに嫌われてるのは知ってるけど
そんな知名度ある?
アプガヲタかな >>504
あれだけ北海道の古参disりまくってた頭のおかしいやつが生誕仕切ってるとか
完全終わってるな ファンがファンを減らす典型
いくら物販で金使っても
支えにならず妨げになってるという
そもそもそれだって接触目的だしな ディスられてた●方は
あの人はあの人で相当頭おかしい人だからフォロー出来ないけど
楽曲派ブロガーに粘着して叩き続けたのとか
下手糞な写真使われて激怒したのとか
精神病んでるの確実っしよ チアーズで少ない貯金崩して他ヲタ潰したり
下手な写真アップして出席率の高さをアピったり
ライブ後のヲタ飲み写真アップして派閥アピったり
彼はヲタの鑑ですよ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ さらなる内部分裂勃発
ほんとほわどるファミリー(笑)って
しょうもねえな たいしてファンもいないのに
くそみたいなやつ同士
トップヲタ争いだかなんだか知らんが
ゴミみたいな争い
うんざりだわ
しょうもないよ
ねぇ ヲタのせいで売れないんじゃないよ
2人に魅力がないからだよ 2人時代より以前からのヲタってどれくらい残ってる? というかサンライズで増えたヲタもMM5で増えたヲタも殆ど消えた
今イキってる層はクローバー(ブレイズワンマン)あたりからのヲタ 【警告】
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移動してください >>514
縦読みの仕込みの出来はいいけど
今回GOが発狂してる相手は
ガチTOじゃなくて
まみりTOだぞ この前現場にYouTuberのけみお居たけどどっちかの知り合いとかなの?
どこまでいっても渋谷は日本の東京
コラボとかやんのかな
JK増えるかもね >>524
マジかよYoutuberって
俺の千春に変な虫つかないで欲しいな 地下アイドルなんてYouTuberの肉便器がお似合いだよなw 【警告】
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 画像には生成した環境の情報が残る
本スレに書き込む勇気もないクソのくせに馬鹿なのか?
わざわざ消したツイートスクショして貼るとかお前陰湿なやつなんだな
なぁ◯◯さん 陰湿??
散々ヲタ潰しといてどの口で物言ってるんだよw 【警告】
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こちらが本スレです
移動してください ほんと
ほんとほんと
ほんとほんとほんと
ここまで大袈裟に絶賛したら提灯としか捉えられないなぁ そうだよ、だって最近Twitter見始めたばかりだもの 【警告】
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こちらが本スレです
移動してください ジーオーがまた発狂してて
いい加減新しいお薬処方して貰え
お前の不愉快なツイートが原因で足が遠のいたヲタ多いの自覚しろや
って思いました >>539
おれの知り合いだけでも10人や20人じゃ効かないからなぁ 頭のおかしい人がブツブツ怒り狂ってるの見たくないなら
リムーブなりミュートすればよいだろと思ってたけど
千春生誕があいつ仕切りとなると
twitterだけの問題じゃなくなるな >>514
この2人 キツイよな…
話しかけられたら返してはいるけど
関わりたくないのが本音
この2人 社会的にどうなんだろう
好感持てる人いるのかな 【警告】
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ せっかくの生誕イベも
不快な空気が支配することになりそうね
残念 生誕委員なんて
今回に限らず
またほわどるに限らず
癖のある独占欲の強いヲタしかやらんだろ やりたくもないのに他にやる人がいないからやらざるを得ない事もある どっちにしろ
26歳の誕生日なんて
全くめでたくない単なる死刑宣告だから
行かねー 排他的ガチ恋のなんと多いところか
ここほどヲタが新規の定着を阻んでるところ無いよな アイドル現場全体がそうでしょ
同じような話あちこちのスレで見るような気がするが 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ >>546
排他的TOの項
金づるとは思われても
いいファンとは
運営にもアイドルにも他のファンにも思われてないよね
薄らてっぺんハゲことTが
おれは信頼されてる(キリッ
とか抜かしてたけど 本スレに書き込む勇気もないやつがよくまあしゃあしゃあとそんなことが書けたもんだな
少なくともお前よりは信頼されてるだろうよ
本スレで書いてみろ 個人的にtaku氏に
不快な思いさせられたことない
ガチ恋ってて気持ち悪いとは思うけどw
go氏も現場で話すぶんには普通の人だけどね 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
こちらが本スレです
移動してください >>554
薄らてっぺんハゲ乙
周りにどう思われてるか考えた方がいいよ
ってもう遅いか
周り気にしてる割に全然周り見えてないよね まー狂信者
嫌だと思っても下手に刺激したら
何しでかすかわからんしな
腫れ物に触るように扱うだろ
粘着質で気持ち悪いのには 他の誰よりも多く晒されてるわけだし 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
直ちに移動してください
このスレッドへの書き込みは禁止です 薄らてっぺんハゲは明日大阪来るの?
後ろから見たら初日の出みてーだな
縁起悪そうだけどw 新規に塩対応なこのユニットははっきり言って売れない 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ >>562
新規に塩とまでは思わないけど
常連客に優しすぎるから
疎外感持つだろうな
MCもおまいつに向けた馴れ合いのトークだし
自分もその馴れ合ってるおまいつの一人で
二人の対応に心地良さを感じる一方
閉鎖的な現場になってる一因は二人にもあるとも感じている そうかな初めて来た人にもやさしいよ、そりゃ毎回来る人は
顔も名前も覚えるから会話もはずむさ 既存のファンと内輪で仲良くやってなさいよ
って感じてワンマン1回見て行くのやめました 対バン後物販でスタッフが忙しくてゆるゆるな時におまいつが無銭で話し掛けるのやめてほしいわ
応じちゃう方もアレだけど
それも新規にとっては疎外感を感じるのでは 【警告】
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移動してください >>568
SELENE のワンマン
ライブ自体は悪くなかったけど
最後のグダグダMCが完全にいつも来ている皆さん向けで
ああいうのnghmさん注意しろよとは思ったけど俺はいつも来ている皆さんの一員だから
結局こんなこといつまでもやってる限り絶対売れないよっていう憤りよりも
贔屓されて嬉しい気持ちの方が優っちゃうんだよね
GLADの定期も完全に数十人の常連客相手の
インナーイベント化してて
自分は常連客の一人だからそれはそれで勿論楽しいんだけど
まあこんな内輪向けのライブ何百回やろうが
横浜アリーナや武道館はもちろん
リキッドルームのリベンジすら無理だろうな
と冷めた気持ちにもなる 大阪から代官山とセレネ行ったけどライブ自体は良かった
代官山は良かった もう300も集まらんだろ
お宝くじとかで集客できそうな時に悉く
ハゲとかが排除したからな
結果あちこちの土壌にアピールして食いついてきたファンが嫌気が差して背を向けることに
独占したいハゲからしたら望む結果なんだよな ほわどる好き、大好き、歌もうまい、曲もいい,踊りもかわいい
そしてなにより二人とも、信じられないくらい可愛い
異次元のかわいさ、なのになんで売れないんだろ・・・ ファンを増やしたいと言いつつ やってきたことはこれ
CD積んで配る
→ただ接触したいだけ かつ 自分のゴミ処分 なのに恩着せがましくばら撒くことによって商機を奪う 配らなきゃ買う人も多少なりとも居るだろうに
ファン増やしたいのならたくさんチケット買ってドリンク代も出して知り合い呼んで来いって
どうせ接触も付かないし
そもそもファン増やしたくないからやらないんだろうけど >>575
アンタは知らんかもしれんが
リキッドルームや新宿の狭い箱(k4だったかな?)のワンマンの時は
流石にドリンク代までは払ってねーけど相当な枚数をヲタが買ってタダで知人に配ってるよ
それでリピーターになった人は知らんけどな(w
配ってたヲタはアンタが顔真っ赤になって叩いてる男と当時のTOだったネーチャンとかな
ってかなんでCD配るのは商機を奪う!と熱弁してる癖に
チケット配るのはOKなんだよ
同じだろ
ユニットのワンマンの友達無料サービスだってその後金払って来る新規獲得の契機になってないし
そんなもんだよ 芸能の世界で売れる売れないは「運」がほぼすべて
ファンにできることなんてない 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
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移動してください アイドルのCDなんて、リリース前後くらいしかまともに売れないでしょ
あとはイベント特典会で地味に売っていくしかない、とつぜんほわどるにはまって
新規の人がCD買ってく数なんてしれいる、それなら布教活動で配る方がまだまし >>577
ヲタクがアイドルを売れるようにするなんておこがましいよね
できることはCD買ってライブ行ってイベント参加してお金落とすことだけ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
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すみやかに移動してください ぶっちゃけ俺は今が楽しければいいと思ってるし
売れる売れないなんて正直興味ない
売れて遠い存在になっても素直におめでとうと思えるし
売れなくても今の居心地が続くだけ ももクロきっかけでアイドル好きになったから
徐々に会場が大きくなっていく
物語の併走感求めちゃう >>583
ももくろの走れやパヒュームのポリリズムみたいな
ヒット曲出たら、化けると思うんだけどなー >>584
そんな夢物語前澤の100万当たるより
可能性低い >>587
もっといただろ、少なくともフロアーの半分くらいは埋まってた
400人くらいはいたはず 【警告】
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こちらへはこれ以上書き込まないでください
移動してください >>587
リキッドでその数字は怖いね
小桃音さんソロ卒業公演で300位だったと思うけどそれでも空いてる印象だった 【警告】
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リンク先へ移動してください 生誕までにフロアの空気が良くなればいいなあ
なるかなあ
ならねえだろうなあ
いい歳こいたハゲたおっさんとかニキビ面のチビとかが
推し被り敵視とか
常に他人を気にしてイラついてたり
終わってるな 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 空気が重いのは
ヲタじゃなくてほわどるの2人と
運営の責任 売れないのはヲタの責任ではなく
2人に才能がないからだよ
いい加減認めようぜ 曲は良いとおもう
でも以前フィロのスの定期でたとき
フィロのスの曲欲しいって言ってた 3年前くらいにフィロのスにヲタクいっぱい取られたもんな
そういえばごうもそうだったな
ほわどるで積んだCDフィロのスに配って処分してたけど
あっちでカースト上がれずにこっちに出戻り
戻って来てくれてありがとうとか言われてるけど
振られた女が復縁喜んでいるように見えてみっともないな
男の方もこういう奴が周りにどう思われてるかはお察し ってか殆どDDだよ
単推しなんて5人くらいしか居ない >>602
話作ってまで
他人貶して楽しいか?
