ぜってえ匂いやばいわ、そらうんこ鳥が近づかんわけだ


本種を特徴付ける生態の一つとして、大量の死肉と瘴気をその身に纏う習性を持つ事が確認されている。
ヴァルハザクの体表には逆向きの棘が多数生えており、これを利用して死肉を蓑のように被る。
ヴァルハザクは普段は自ら被っている死肉の山を利用して瘴気の谷の背景に擬態しているらしく、
その存在の調査や正式な発見に貢献した新大陸古龍調査団所属のハンターからも、
突然死肉の山が盛り上がり始めたかと思えば、その下から翼を広げて余分な死肉を吹き飛ばし、
不気味な咆哮と共にヴァルハザクが姿を現したと報告されている。
かつて本種の活動がなかなか確認できず調査が難航していたのは、
生息域がただでさえ人目に触れにくい瘴気の谷の奥地である点に加え、前述の擬態も原因の一つと目される。