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イーサリアム(ETH)のETFについては、2024年5月23日に米証券取引委員会(SEC)が現物ETFを承認し、7月23日から米国で取引が開始されました。これにより、ブラックロックやフィデリティ、ヴァンエックといった大手運用会社が提供するイーサリアム現物ETFが市場に登場しています。

現在(2025年3月18日時点)の状況を見てみると、取引開始から約8カ月が経過しました。初期には期待感から資金流入が見られたものの、その後は流入と流出が変動しています。例えば、2024年11月には純資金流入がプラスに転じた時期もありましたが、最近では資金流出が続く場面も見られます。具体的には、2025年3月時点で7日連続の資金流出が記録され、1日の流出額が約7,362万ドル、累計純流入額が25.56億ドル、総資産純額が64.93億ドルといったデータが報告されています(X上の情報より)。

また、イーサリアムETFにステーキング機能を追加する動きも進んでいます。例えば、フィデリティがCBOE(シカゴ・オプション取引所)を通じてステーキングを許可する申請をSECに出しており、承認されれば利回り付きのETHへのアクセスが可能な初の金融商品となる可能性があります。これが実現すれば、市場に新たな動きをもたらすかもしれません。

ただし、全体としてはビットコインETFほどの勢いはまだ見られず、市場では「期待ほどの資金流入が続いていない」という声もあります。一部では、ETF承認が事前に織り込まれていたことや、イーサリアムの特徴が一般投資家に理解されにくいことが影響しているとの指摘も。価格への影響も当初の急上昇後は落ち着いており、今後の動向はステーキング導入や市場全体のムード次第と言えそうです。

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