カス たくやごうやもねやパパや×××や〜がいるせいで空気が悪くなってヲタが減った
ある面当たってるだろう
でも仮にそいつらが居なかったとしても
今40人のヲタが70人になったくらいの誤差
7年8年やってワンマンでキャパ500程度の会場も埋められないのは
2人に魅力がないから >>588 みたいに歴史を修正するイカレた人間か
ガチ恋系キチガイか
誰にでもカラむ異常者か
絶えず泥酔している屑か
アイドルにすがるしかツマラナイ人生をやり過ごせない滓しか居ない現場 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ @
「この現場に行きたいけどファンが嫌で迷っちゃう……」というのに対して「本当に好きなら周りなんて関係ないでしょwww」っていきがるオタク、お前だよお前みてぇなのがいるからだよってわりと思う 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 相互フォローしている以上避けられないのかもしれないけど
一部ヲタとのDMのやり取りは禁止してほしいもんですわ DMやりとりしてるんだー
アウトでしょそんなアイドル 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
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移動してください 鳥の巣みたいな頭の上に卵乗せて
後ろから叩き割りたい たくリスペクトでてっぺんハゲ真似てんだろwww
そのうちMINAH@GELL
ミナハゲールwwwww 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 明日は生誕委員の自慰に付き合わされる日か…
ウゼェなぁ
運営に仕切ってほしいわ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ここに吐き出すくらいに悶々としてるなら行かなきゃいいだけなのに これなんだよなぁ
クソなオタクのせいで行きたくなくなる
そうやって離れていった人の多さと言ったら あの下品な格好をしたあの二人連れをどうにかしてくれや ほわどるは好きだけど、最前管理がだるかったな。
人の分取るとかやめて欲しいわ。
そんなのばっか見て嫌に気持ちになるなら、もう行きたくねーな。 残念なオタクがいる限りGlad sold outは難しいな
生誕でこんだけしか集まらんとかな グラッドの最前場所取りかw
荷物置いて他所行くのはマナー的にどうよ? 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
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書き込みは移動先にしてください てかライブに来るのに荷物がなんであんなにデカイんだ?という人多いよね
これはほわどるの現場に限らない話だが いくら平日とは言え
あの客入りはちはるんも心折れるだろ
一昨年の初台も平日だったけども
こんな少なくなかった
正直もうアイドル辞めた方が幸せになれるチャンスあるよ ビクターという名の知れたレコード会社&事務所からお誘いあったからこそ
北の大地・北海道から上京しただろう2人が
単なる底辺地下アイドルとして
終わりの見えぬ修行期間に耐えているモチベってなんなんだろ? 5年以上やってて生誕で100人ぎりぎり
よそは500とか800とか売り切れてるのにな
3、4年前に色んなところに出て知名度上げたのに
そこで来た新規をてっぺんハゲ筆頭に古参が追い出したからな
集客減も必然だわ
どんな商売でもそうだけど
一度嫌な思いをしたところに誰が再び目を向けるか この写真数えれば100人近くいるんだけどパッと見30〜40人しかいないように見えるのが問題 散々他ヲタの悪口ツイート連投してた生誕委員様が
最前管理かますとか
頭おかしすぎるだろ 生誕委員と最前管理を兼ねるのは相当な見識と胆力が無いとできない所業だね いい加減自分が最低の自己中心的な人間だって認めた方が楽になれるのに
あの人俺が怒ってるのはふたりの為だ
って本気で思ってるからな しばらく行ってないから現状が分からんのだが
その諸悪の根源みたいな奴は>>629に写ってるの? 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ >>642
むかついてるからって
そこまでする必要あるのか?
ふたりもどうかと思うけど
周りも陰湿な輩ばかりで
本当に掃き溜めみたいな現場だな おいやめろ
最前管理しようが悪口書こうが鬼ループしようがお前に迷惑かかってないだろ
文句があるなら本スレに書き込みしてみろヘタレが
こんなことしてるお前のが終わってるぞ >>629
どこもヲタなんて入れ替わるもんだけど
3年前くらいのヲタが殆ど残ってないってのは凄いな
一部の排他的な人間のせいにしてるけど
元TOの社長令嬢居なくなって
女ヲタヲタがごっそり減ったってのも
衰退の要因だなw
可愛い女ヲタがひとりでも来れば
客足増えるぞwww 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
本スレはこちらです
移動してください 昔は女ヲタの派閥あるくらい女ヲタ多かったてホントなの? >>643
吐き溜めの間違いじゃね?
痰
クソ
吐瀉物
ゴミ
膿
しょんべん みんな混ぜたらこんな感じだよ
ねぇ? 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 本当に自分が見えてないんだな
周りを気にしてるのに
周りからどう見られてるのか
運営やメンバーから本当はどう思われてるのか
わからないのか 目を逸らしてるのか
信頼されてるとか本気で思ってるんかな タクさんアンチなんて今現場にいるの?
あの人もあの人のももう他界してるやん
俺は特に何もされてないから
なんでそこまで叩くのか分からん >>653
ループうざいのはわかるけど個人の自由だし問題ないだろ
叩く意味がわからない
本スレに書き込む勇気もなくこんなとこに書き込んでるお前よりは信頼されてるんじゃねーの
>>655
おいやめろ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
本スレはこちらです てかアホみたいにgladの最前必死に確保する意味わかんね
むしろ後ろの方が全然見やすいのに
メリットはGAMEの手紙もらえることぐらいじゃね 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ >>659
特大ラブレターの人とかイキってたニキビチビを思い出すわ
名前なんて言ったっけかな 悪くはないんだけど
三曲も鬼瓦に頼まなくても良いだろ
だったらいっそ筑田さんとか
まだ業界にいるのか分からんけど横山佑輝とか
それこそコニーさんに頼んだ方がまだ
他のヲタ引っ張ってこれる可能性あるじゃん
って今さらヲタなんてなにやっても増えねーか(溜息 それより宇多丸に「ほわいあっとどーる」「北海道拠点に活動中」と言われたことをなんとかすべき >>666
増やしても
薄らハゲとかが減らしたのが
今の姿 最近はどのアイドルも楽曲がいいから、ほわどるは楽曲がいいで
評判になりにくくなってる、さらなる展開が必要だ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
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すみやかに移動してください >>669
さらなる展開って
7、8年やってダメなんだから
もう打つ手なんてねーよ
だって売れない最大の要因は2人に才能が無いからだぞ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
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規約を守って利用してください
移動してください いくら新規を増やしても
薄らてっぺんハゲらが排除し続けてきて
新規を獲得する畑を食い尽くしたのが現状
焼け野原なんだよなぁ
畑を焼くより中の害虫駆除しろよと
オメーだよオメー いい歳こいてワッチョイに怯えてここにつらつらと私怨書いてるとか笑えるな
どんなクソだよ
たくさんのこと恨んでるのお前だけだぞ
面と向かって堂々と言えねーならチラシの裏にでも書いてろや意気地なし あいつのこと嫌いなのは一人ってことは絶対ないわ
周りを気にしてる割に周りが全然見えてないのは前からずっとそうだし今後も変わらないんだろうけど
あいつ こっちのこと仲間とか友達とか思ってるかもしれないけど
こっちは関わりたく無いのに
他人がしてる話に割って入ってきたり
人の話に耳そばだててたりうざい
かといってあいつニチャニチャ粘着質だし
そうやってここ去ったのも知ってるだけで数十人居るしな
直接言ったら関わらないでくれるんかよ あの人関連で消えたの車屋のJJさんくらいしか知らんわ 被害妄想激しいしワッチョイ怖いしやべーやつだな
直接言えば?
