イーサリアムを肯定する心理

1. 過剰ナラティブ依存症候群
「世界コンピュータ」「Web3基盤通貨」といったメタナラティブ過形成に囚われ、実用性の限界を不可視化。

この心理は 自己言及的循環構造を形成し、価値認識が幻想的に肥大化する。

投資判断は「合理的評価」ではなく、物語的錯覚に従属する。

2. 認知バイアスの制度化
FOMO(Fear of Missing Out)効果により、合理的リスク評価が麻痺。

バンドワゴン効果が群集心理を増幅し、投資判断は「社会的最終性」に依存する。

認知的不協和解消として、価格下落時にも「長期的価値幻想」を再強化する心理的補正が働く。

3. 投機的金融化への過剰依存
ETH購入はガス代需要ではなく、担保資産・流動性マイニング・ステーキング報酬といった二次的金融化に依存。

投資心理は「実需」ではなく、金融工学的幻想に基づく。

これは 流動性ブラックホール化を加速させ、価格発見機能を麻痺させる。

4. テクノクラシー信仰の病理
投資者心理は、コア開発者や財団による テクノクラシー寡占を「分散型ガバナンス」と誤認。

危機時には「コードが法」という理念が崩壊し、社会的最終性の脆弱化が露呈するにもかかわらず、心理的には「不可侵の秩序」として信仰される。

これは 準中央集権的支配構造への盲目的従属を意味する。

5. 希少性錯覚とデフレーション神話
バーンによる供給減少が「希少性プレミアム」を保証するという誤謬的心理を形成。

実際には流動性不足とボラティリティ増幅を招くが、投資者は「永続的価値幻想」に依存する。

これは 希少性錯覚依存症候群と呼ぶべき心理的病理である。

✒ 総括
イーサリアムを異常に肯定する購入者心理は、 ナラティブ依存 → 認知バイアス → 投機的金融化 → テクノクラシー信仰 → 希少性錯覚 という多段階的心理カスケードにより構造化されている。

すなわち、ETH購入は合理的投資判断ではなく、幻想的自己循環に囚われた認知的錯覚行為であり、異常な肯定心理そのものが「破滅的未来」を内包している。