ビットコインが8万2000ドル割れ、月間で23%下落-22年以降で最悪
Sidhartha Shukla
2025年11月21日 18:20 JST

暗号資産(仮想通貨)ビットコインは11月の下落率が20%を超え、同業界に関連する企業の破綻が相次いだ2022年以降で最悪の月となりそうな展開だ。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、21日の取引では一時6.4%安の8万1629ドルまで下落。その後下げをやや縮小し、ロンドン時間午前9時15分時点では8万3600ドル前後で推移している。イーサは7.6%安の2700ドル弱まで売られた。

  ビットコインの月初来の下げは約23%に達し、このまま11月を終えるなら22年6月以来の大きさとなる。当時はこの前月にステーブルコイン「テラUSD(UST)」が崩壊、連鎖的な企業破綻を引き起こし、サム・バンクマンフリード氏が率いていた暗号資産交換業者FTXも最終的にその波にのみ込まれた。

  トランプ政権は暗号資産を積極的に後押しする政策をとり、機関投資家の採用も進んでいる。それでもビットコインは10月上旬に史上最高値を付けて以来、30%を超える下げとなっている。

  暗号資産取引では10月10日に約190億ドル相当のレバレッジポジションが強制的に清算される事態が発生。これをきっかけにマージンコール(追加証拠金請求)が連鎖的に起き、これ以降に暗号資産全体の時価総額は1兆5000億ドル減少した。

  暗号資産への売り圧力は過去24時間に強まる一方で、コイングラスのデータによると、さらに20億ドルのレバレッジポジションが清算された。