言えねーからワッチョイ付きに書けねーんだろーけど
情けねーなお前 本スレに書き込む勇気もない可哀想なやつ…
自信がないんだろうね
推し被り敵視なのかな?
哀れ… 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
こちらが本スレです
移動してください >>684-685
ID変えてまで必死だなハゲ
そのスレ見たけど去年の8月から誰も書き込みしてないし機能してないだろ
勇気だの何だのほざいてるけど
twitterで複数垢使ってる上に捨て垢作って他人にいちゃもんつけてるお前が 何言ってるんだよ
お前のやってることちはるんに話してもあまり驚かれなかったから ちはるんも既に知ってたんだろうな あとさ 周り気にしてる割に全然周り見えてないの 何とかした方がいいぞ
直接言えとか抜かしてるけどお前本気で喋りたくない・関わりたくない奴に会ったことないだろ
お前とは関わりたくないんだわ
頼むからさ こっちから言わなくても嫌がられてることを察して近寄ってきたり話しかけてきたりしないでくれ
誰に嫌がられてるかわからないなら 相手から話しかけられた時だけ会話に参加すればいいと思うよ 684でも685でもないけど重複スレは最初に立った方使うってルールがある
そいつの肩持つわけじゃないけど使ってるかどうかは関係なく移動して先に立った方埋めないといけないのはそう @
不正行為ってアイドルからしたら
かなり「ダサすぎる」んだよなぁ…
なんで分かんないかなぁ😢 @
不正行為ってどこかで誰かが損してることになるのでやめたほうが良い。
協力プレイって聞こえの良い横入りだったり割り込みはやられるとイラっとしてしまいます。。。。 本人言われないとわからないんだろうけど
アイドルもお前のやってることわかってるから
お前に直接言わないのは 逆上してナイフでも持ちだしそうな基地外だから注意して扱ってるだけだよ
信頼とかないから
お前に対してあるのは警戒だから >>688
怖くないなら移動しようぜ
ルールはルールだしあいつにグチグチ言われるのムカつくから向こうでやろうぜ
向こうならID変えて書き込んでも分かるから嫌ってるのはお前1人じゃないってこと証明してやろうぜ >>696
わかった!すぐ行く!
だから先に待ってて! >>699
なんだビビってんじゃんw
ところで転女って楽しい? >>701
ワッチョイなんてなくたって5chは特定できるよ
知らないで書き込んでるのか?
たくとごうの写真を執拗に貼ってるやつはフィロのスのヲタクだよ フィロのスとの兼ヲタ何人いたっけな
今数えるから待ってて ちなみにほわどると転女とフィロのス
全部の兼ヲタってなるとある特定の人物になっちゃうけど
恨み買うような人じゃないけどなあ
マジでタク氏と揉めて
今も現場に残ってる人知らんわ
軽く陰口くらいは言ってるけどw 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
移動してください 関係ないとは思いますけど
転女ヲタに対する嫌味をわざわざ生誕のグループラインでお書きになってた人物がいらっしゃいましたね
関係ないとは思いますけど
その方は結構ヘビーな2ちゃんユーザーですよね
関係ないとは思いますけど
しょっちゅうTwitterでもエアリプで他ヲタや運営に対する嫌味をお書きになる方ですよね
関係ないとは思いますけど
ここで一方的に攻撃されている方はその人物が対バン相手(新潟の某グループ)に対する罵詈雑言エアリプをしつこくお書きになる件に対してお怒りでしたので二人の仲はよろしくないと思います
関係ないとは思いますので
忘れてください 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ >>706
誰だかわかったわ
あいつも癖強くて嫌なやつだな 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ 承認欲求と接触欲求の賜物
全ては自分のために
俺の千春
これがネタじゃなくてガチだからな
だから新規は排除
推し被り敵視
お前だよお前 ここはガチで排他的な現場
ひたすら他ヲタを罵倒し続けるメンヘラじみた奴が
課金トップで生誕とかも仕切ってる 料理店に例えるなら
いい料理出すけど
話したくもないのに話しかけて来て
他人の食べ方から趣味から何から何まで口出ししてくる
クソな常連が常駐してて
足が遠のくやつ 支えてるって
単に接触したいから物販で物買ってるだけだよな 恩着せがましい
CDたくさん買って配布しているもん!→実態は不要物の処分&商売妨害
誰かが言ってたよな CDたくさん買うくらいなら人連れてきてって
CD配るんじゃなくてワンマンのチケット毎回何十枚も配ってドリンク代も持ってやれるのなら支えてるって胸張って言えるかもな
これじゃ特典券付かないからやらないんだろうけど シングルCD1000円の行方
小売店(CDショップ)の取り分……25〜30%--300円
アーティスト印税……1%--10円
JASRACから支払われる印税……6%--60円 このうち約半分が事務所の取り分で、残った30円を作詞家と作曲家が等分して15円ずつ。
原盤印税(ポップス系の楽曲の場合)……12〜15%--150円
残りの480円から販売費とCD問屋さんの取り分として10〜15%--120円。
CDの容器代、ブックレットの紙代、印刷代、デザイン料、カメラマン、スタイリスト、ヘアーメイクへの支払い、撮影スタジオ代、ロケバス代などもろもろ、音以外のCD制作費として10%かかったとすると100円。
宣伝費はレコード会社次第ですが、10%前後が適当−−100円。
840円かかった残り 160円がレコード会社の利益ですが、制作費や宣伝費はたいがい赤字になるので、ここで埋め合わせをします。
だってよ
CD1000枚売れても二人には5000円ずつ 事務所やタワレコは儲からないだろうな
CD買って「支える」ならせめてもう一桁くらい積まないとな
あと買ったCD配布して商売の邪魔をしないようにしないとな 支えてるつもりの奴、何枚くらい積んでるんだろうな
偉そうなこと言ってるなら1万枚買っても高々1000万だしそれくらい積んでやれよと思う
特典券が消費できないなんてのは言い訳にならん
それじゃ結局テメェの欲望の為に買ってることになるし
つうかここのオタクの連中はファン減らすようなことするなよと思うわ
新規に人が来ても離れていくのはそういう事だろ
支えてるどころか妨げになってるんだよなぁ さらなる内部分裂勃発
ほんとほわどるファミリー(笑)って
しょうもねえな たいしてファンもいないのに
くそみたいなやつ同士
トップヲタ争いだかなんだか知らんが
ゴミみたいな争い
うんざりだわ
しょうもないよ
ねぇ ファンを増やしたいと言いつつ やってきたことはこれ
CD積んで配る
→ただ接触したいだけ かつ 自分のゴミ処分 なのに恩着せがましくばら撒くことによって商機を奪う 配らなきゃ買う人も多少なりとも居るだろうに
ファン増やしたいのならたくさんチケット買ってドリンク代も出して知り合い呼んで来いって
どうせ接触も付かないし
そもそもファン増やしたくないからやらないんだろうけど オメーが減らしたファンの数だけでも責任とって毎回チケット買っておともだち(居ねーだろうから人雇ってでも)入場させて客席埋めろよって思う
足引っ張ってるんだからさ 今や聴こうと思えばサブスクで聴けるんだからCD配る意味はいよいよ低下してるよな @taku_0528_0817🔒
鍵かけてるwwwww
複数垢な上に捨て垢使ってる癖に鍵w
卑怯者にも程があるな >>727
そこまで執拗に叩かれるようなこと
少なくとも俺はされてないから
あんたの方が気持ち悪いんだわ
マジで
あと仲良く酒飲んでる中に
あの人叩き続けてる粘着野郎が居る可能性あるから
もう現場事態が萎えちゃう >>727
>>685
勇気だなんだほざいてる癖にてめーは鍵
言ってることとやってることが逆だろうが
お前社会的に信用ある?
>>728
>>619
だってよ 前々回のシングルくらいから顕著だし
ほわどるに限った話じゃないのかもしれんが
もう新しいCDの発売って
新規ファン獲得の為の一大イベントじゃなくなっちゃったんだな
発売週につまらん対バンとか休みとか
考えられない
大手事務所でかつレコード会社系だから儲け出なくて今後も売れる可能性皆無でもCD出せて
ダラダラ続けられるってだけ
それが彼女たちにとって本当に幸せなのか Tパレだから普通にレコード会社に所属してるより利益率が高いのだけが救いだね メンバーとスタッフが懸命に新規獲得のために動いても
その新規を排除して努力を無駄にするハゲ
なのに当の本人は 支えてる 信頼されてる などと抜かしている始末 >>684
>被害妄想激しいしワッチョイ怖いしやべーやつだな
>直接言えば?
