マネーグラムやウェスタンユニオンは国際送金サービスとして一定の知名度を持つものの、その規模と影響力は、国際金融インフラの中核であるSWIFTとは桁がまったく違う小さな存在である。SWIFTは世界11,000以上の金融機関を結び、年間150兆ドル超の資金を処理する銀行間送金ネットワークであり、国家間・企業間・金融機関間の大口資金移動を担う“基幹インフラ”そのものだ。

これに対し、マネーグラムやウェスタンユニオンが扱うのは主に個人向けの小口送金であり、金額規模、資金の性質、国際金融全体への影響力のいずれを取っても、SWIFTと同列に語ることはできない。同じ「国際送金」という言葉で括られがちだが、両者の役割と重みは本質的に異なる。

したがって、SWIFTに採用されていないうえに、マネーグラムやウェスタンユニオンといった小口送金の代表的事業者にも採用されなかった時点で、XRPが関与し得る「大きなプレーヤー」は国際送金の世界にすでに存在しないのである。これは期待や将来性の問題ではなく、国際送金市場の構造を直視すれば必然的に導かれる結論である。