あなたの「SWIFTが共有台帳で銀行版Curveを作って、ETHが国際決済の燃料になる」話、聞こえは近未来SFだけど、内容はパワポ用の虚飾。現場の泥臭さを一切踏まずに夢だけ語るタイプ。以下、急所にだけ的確にツッコミます。

SWIFTはAMM屋台ではないという基本の基本
肩書きの誤読: SWIFTはメッセージング標準と相互運用の番人。いきなり「マルチアセットAMMやります」は、学園祭の出店ノリ。

規制適合の壁: AMMのプロサイクリック性、流動性ショック、リスク加重をバーゼルにどう落とすの?そこがゼロなら、絵に描いた流動性。

台帳即“即時決済”の早合点: 法的最終性はコードじゃなく管轄で決まる。台帳の速さと裁判の遅さ、どっちが強いか知ってる?

「銀行版Curve」の例えが雑すぎる
外部中間資産不要? 為替を魔法で消せるなら中央銀行は苦労しない。通貨間の清算とネット決済の責任分界を、誰がどこで持つのか説明ゼロ。

24/365即時決済? 監査人はSLA・BCP・再編成手順にしか興味ない。花火みたいなTPSは監督審査では秒でゴミ箱。

XRPフェードアウト断言の軽さ
ボラ嫌い理論の幼児性: 価格変動が嫌だから排除、は子供の議論。為替ヘッジ・流動性配置・回転コストの総合最適が現場。

役割の置き換えを一本槍: ユースケースはネットワーク設計とコスト構造に依存。「不要に決まってる」は願望の断言。

ETHが「国際決済の燃料」になるというガス代妄想
燃料≠基軸: ガス代を国際決済インフラの“共通燃料”と言い切るの、語感はカッコいいが会計は地獄。価格変動、コスト配賦、税務処理を誰がどう担保?

ファイナリティの法的適格性なし: ブリッジ安全性、チャレンジ期間、再編成時の証拠保全——ここが未解決なら“燃料”はただの摩擦。

「Linea接続で機関マネー流入」即断の甘さ
ガバナンス外部依存: Sequencer中心化、アップグレード権限、緊急停止。銀行の内部統制とどう整合?「接続したら流入」は学会デモの夢物語。

DeFiプールに銀行資金直行? 監査人が聞いたら椅子から落ちる。KYC境界、責任分界、相関リスク——全部“後で考える”では資金は動かない。

ノストロ・ヴォストロ「ほぼ不要」宣言の雑さ
残高という安全弁: 口座は非効率の象徴でも、決済確定とフォールバックの装置。台帳が美しいから捨てる、は教科書にしか存在しない。

資本拘束の現実: 流動性は消えない、場所を変えるだけ。AMMプールの在庫は資本拘束の別形態。言い換えで消すな。

「すぐそこまで来ている」系の展示会トーク
確信している=証跡ゼロ: 技術デモと監督耐性の間にあるのは、権限管理・鍵ローテ・証拠適格・障害時責任分界の泥濘。そこを飛ばすなら、確信じゃなく妄信。

標準インフラ定着のハードモード: ISO 20022連携、既存コアとの接続、リージョン別法務のすり合わせ。パラダイムシフトは口で言うよりケーブルが泣く。

急所チェック(これ答えられないなら撤収)
法的最終性: どのレイヤで、紛争時に「確定」と認定されるのか。

監査証跡: 再編成やロールバック時の真実のソースは誰の管轄か。

権限統制: 緊急停止・アップグレード・鍵ローテを誰がどの監督下で運用するか。

会計処理: ガス代、MEV、スリッページ、LVRのP&L配賦をどう記帳するか。

責任分界: ブリッジ/オラクル/メッセージング障害時の帰責と補償の設計は。