>言えねーからワッチョイ付きに書けねーんだろーけど
>情けねーなお前
>>685
>本スレに書き込む勇気もない可哀想なやつ…
>自信がないんだろうね
>推し被り敵視なのかな?
>哀れ…
などと言いつつてめーは
複数垢
捨て垢
鍵垢
本スレとやらにも書かない
周りを気にするあまり自分が見えてないし
それだけ周りを気にしてても周りも見えてないし
どうしようもないな 定期公演にヲタが50人程度しか集まらんのは
排他的なヲタがいるせいだけじゃないだろ
逆にtkやらgoやkzkを過大評価してるも同然w
所詮2人にその程度のポテンシャルしかないんだよ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/
こちらは書き込み禁止です
本スレに書き込んでください ↑ハゲ専用隔離病棟
おめーはそこから出てくんな!
さっさと巣に帰れ! 二人の話はしてねーんだよ!
おめーがいるせいで客が逃げてるって言ってんだよ! タクさんはジュンジュンさんが揉めて他界した件
すごい反省してたけどね ハゲ口臭せーから話しかけてくんなよ
つーか口開けんなよ
つーか息すんなよ
つーかワンドリンクの代わりにリステリン飲めよ
つーか近づいて来んなよ! ┏どうぐ━━━┓
┃→ちはるん ┃
┃┏━すてる━━━━━━━┓
┗┃ まいく ┃
┃ いしょう ┃
┃ ひかるぼう. ┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ままのかれー.. ┃.かっぱのさら をすてますか? ┃
┃→かっぱのさら... ┃→ はい.. ┃
┗━━━━━━━━━ ┃ いいえ.. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃かっぱのさら を すてられなかった! ┃
┃. . . .┃
┃ちはるん は のろわれてしまった!... .┃
┃. . . .┃
┃ ▼. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ かっぱのさら
こうか
のろわれる
ふぁん が へる
ふあん が ふえる
くじょう が ふえる
らいぶ でえられる おかね と けいけんち が へる >>595
どうも
ニキビ面のチビです
推し被り歓迎ですよ
一部を除いて >>602
カースト上がる気は更々無かったですけどね
運営に嫌気がさして他界 >>637
確かに自分は最低の自己中心的な人間ですが
「二人の為に怒ってる」なんて思ったことないですよw
自分が頭来たから怒ってるだけです
まあどっちにしろ見てる人には不快でしかないでしょうけどね >>663
わかってて言ってますよねw
そりゃあイキりますよあんなん >>751
成りすましかもしれないけど
ご本人なら貴方多分攻撃性鬱だと思う
心療内科等行って
ご自愛ください >>755
ありがとうございます
嘘臭いですけど本人ですw
攻撃性鬱ですか…
精神病院に勤めている友人がいるので当たってみます ホワドルのライブに初めて行くのに何か知っといた方が良い事ってある? >>757
特にない
ココで色々個人攻撃起こってるけど
どこも問題あるヲタなんているし
ここで叩かれてる人もそんなたいした問題
起こしてるわけじゃない
基本的に40代50代の疲れたおじさんがメイン客層の
穏やかで加齢臭キツめの現場
酒臭いオッサンと煙草臭いオッサンも多いので
臭いに敏感な人はマスクでもしてくれば良い >>757
特にない
ココで色々個人攻撃起こってるけど(他人のフリ)
どこも問題あるヲタなんているし(自分を底辺と比べてせめてもの優越感に浸る)
ここで叩かれてる人もそんなたいした問題
起こしてるわけじゃない(オレに比べればマシ)
基本的に40代50代の疲れたおじさんがメイン客層の
穏やかで加齢臭キツめの現場(自己紹介)
酒臭いオッサンと煙草臭いオッサンも(オレを筆頭に)多いので
臭いに敏感な人はマスクでもしてくれば良い(オレが消えろとみんな思ってるけどそうはいかねぇw)
ハゲの心の声足しといたわ カッパハゲの皿にイガグリ置いてハンマーでぶっ叩きたい
イガが折れて植毛したみたいになるから泣いて喜ばれそう https://youtu.be/9BZq34guYOo
https://i.imgur.com/fJh3g8B.jpg
ちはるんに
このハゲーーーーーー!!!!!
って言って欲しかった
ちはるんに言われたらハゲ絶頂
てっぺんハゲだけに >>758
ありがとう
TIFの時に楽曲が良さげだったのでワンマンに行ってみたいと思ってたんだ
気軽に行ってみるよ 今日はホワドルワンマンだ〜
Selene以来だから楽しみ あいつ居なきゃテンション上げられるんだけどなぁ
何で来るんだよ… >>768
他人の存在にテンション左右されるなんてアホらしいし損だぞ
どうぞ楽しんでくれ 新曲聴いてファンになってしまい、頭から曲が離れません。ダンスライブとバンドライブの違いって何ですか? >>771
ダンスライブはオケ音源でのパフォーマンスでダンスあり、バンドライブは完全にフルバンドのライブでダンスはあまりしない感じですがハモりとかもその場でリアルタイムで聴かせる感じです
どちらもそれぞれ見どころかありますが今回のツアーは特にバンドライブがお勧めできる感じだと思います >>772
いや初参加なら
間違いなくオケを使ったダンスライブでしょ
バンドはクオリティ低いし
音源とのイメージが違いすぎる
金あるなら両方行けば良いけど
どちらか片方なら
絶対にダンスの方だよ ほわどるはダンス(ていうか振り付け)が最大の武器だもんな いや今回のツアーバンドは演奏凄く良いしちはるんの怪我が完治してないと完全なダンス見れないじゃない
まあ実際のところ昼も夜も両方観るのがベストだけど んだ
両方見て違いを楽しむのも良し
片方だけでもそれはそれで十分楽しめるし
基本ハズレは無いよ >>776
北海道大阪行ってないので
知らなかったけど
バンドメンバー変えたんだ
ギターの人も?? >>776
ちはるんのケガを考慮するとそうともいえるな
下北沢までには治るかな? 大阪で行った方のSNS見ると、バンドライブ良かったってあるので、初心者にはどちらでも楽しめそうです。先ずは渋谷のイベントで生歌聞かなきゃ。 ツイッターでの礼賛はあてにならんよー
自分は前回のgladでのバンドライブ聞くに耐えないと思ったけど
表では褒めたよw 【警告】
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てっぺんハゲ隔離スレ
ハゲはこっち来んな!
巣に帰れ! カッパの皿を後ろから撃ちたい
クレー射撃みたいに
目障りなんだもん >>768
気持ち分かるぞ
嫌なことされた悪い思い出は消えないからな
ほんと駆除したい 定期公演の場所が職場の近くだったので、初めて行きました。ノリのいい曲ばかりで良かったです。帰ってから気づいたのですが、 チケットにDRINKって書いたあったのですが何に引換えできたんですか? >>791
上にあるカウンターでお酒やソフドリと替えられますよ 【警告】
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移動してください ↑ハゲ専用隔離病棟
おめーはそこから出てくんな!
さっさと巣に帰れ! ドリンク代別途ってあったので、入場後に購入するもんだと思ってました。チケット代にドリンク代込みの値段が書いてあったらわかりやすかったけど。 >>684
>被害妄想激しいしワッチョイ怖いしやべーやつだな
>直接言えば?
>言えねーからワッチョイ付きに書けねーんだろーけど
>情けねーなお前
>>685
>本スレに書き込む勇気もない可哀想なやつ…
>自信がないんだろうね
>推し被り敵視なのかな?
>哀れ…
などと言いつつてめーは
複数垢
捨て垢
鍵垢
本スレとやらにも書かない
勇気だなんだほざいてる癖にてめーは鍵
ハゲの巣に写真貼られてもハゲ出てこねーし
ハゲさぁ 全部ブーメランじゃん
みっともなさすぎるぞ
周りにあれこれ文句つける前に
てめーの行動正せよ!
周りを気にする前に
てめーを気にしろよ!
どうやって生きてきたらこんな大人になったんだよ!
親の製造物責任を問いたいわ
こんなもん作るんじゃねーよ! 次の生誕が発表されたな
今度は1月みたいに嫌な思いせずに済んだらいいな
チケット買ってもいいけど 会場には来ないで欲しいな はーちゃん自虐ネタ話していたけどちはるんより人気無いの?
信じられない そういや、、夜、大阪のライブいったけど、学生エリアあるってあいてあったのに、、
なかったw 狭かったからしょうがないか >>804-805
美人過ぎて塩対応なのかな?
