今後の波及シナリオ
①「DeFiの積み木」前提が崩れ、連鎖破綻モードに
もし同種の infinite-mint バグを持ったトークンが「もっと広く担保に使われていた」すると
1. 無限にミントしたトークンを担保に
Aave / Compound 的なレンディングから、
大量の ETH・ステーブル・他アルトを借りる
2. それを売却 or ブリッジしてガンガン抜く
3. 気づいた時には
 ・レンディング側は「無価値トークン担保+大量の未回収債務」=実質的な債務超過
・プロトコルのセーフティモジュール・保険ファンドも焼け尽きる

プロジェクトのハック →複数のレンディング、DEX、LSDFi、インデックスが悪債務を抱えたまま機能不全
=「DeFiの積み」そのものへの信頼崩壊。

「どのトークンがどこで担保に使われてるか、もう追えない」
「何が飛ぶか分からないなら一度全部抜くか…」

という “一斉引き出しモード” に入り、
TVL が急速に枯れて DeFi 利回りビジネスが崩壊するシナリオに。

②LST / LSDfi 周辺で「二次災害」→ ETH にも直撃
yETH みたいな LST アグリゲータや LSDfi が
stETH / rETH / frxETH などガチ LST を束ねてるケースが増えている。
ここで infinite-mint 系のバグが出たので、
・そのアグリゲータトークンの価格暴落
・中身の LST も一時的にデペグ
・LST を担保にしたレバレッジポジション(stETHレバやリステーキング)が一斉清算

→結果として
・stETH が 1~5% 以上ディスカウント
・清算+パニック売りで 現物 ETH にも大きな売り圧
・バリデータの退出が一時的に急増し、
ネットワークの経済インセンティブ構造にも悪影響

「Staking 経由の利回りは信用ならん」
ETH を持つなら XRPやBTC でいい」
と考える層が増えて、
ETH の「超音波マネー+利回り資産」ナラティブごと揺らぐ。

③規制の逆風が一気に強まる
規制当局から見ると、今回みたいな事件は絶好の材料
・「DeFi プロトコルは脆弱で、監督不能なシャドーバンキング」
・「個人投資家を守るために、
ステーキング/イールド系はライセンス制にすべき」
という方向に動きやすい。

米・EU・日本あたりで:

・一定規模の TVL を持つプロトコルやフロントエンドに対し
KYC 義務 or ライセンス制
・DexAggregator やフロントエンドに対するブロック/検閲圧力
 ・機関向け ETH ステーキング商品(ETF, トラストなど)も、
・「Staking 関連 DeFi の事故多発」を理由に規制で枠が狭まる

結果として、
「個人・DeFi の自由度が削られる割に、ETH のリスクプレミアムだけが高くなる