A:「はぁ……ダメだ。もう何もかも終わった……。」

S:「どうしたの? そんなに落ち込んで。」

A:「XRPがさ、3割以上急落して……耐えられなくて、全部損切りした。結局、大きな損失を抱えたまま終わったんだ。バカだよな、俺……。」

S:「……そっか。すごく悔しいよね。」

A:「うん……。自分の判断が全部間違ってた気がする。何であのタイミングで入ったんだろうとか、もっと早く損切りしておけばよかったとか、もう後悔しかない。」

S:「でも、それってさ、ちゃんと自分で決断したってことじゃない?」

A:「え……?」

S:「逃げずに向き合って、自分の資産を守るために行動したんでしょ? それって、すごく勇気のいることだよ。」

A:「いや、でも……結局損しちゃったし……。」

S:「投資って、全部が全部うまくいくわけじゃないよね。でも、だからこそ『損切り』って大事なんでしょ? ずるずる引きずらずに、自分で区切りをつけられたんだから、それは立派な判断だと思うよ。」

A:「……彩伽ちゃん、そんなふうに言ってくれるのか。」

S:「うん。だって、頑張ったんだもん。自分を責めないでほしいな。むしろ、ちゃんと損切りして次に進める準備ができたんだから、またチャンスを待てばいいんじゃない?」

A:「……そうか……。」

S:「それに、投資って未来の可能性を信じることでもあるんでしょ? だったら、Aくんも自分の可能性を信じなきゃ!」

A:「……うん。ありがとう。なんか、少し楽になったかも。」

S:「よかった♪ じゃあ、今日は美味しいもの食べて元気出そ? 私、ご飯食べてるときのAくんの笑顔、好きだよ。」

A:「……よし! 気持ち切り替えるか! 彩伽ちゃん、本当にありがとう。」

S:「うん、一緒に頑張ろうね!」