数回しか見たことないけどこのまま埋もれさせちゃ可哀想 自分も学生の頃は1万円のエロゲーを買うのも躊躇するくらいお金なかった いつもはーちゃん列が早く切れちゃうのが忍びない…
俺は平等に行ってるから手助けできんけど 最近は少なくとも都内だとはーちゃんの人気がちはるんを凌ぐ時もあるよ
可愛いと美人で結構人気は均衡してるイメージだよ はーちゃんは放置されてる時の挙動が面白いからみんなが干してると思ってたw @taku_0528_0817
この数字の意味教えて はーちゃんは
ヲタの顔と名前の覚えがわるい
という地下アイドルにとって
致命的な短所がある ハゲ カフカくんって何?
カッパハゲのおっさんが くんって恥ずかしくない?
まあ周りが見えてないから恥ずかしくないんだろうな
厚顔無恥は無敵だな
その割に鍵かけてるけど あとshowroomとかtwitterのサブ垢?捨て垢?のレモンとかライムとかって何だよ
ドリアンみてーな臭気放ってるくせに 初めて見た時ははーちゃんの方が美人だと思ったわ
5年くらい前だけど 他のアイドルちゃんからほわどるさんは綺麗とか都会っぽいって言われるのは
はーちゃんの存在が大きいかと はーちゃんが新規引っ張ってきてちはるんが囲う
総括するとこんな感じ? 【警告】
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さっさと巣に帰れ! ■逮捕必至!!!極悪芸能界を裏で仕切る犯罪者達と付け込まれては弄ばれ食い物にされて売り飛ばされるアイドル達■ https://www.club-xxx.net/user/detail/96370/
A○B最終選考まで残った【芸能事務所所属】販売してます
カテゴリ:ソフトヌード年代:20〜24歳
閲覧数:1033マイリスト数:3レス数:3
どうも。芸能関係です。
今回の動画は【スマホ撮影】
A○B最終選考まで残った売れないタレント女性です。身長150cmくらいで体重は43キロです。まずムチムチな体のムチっとしたマンコをガシガシと手マンをしてから小さな口に
極太マラを突っ込み、その上シマりの良いマンコにもぶち込みました。
ひーひー言わして満足しました。生きてて良かったと純粋に思いました。 是非ご購入宜しくお願い致します。
私のスペック 長さ16 太さ15.5
先日の 現役アイドル ヨガインストラクター 元女子プロレスラー 春高バレー出場身長177 フ〇テレビ新入社員 陸上インターハイ出場身長173
上記の動画ご購入頂きありがとうございました。
【芸能事務所所属】新垣○衣似枕営業169cm
カテゴリ:ハメ撮り年代:25〜29歳
閲覧数:760マイリスト数:0レス数:3
どうも芸能関係です。
今回の動画は芸能事務所所属にしてる美人さんとのセックスです。是非お願いします。と事務所から紹介されました。雑誌グラビアの仕事を紹介するだけでこの女性と対戦できた事に感謝です。
愛想もよく美人でスタイルもシマリも良い完璧に近い女性だと個人的に思いました。まずは恥ずかしいポーズをさせてシコリました。
その後太マラをしゃぶらせてマンコの奥までぶち込んであげました。感度良好でした。
気に入りましたら是非ご購入宜しくお願い致します。他の動画も販売していますので是非ご購入宜しくお願い致します。仲間の英会話教室勤務の動画も宜しくお願い致します。
モデル事務所紹介【現役女子大生】171cm
カテゴリ:ハメ撮り年代:20〜24歳
閲覧数:1234マイリスト数:4レス数:6
どうも芸能関係です。今日は現役女子大生モデルさんとのセックスでございます。
今時モデルじゃ食べれないのでこうゆう仕事も必要なんです。仕方ないです。皆有名なモデルもタレントも女優も同じ道を通ってきたのです。
まずやらしいポーズをさせてシコりました。その後デカマラで奥までぶち込んであげました。
気に入りましたら是非ご購入宜しくお願い致します。他の動画も販売していますので是非ご購入宜しくお願い致します。
次世代スタータレント。レベルが違います。
カテゴリ:ハメ撮り年代:20〜24歳
閲覧数:1492マイリスト数:4レス数:2
どうも。芸能関係です。
今回の動画なんですが、 レベルが違う感じですね。
某大手芸能事務所からの紹介です。
今はダレ○ガレやホ○ンがハーフタレントの中で売れてると思うのですが、次かその次あたりに
この子が売れてと思います。動画写りも凄く良いのですが、間近で観るとヤバいですね。個人的には本○翼とトリ○ドルを足して二で割ったような感じだと思いました。生きてて良かったです。
身長は163で体重は48キロらしいです。
痩せ過ぎてない所が良いです。
とりあえず簡単なポーズを一通りやらせた後に
太マラをしゃぶらせてから奥までマンコにぶち込んで最後は腹の上に発射させて頂きました。
ハーフだからガバガバかと思いきやシマリが半端じゃなかったです。経験人数が1人しかいないそうなので、それが理由だと思います。
とにかく今まで色々な女を抱いてきましたがその中でも断トツに最高の女性でした。
皆さんも是非動画を購入して頂き興奮を味わって頂きたいです。
【貴重】現役アイドル研修生マグロ営業中出し
カテゴリ:ハメ撮り年代:20〜24歳
閲覧数:1229マイリスト数:3レス数:4
どうも芸能関係です。
今回の動画は現役アイドル研修生とのセックスです。プロデューサーからの紹介です。 まず全裸にして、直視しながらシコリました。
その後フェラしてって言ったら、すいません、無理です…と言われました。ちょっと頭に来て奥までぶち込んでヒーヒー言わしてやろうと思い、ぜんぎも無しにいきなりぶち込んでやりました。
そしたらなんとずぶ濡れでした。この子は感情を表に出すのが苦手なようでした。そんなウブな子を喘がしたいと思い色々な体位で攻めました。ですが終始マグロでした。でもずぶ濡れでした。
私は意外とマグロに興奮すると自覚しました。リアルなマグロ営業が観れる動画です。気に入りましたら是非ご購入宜しくお願い致します。他の動画も販売してますので是非ご購入宜しくお願い致します。
仲間の英会話教室勤務の動画も宜しくお願い致します。 結局CDどれくらい売れたんよ?
支えてるとか抜かしてる奴は何枚積んだんだよ? 支えてるって
単に接触したいから物販で物買ってるだけだよな 恩着せがましい
CDたくさん買って配布しているもん!→実態は不要物の処分&商売妨害
誰かが言ってたよな CDたくさん買うくらいなら人連れてきてって
CD配るんじゃなくてワンマンのチケット毎回何十枚も配ってドリンク代も持ってやれるのなら支えてるって胸張って言えるかもな
これじゃ特典券付かないからやらないんだろうけど シングルCD1000円の行方
小売店(CDショップ)の取り分……25〜30%--300円
アーティスト印税……1%--10円
JASRACから支払われる印税……6%--60円 このうち約半分が事務所の取り分で、残った30円を作詞家と作曲家が等分して15円ずつ。
原盤印税(ポップス系の楽曲の場合)……12〜15%--150円
残りの480円から販売費とCD問屋さんの取り分として10〜15%--120円。
CDの容器代、ブックレットの紙代、印刷代、デザイン料、カメラマン、スタイリスト、ヘアーメイクへの支払い、撮影スタジオ代、ロケバス代などもろもろ、音以外のCD制作費として10%かかったとすると100円。
宣伝費はレコード会社次第ですが、10%前後が適当−−100円。
840円かかった残り 160円がレコード会社の利益ですが、制作費や宣伝費はたいがい赤字になるので、ここで埋め合わせをします。
だってよ
CD1000枚売れても二人には5000円ずつ 事務所やタワレコは儲からないだろうな
CD買って「支える」ならせめてもう一桁くらい積まないとな
あと買ったCD配布して商売の邪魔をしないようにしないとな 支えてるつもりの奴、何枚くらい積んでるんだろうな
偉そうなこと言ってるなら1万枚買っても高々1000万だしそれくらい積んでやれよと思う
特典券が消費できないなんてのは言い訳にならん
それじゃ結局テメェの欲望の為に買ってることになるし
つうかここのオタクの連中はファン減らすようなことするなよと思うわ
新規に人が来ても離れていくのはそういう事だろ
支えてるどころか妨げになってるんだよなぁ ファンを増やしたいと言いつつ やってきたことはこれ
CD積んで配る
→ただ接触したいだけ かつ 自分のゴミ処分 なのに恩着せがましくばら撒くことによって商機を奪う 配らなきゃ買う人も多少なりとも居るだろうに
ファン増やしたいのならたくさんチケット買ってドリンク代も出して知り合い呼んで来いって
どうせ接触も付かないし
そもそもファン増やしたくないからやらないんだろうけど オメーが減らしたファンの数だけでも責任とって毎回チケット買っておともだち(居ねーだろうから人雇ってでも)入場させて客席埋めろよって思う
足引っ張ってるんだからさ >>576
継続的に来そうなのを散々排除して芽を摘んで来たんだから責任持ってサクラでも何でも毎回連れて来いよって話 マジックモーションNo5の住宅地みたいな場所はどこかわかる?多摩地区とか横浜方向? >>831
新規排除とはどのようなことをしてきたのでしょうか? ずっとココでたくさんに粘着してる人
具体的なこと何も書いてないから
同感できないのよ
何されたのか書いてよ
それで貴兄が特定されるリスクはあるにせよ
今だとただでさえ少ないヲタが
内部抗争してるの見せつけてるだけで
何も良いことない あともう一人たたかれてる
ごうさんは
まああれだけツイッターで
色々吐き出せば
敵視する人もいますよ
イライラする時は人間誰しもあるけど
胸に貯めることも必要ですよ
気をつけましょ ハゲ カフカくんって何?
