>>959
彼は再び視線を下界に向けると、ある一点をじとーっと見つめた
その先に在るのは彼の最も愛せしモノ……………

風が吹いた……「ビキキッ」……風が去った……

彼は何気に前髪を掻き上げた…そして呟く

「……儚夢うつつ…………」