ミラボレアス「こいつは……あー……あれだ。お前の父ちゃんだ」
ミラルーツ「お父さん!?」
歴戦王オオナズチ「いやぁ~久しぶりだな!」
ミラルーツ「本当にお父さんなの!?」
歴戦王オオナズチ「うむ!そうだぞ!!元気にしてたか?」
ミラルーツ「うん!見ての通りだよ!!お父さんも元気だった?」
歴戦王オオナズチ「おうよ!俺はいつでも元気いっぱいだぜ!!」

歴戦王オオナズチとミラルーツが嬉しそうに会話している間、他のモンスター達はその様子を微笑ましく見守っていた。
歴戦王オオナズチ「ところで母さんはどこにいるんだ?姿が見えないようだが……」
ミラルーツ「お母さんならそこに居るよ?」
歴戦王オオナズチ「ん?どこだ?」
ミラルーツ「ほら!そこ!」

歴戦王オオナズチ「...そうか。母さんはもう...」
ミラルーツ「うん……。お母さんね、私が生まれてすぐに死んじゃったの……」
歴戦王オオナズチ「……そうか。それは寂しかっただろう」
ミラルーツ「でも大丈夫だよ!今は皆がいるから!!」
歴戦王オオナズチ「……そうか」
歴戦王オオナズチはミラルーツの言葉を聞きながら静かに涙を流した。そしてその後ろでは、他のモンスター達も涙ぐんでいた。
歴戦王オオナズチ「俺も父として頑張らないとな!よし!今日は宴会をやるぞ!!!」