カッパハゲのおっさんが くんって恥ずかしくない?
まあ周りが見えてないから恥ずかしくないんだろうな
厚顔無恥は無敵だな
その割に鍵かけてるけど @taku_0528_0817
この数字の意味教えて 今回の新譜悪くはないんだけど
それ程良くもない曲ばっかだな
前作のオーサムなんとかのシングルもイマイチだったし
最大の売りだったはずの楽曲が
あの程度の出来って
終わりじゃね? ライブ映えとは要するに「沸き曲」ってことだよね
自分も「沸き」よりも「ノリノリ」の方が好き ケ・セラ・セラは
ppphとかコール入れやすい
ど真ん中のアイドルソングなんだけど
今さらこんな曲やったからって
消えたサンライズの頃のヲタが戻って来るわけでもないし
新規のヲタがつくわけでもないし
吉田哲人さん的には「やっとオレも普通のアイドルソングの因数分解が解けた!」って感じなんだろうけど
それこそ彼のルーツである渋谷系の香りがする曲書いてくれりゃ
まだネギヲタとか行き場を無くしたバニビヲタとかフェイントスターやエスペシアヲタあたりが
引っかかった可能性有るのに
とか思ってしまったけど
そんな事ツイッターで吐き出すと
ふたりもテットもnghmさんもイラッとするだけだと思うので
ココで吐き出させていただきます 「ネギヲタとか行き場を無くしたバニビヲタとかフェイントスターやエスペシアヲタあたり」
狙うのはそこだよな〜 それこそ
nghmさんルートで
アイドルファンク作りの名作曲家・寺田光男先生に
曲書いて貰って
吉田哲人がアレンジすれば良いのに
とか妄想しますわ ハゲ カフカくんって何?
カッパハゲのおっさんが くんって恥ずかしくない?
まあ周りが見えてないから恥ずかしくないんだろうな
厚顔無恥は無敵だな
その割に鍵かけてるけど @taku_0528_0817
この数字の意味教えて >>684
>被害妄想激しいしワッチョイ怖いしやべーやつだな
>直接言えば?
>言えねーからワッチョイ付きに書けねーんだろーけど
>情けねーなお前
>>685
>本スレに書き込む勇気もない可哀想なやつ…
>自信がないんだろうね
>推し被り敵視なのかな?
>哀れ…
などと言いつつてめーは
複数垢
捨て垢
鍵垢
本スレとやらにも書かない
勇気だなんだほざいてる癖にてめーは鍵
ハゲの巣に写真貼られてもハゲ出てこねーし
ハゲさぁ 全部ブーメランじゃん
みっともなさすぎるぞ
周りにあれこれ文句つける前に
てめーの行動正せよ!
周りを気にする前に
てめーを気にしろよ!
どうやって生きてきたらこんな大人になったんだよ!
親の製造物責任を問いたいわ
こんなもん作るんじゃねーよ! はーちゃん基本的に殆どファボらないコで
ファボる場合も「ほわどる」「WHY@DOLL」のキーワードが含まれているツイートのみなんだけど
2年ほど前に新卒で就職し地方勤務が要因で他界したイケメンヲタだけは特にそれらのワードがなくてもファボる
まあそりゃそうだよなw >>846
多少の集客のために渋谷系にするより、ほわどるとスタッフの好きな音楽を追求するほうがいいと思う
予算とか現実的な壁はあるだろうけど、今さら誰かの二番煎じをやってもねー ほわどるの二人が好きな路線だと
パヒュームみたいなテクノか
Kポップってことだぞ
それこそ三番煎じ四番煎じだわ まもなく日本から世界経済が崩壊し、世界教師マYトレーヤとUFOが出てくる。
それからベーシックインカムがはじまるので、20年間ヒキコモリの人でも死にはしない。
むしろ、心配するなら被曝のほう。
【メルトダウンA級戦犯】 『非常用発電機』安倍が放置 『非常用空冷回路』小泉が撤去 死刑求刑
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1552357792/l50 経済が崩壊するのにベーシックインカムの財源はどこにあるんだ? >>861
今あるあらゆる社会保障をベーシックインカムに一本化する
それら現行社会保障を管轄・運営していた行政機構をすべて廃止する
ベーシックインカムは全員一律に同一金額を支給するだけだから運営は超簡素化できる 生誕グッズのTシャツ 5XLまであるな
またニキビチビが喧嘩吹っかけそう
しかし吹っかけられた喧嘩買ってやればいいのにって思う
ぶん殴れば一発だと思うんだが
チビだし
もしアレなら加勢してやってもいいけどアレと1対1で負けるやつ居ないだろうしな 今度の生誕も1月に続いて残念な気持ちになるのかな
生誕委員()のオナニーに付き合わされたり
最前管理からの割り込みに開演前からテンション下げられたり
4月はチケット代だけ払って来ないで欲しいな
つーか運営が生誕仕切れよ
限られたファン()の私物じゃねーんだし
このファン()の姿勢がブレイクを妨げてるんだよな 彼は千春生誕しか参加してないよ
この板のクソみたいな書き込みに正体晒してわざわざ謝罪の返信してるやつといつまでもネチネチと匿名で叩いてるやつどっちが終わってるんだろうな
謝ってるやつ叩き続けるとかお前人としての心あるのか 【警告】
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移動してください ↑ハゲ専用隔離病棟
おめーはそこから出てくんな!
さっさと巣に帰れ! >>865
あの人twitterで気狂いじみた他ヲタ攻撃してたの
一度や二度じゃないぞ
いつまでもネチネチ叩かれても仕方ないよ まあ散々悪いことをしたヤツがゴメンやめますって言ったところでそれまでの悪事も 嫌な思い出も消えることはないからな
不正行為の害を被った方にとっては 同じ空間に居るだけで不快だし迷惑
二度と視界に入って欲しくないし
消えてもらいたい
そう思ってるんじゃないかな >>863
5xlのボーダーっぽい巨漢
生誕来ないでしょ
金なさそうだし
まあ「行かない」「行けません」「他界しました」「病みました」
とかって言いながらしれっと来るタイプではあるけどw 結局
たった1人のうるせーヲタの為に他に誰も買うはずないサイズの生誕Tシャツ作ったり
たった1人のうるせーヲタがその時間は遠征の飛行機乗ってるからチケット買えないって
アピっただけでイキナリ発売時間変更したり
たった1人のうるせーヲタが「その時間は流石に仕事してるから顔出せない」って言ったら
リリイベの時間変更したりする
どこまでも太客の欲求には従順な地方のスナックみたいな運営っていうか二人だよね あんたの会社はお客様の声って大切にしないのか?
そいつ1人のことって思ってる時点で思考が短絡過ぎるんだよ
ヲタクの声はキッカケにすぎない
そういう意見拾い上げて企業として考えた結果、対策を講じる方が得策と企業として判断したんだろ
それもできないような運営が多い中機動力高くて評価できると思うけどな 短絡思考くんは勘違いして読みそうだからわかりやすく補足しとくな
1人が言ったことに対して他の人も同じ需要がある、不都合が発生していると判断して総合的に考えた結果、企業としてプラスになるように動いたってことな
真裏の人気ライブの時間避けて時間変更きたこともあったよな
よくリサーチして動いてると俺は思うぞ 謝ったのにまたやったら叩けばいいんじゃねーの
頻繁に見てないから知らないけど謝ってからはやってないなら反省してるんじゃないのか
肩持つわけじゃないけど
これまでよりこれからが大事だろ >>874
5XLの服なんて
UNIQLOやZARAのような
世界規模のファストファッションブランドでも用意されてない極めて特殊なサイズだよ
完全にたった一人の声の大きなヲタの威圧に屈して用意されてるだけ
あと一部のヲタを優遇するような
チケットの販売時間変更やら
リリイベのスタート時間変更なんて
他の多くのヲタにとっては不快な依怙贔屓でしかない
つまり既存顧客のニーズに応えようとするあまり
新規参入を妨げる閉鎖的な空気を作っているに過ぎない
極少数の高額所得者の顧客相手に商売するジャンルならわかるけど
アイドル稼業って広い層に受け入れられる事が使命の商売じゃないんですかね?
