劉暁波氏の遺灰を海に 当局強制か

【瀋陽、北京共同】2017年7月15日 19時52分

中国当局により拘束中の13日に死去したノーベル平和賞受賞者、劉暁波氏の実兄、劉暁光氏が15日、遼寧省瀋陽市のホテルで記者会見し、
劉暁波氏の遺灰を同日の「海葬」で海にまいたことを明らかにした。

劉氏の親族は、自宅がある北京の墓に埋葬することを希望していた。
墓が民主化要求運動の拠点になることを警戒し、当局が海葬に同意するよう強いた可能性がある。

劉氏の葬儀への参加を当局に許可されなかった義兄、劉トウ氏は15日、
北京で共同通信の電話取材に応じ、海葬にしたことについて「残酷すぎる。言葉がない」と述べ、当局を厳しく非難した。