このゲームの何が素晴らしいかって、孤立無援っていう感覚がこれ以上ないほど味わえるところ。
インターフェースは質素だしアンヤもフィリップもあんまり喋らない上にこちらから話しかけられない。
笑える小ネタがあるわけでも隠し要素があるわけでもない。とにかくエンタメ的にゲームを賑わせる「飾り」がない。

だからこそ「独り」の感覚があって雰囲気がとても良い。
雨がシトシト降る曇天の下にポイッと投げ出される無印の3面の寂しさを味わえるゲームは現代じゃ少ないと思う。