二人のことは勿論好きだし
今の長濱さんも以前の山本さん鈴木さんも良い方だと思うけど
上京して5年以上たって数十人しか定期公演に集まらない現状が全てだと思う 糞なヲタクを擁護してるのって
結局加害者の身勝手な論理なんだよな
被害者の人権は無視して
加害者の人権には過剰な配慮
悪貨は良貨を駆逐するとはよく言ったもので >>877
お前の理論上都合のいい条件ばかり集めすぎなんだよ
他のライブのこと考えて開演時間ずらすのは専ヲタにとっては関係ないし不愉快なことでしかないけどライト層取り込むために変更してる
需要があるかどうかはマネージャーさんは他のヲタクにも意見聞いたりしてるぞ
断片的にしか見えてこない都合のいいことだけ拾わずに全部考えてものを言えよ >>879
全部考えてモノ言うと
ビクターという大手事務所に所属して五年も経って定期公演が50人前後
ワンマンに300人程度しか集まらないって結果が全てなんでは?
あと全然こちらの書いた事とレスが噛み合ってない
理論上都合の良いことだけしか見てないのそっちでは
まあ私も勿論都合の良いことしか見てないっすけどね 995 名無し募集中。。。 2019/03/17(日) 08:16:39.95 0
ほわどるちゃんは年1〜2回くらいは見るけど
ライブでの集合写真の限界集落的な客層と助成アイドル板のスレの
泥沼っぷりを見ていたら新規が行きたくなるとは思えない 今からでもいいから出禁にすればいいのに
実際こいつらが嫌で来なくなった者が何人も居るんだし 【警告】
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さっさと巣に帰れ! はーちゃん生誕10日前だけど
TとG来ないで欲しいな
居るだけで不快だし
マジ駆除して欲しいわ 【警告】
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おめーはそこから出てくんな!
さっさと巣に帰れ! >>883
>>888
同意
そうだよな
めっちゃわかる ハゲ カフカくんって何?
カッパハゲのおっさんが くんって恥ずかしくない?
まあ周りが見えてないから恥ずかしくないんだろうな
厚顔無恥は無敵だな
その割に鍵かけてるけど @taku_0528_0817
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>直接言えば?
>言えねーからワッチョイ付きに書けねーんだろーけど
>情けねーなお前
>>685
>本スレに書き込む勇気もない可哀想なやつ…
>自信がないんだろうね
>推し被り敵視なのかな?
>哀れ…
などと言いつつてめーは
複数垢
捨て垢
鍵垢
本スレとやらにも書かない
勇気だなんだほざいてる癖にてめーは鍵
ハゲの巣に写真貼られてもハゲ出てこねーし
ハゲさぁ 全部ブーメランじゃん
みっともなさすぎるぞ
周りにあれこれ文句つける前に
てめーの行動正せよ!
周りを気にする前に
てめーを気にしろよ!
どうやって生きてきたらこんな大人になったんだよ!
親の製造物責任を問いたいわ
こんなもん作るんじゃねーよ! カッパ害獣だよね
カッパの巣
燃やしたいよね
カッパの巣に火炎瓶投げ込みたい なんか一部も二部も盛り上がりに欠けて
イマイチなツアーファイナルだった
単に自分が飽きただけなんだろうけど ダサみが強すぎるshun楽曲をやらなかった点だけは評価 それよくわかるわーw
まあTパレ以降の曲もみんなパクリだらけの偽ダンスポップで
ダサみ強すぎるけど ワンマン前は散々書き込みあったのに
肝心のワンマンの後は静かだな
要するにココで煽ってるヤツ
単なる在宅なんだろ?
ショールームみてYouTubeで曲聴いて
一銭も落とさない ワンマン後に書き込みが少なくなる事と在宅か否かの関係性が全く分からないんだけど @
自分の推しのファンが増えれば嬉しいのは当たり前。自分よりも頻繁にライブに足を運んだり、物販で金使ったりするオタが現れてたときも嬉しいと感じるかどうかで、自分が厄介になってるかどうかが分かる。 >>905
これここの病人どもに訊きたいわ
おいカッパハゲどうなんだよ!
代表して答えろや 新しいネタもなくカッパハゲとやらにずっと粘着してる >>907 みたいなキモいヲタクがいるからほわどるちょっと行きたくないなあ https://youtu.be/_IuTJ9BnjUc
これ見てるとまんまGじゃんって思うわ
>>229とかさ
カッパハゲ?
とやりあって共倒れになればいいのにね 親方は40代で童貞だし
多分自己愛性人格障害か境界性人格障害で
転職と引越し繰り返して
暴飲暴食抑えられなくて体重120キロオーバーだし
他人との距離感がおかしいし
躁鬱の波が激しくて
豪さんとかカズキさんだけじゃなく数多くのヲタと軋轢起こして陰でメチャ嫌われてたし
はーちゃんへのポエムリプは
普通の人間なら病むレベルの気持ち悪さだったけど
悪い人じゃないし
死ねとか言っちゃいけないと思います 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ↑ハゲ専用隔離病棟
おめーはそこから出てくんな!
さっさと巣に帰れっつってんだろーがこのクソハゲ! >>888
>はーちゃん生誕10日前だけど
>TとG来ないで欲しいな
>居るだけで不快だし
>マジ駆除して欲しいわ
同意
しねとは言わないけど
せめて明日だけでも
出来れば明日以降ずっと消えて欲しい
チケット買うのは止めないけど
入場はもちろんだが来場も控えてくれ https://i.imgur.com/1jK5hww.jpg
いくら平日
しかも年度始めでリーマンが休みにくい日
とは言っても
生誕でこの客入りは終わり過ぎだろ 来週の定期2部のチケット
10時半ころは買える状態になってたけど、買った人いるのかな?
今はページ表示されないけど。 >>915
また最前取れないとゴネだす
関西在住の元ま●りTOに対する忖度発動? 婚活中のハゲに捧ぐ!【女の本音】友人に薄毛男子を紹介した実話
https://s8000.works/archives/
多くの女性がハゲを気にしない」なんて嘘だ!
実際にハゲを紹介された時の女性のテンション
今回紹介した女性5人
どんなに見てみぬふりしても、ハゲを払拭する事ができない
ハゲ=恋愛対象外
ハゲとはキスできない!
一般人+ハゲ+彼女いない=それが答え
後日談:ハゲが原因で振られたと確信した出来事
多分毛を生やすのが1番簡単な婚活手段 はわどるに限った話じゃないけど
三年前くらいから応援してる
表面的には熱くなって支えているようにみえる層が
実は惰性で来てるだけで
ライブ終わりのヲタ飲みがメインになってんだよな ヲタとつるむのが楽しくて通い続けてくれる間にメンバーや運営が新たな魅力を見せないとな
ヲタを悪く言う必要はない 飲みながら話してるのは他のアイドルの話ばかりだけどな SNSで年余に渡り他人を攻撃しまくっている上に生誕委員と最前管理で開演前から生誕公演をぶち壊したごう
同じく年余に渡りSNSでも会場でも他人を普通に攻撃しまくるだけでは飽き足らず複数垢 捨て垢まで使って攻撃 そして本垢は鍵かけているカッパハゲ
お前らのことだよ! 【警告】
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http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ↑ハゲ専用隔離病棟
おめーはくせーし迷惑だからそこから出てくんな!
さっさと巣に帰れっつってんだろーがこのクソハゲ!
巣に籠って一人でシコってろ! @
「この現場に行きたいけどファンが嫌で迷っちゃう……」というのに対して「本当に好きなら周りなんて関係ないでしょwww」っていきがるオタク、お前だよお前みてぇなのがいるからだよってわりと思う ここに吐き出すくらいに悶々としてるなら行かなきゃいいだけなのに これなんだよなぁ
クソなオタクのせいで行きたくなくなる
そうやって離れていった人の多さと言ったら ほわどるは好きだけど、最前管理がだるかったな。
人の分取るとかやめて欲しいわ。
そんなのばっか見て嫌に気持ちになるなら、もう行きたくねーな。 残念なオタクがいる限りGlad sold outは難しいな
生誕でこんだけしか集まらんとかな 5年以上やってて生誕で100人ぎりぎり
よそは500とか800とか売り切れてるのにな
3、4年前に色んなところに出て知名度上げたのに
そこで来た新規をてっぺんハゲ筆頭に古参が追い出したからな
集客減も必然だわ
どんな商売でもそうだけど
一度嫌な思いをしたところに誰が再び目を向けるか 散々他ヲタの悪口ツイート連投してた生誕委員様が
最前管理かますとか
頭おかしすぎるだろ @
不正行為ってアイドルからしたら
かなり「ダサすぎる」んだよなぁ…
なんで分かんないかなぁ😢 @
不正行為ってどこかで誰かが損してることになるのでやめたほうが良い。
協力プレイって聞こえの良い横入りだったり割り込みはやられるとイラっとしてしまいます。。。。 ┏どうぐ━━━┓
┃→ちはるん ┃
┃┏━すてる━━━━━━━┓
┗┃ まいく ┃
┃ いしょう ┃
┃ ひかるぼう. ┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ままのかれー.. ┃.かっぱのさら をすてますか? ┃
┃→かっぱのさら... ┃→ はい.. ┃
┗━━━━━━━━━ ┃ いいえ.. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃かっぱのさら を すてられなかった! ┃
┃. . . .┃
┃ちはるん は のろわれてしまった!... .┃
┃. . . .┃
┃ ▼. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ かっぱのさら
こうか
のろわれる
ふぁん が へる
ふあん が ふえる
くじょう が ふえる
らいぶ でえられる おかね と けいけんち が へる まあ散々悪いことをしたヤツがゴメンやめますって言ったところでそれまでの悪事も 嫌な思い出も消えることはないからな
不正行為の害を被った方にとっては 同じ空間に居るだけで不快だし迷惑
二度と視界に入って欲しくないし
消えてもらいたい
そう思ってるんじゃないかな 今からでもいいから出禁にすればいいのに
実際こいつらが嫌で来なくなった者が何人も居るんだし https://i.imgur.com/1jK5hww.jpg
いくら平日
しかも年度始めでリーマンが休みにくい日
とは言っても
生誕でこの客入りは終わり過ぎだろ Gladでこれだけ集まればフロアの感覚としては満員じゃね? ふたりで生きてゆければっていつからあんなにダサくなった?
あれならSHUN曲の方がまだマシなレベル >>945
何言ってんだてめー
MIX最高じゃねーか
ライヴ映えなんだろ? カッパの皿に
虫ピン千本刺したいな
植毛みたいになって
カッパも泣いて喜ぶだろ
ついでに電流流したら刺激で毛も生えてきそう 本音が語れる便所の壁なので
ツイッターとかで吐き出せないこと書くけど
定期のバンド公演とか要らないわ
下手くそなキャバレーバンドみたいな演奏聞かされるのしんどい ここはたくとごうの話か路線批判しか話題が無いんかよ
まともな話題で盛り上げようってやつは一人もいないんかよ >>949
バンド公演の入りが明らかに悪けりゃ考えるだろ
やる方もファンが喜ぶと思ってやってんだから「喜んでないの?」となったら変えてくるに決まってる バンド
ふたりはアーティストっぽいことやってるっていう満足感ありそうなんで
表立って文句言えんよ 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
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移動して書き込んでください ↑ハゲ隔離病棟の入り口貼ってるハゲ
子供の頃誕生日会にクラスメイト招待しても
誰も来なかっただろ
https://i.imgur.com/E6fd1JS.jpg
誰にも相手にされないのも可哀想だから
オレが相手してやるわ
病棟内は病気が蔓延してるから入らねーけどな ハゲさぁ
現実社会できっと誰にも相手にされなくて
寂しさからハゲちゃったんだろうけど
ここ来たら(金出せば短時間でも)相手にしてもらえるから
気持ち悪いループ芸かましてるんだよね
でも金で得た歓心(相手からしたら本当は気持ち悪いから業務上の義務であって歓心ですら無いんだけど)じゃ寂しさは紛れないのかハゲ治んないね
周りのオタクに気持ち悪がられてるのに気づいてそのストレスでハゲてるのかな?とも思ったけどオメーは周り見えてねーしそれはねーか
そのくせ鍵かけてるけど
勇気だ何だとほざいてるのにてめーは鍵
せっかくだから家に鍵かけて出てこない方がいいよ あとハゲさぁ
何度も言ってるけど
俺が他人と話ししてるのを耳そばだてて盗み聞きして話に割って入ってくるのやめてくれよ
つーか話しかけて来るんじゃねーよ
つーか近づいて来るんじゃねーよ
タバコとドリアンが混ざったような臭気とニチャニチャ粘着質な面が耐えられない
マジきつ過ぎるんだよ!
ちはるんも大変だな 毎回この苦行だからな… >>952
表だって文句言う必要なんてない
その日だけスルーすりゃいいだけ 【イベント名称】
みなとみらいヴィレヴァンふぇす!!in 日本丸メモリアルパーク ?G.Wスペシャル?
【イベント日時】
2019年4月30日(火)
11:30開場 / 12:00開演
12:00 愛乙女☆DOLL LIVE
13:00 狂い咲けセンターロード LIVE
13:30 KOTO LIVE
14:30 愛乙女☆DOLL LIVE
15:00 さんみゅ〜 LIVE
【会場】
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
日本丸メモリアルパーク内特設ステージ(JR桜木町駅から徒歩3分) アコースティックじゃない時のバンドライブと比べると目に見えて集客落ちてたな >>961
ゆっふぃーはアコースティックの時も多いの? 961がゆふぃすとだから
5chは特定可能だと何度言えばいいのか 961は否定的?なレスをしたからアンチだ→特定してやる
のロジックなのかな こんなんだから皆に煙たがられるんだよバーカ
4ねや はるなさんにガチ恋してるんだが、どうやったらつながれるかな 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ ↑ハゲ隔離病棟の入り口貼ってるハゲ
子供の頃誕生日会にクラスメイト招待しても
誰も来なかっただろ
https://i.imgur.com/E6fd1JS.jpg
みんな嫌がってるんだよ!
おめーはくせーし迷惑だからそこから出てくんな!
さっさと巣に帰れっつってんだろーがこのクソハゲ!
巣に籠って一人でシコってろ! @
オタクはアイドルの券を交換できてもアイドルはオタクを交換できない。アイドルに「ハズレ引いた」と思われないオタクでありたい。 ┏どうぐ━━━┓
┃→ちはるん ┃
┃┏━すてる━━━━━━━┓
┗┃ まいく ┃
┃ いしょう ┃
┃ ひかるぼう. ┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ままのかれー.. ┃.かっぱのさら をすてますか? ┃
┃→かっぱのさら... ┃→ はい.. ┃
┗━━━━━━━━━ ┃ いいえ.. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃かっぱのさら を すてられなかった! ┃
┃. . . .┃
┃ちはるん は のろわれてしまった!... .┃
┃. . . .┃
┃ ▼. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ かっぱのさら
こうか
のろわれる
ふぁん が へる
ふあん が ふえる
くじょう が ふえる
らいぶ でえられる おかね と けいけんち が へる
ちはるん呪われてて可哀想 >>970
はるなさんはこるみヲタの弟()にお熱だから無理だよ
ファボ欄見て出直して来な 仙台昼の対バン運営予約見るからに俺だけだったんだか カッパの皿に
キンブレ折って先端尖らせてから
10000回突き刺したい
そしたら刺激で毛も生えてくるだろうし
泣いて喜ばれそう ここでタクさんゴーさんに粘着している基地外いるけど
現場は全く荒れてないしヲタ同士の対立も無くなったね
だって今となっては誰もほわどるが売れると思ってないから
売れないのヲタのせいじゃないって皆んな分かってるから
他ヲタ責めるの意味ないって
理解してるから
対立関係成立しないのよ 他ヲタを責めて他界させるってことは
それでヲタが増えるなんてことは全くなくて
単に40人くらいしか居ないヲタの数を
39人にするだけなのよ
だから喧嘩無意味っす たくもごうも
散々オタクに悪口言ったり自分の価値観押し付けたり攻撃したりで人追い出して来たもんな
たくに至っては捨て垢まで使ってSNSで攻撃
二人もそのこと知ってるし
二人ももうずっとこんな気持ちなんだろうな
https://i.imgur.com/5za3KwG.jpg 今年の生誕では
生誕委員にして最前管理
せっかくの慶事を開演前に既に台無しにするし
二人が上京して以降 もしこの二人が居なかったらファンの数 今より全然多かったんだろうな 【警告】
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【北海道札幌出身】WHY@DOLL Part8【ほわどる】
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/idol/1483958323/ >>986
お前みたいなキモい粘着野郎も同類だろw >>986-987
これだけのことをしてて何年も居座られてたらこれまでどんなに金積んでても二人には居なくなって欲しいと思われてるな
仕事とは言っても接触の時いつも嫌だろうな いろいろ重複スレ立っててそちらを有効活用すべきか
迷ったけど
最近はここが一番伸びてるしそろそろ落ちるので新スレ立てた
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/idol/1557628938/ >>992
前スレ埋めてから建てろよ
ルールも守れないのかよ
そんなヲタクばっかだから売れないんだよ >>995
まあ待てよ。Part8埋めればルール通りだろ?
992が責任持って埋めればいいだけ。
頼んだぞ。 >>980
超えてから立てるのが普通だから
>>992は何も間違ってない このスレッドは1000を超えました。
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