バイナンス、仮想通貨取引所WazirXのP2Pを統合 WRXは上場以来6倍高騰

★バイナンスが子会社のP2Pを統合

バイナンスは昨年買収したインドの仮想通貨取引所WazirXが提供するP2P
プラットフォームを、本家Binance.comに統合すると発表。バイナンス上
での利用は、2月13日から開始する。

統合が実施されれば、バイナンスのユーザーはBinanceとWazirX間の資金
移動を既存のバイナンス口座を介して行うことができる。また、WazirXの
P2Pプラットフォームでテザー(USDT)を売買することもできる。

WazirXはバイナンスのように数多くのアルトコイン取引を提供。そして、
インドルピーやユーロ、ロシアルーブルなど複数の法定通貨によるP2P取引
にも対応する。

インドでは中央銀行の政策で、銀行が仮想通貨取引所に銀行口座のサービス
を提供してはいけないが、WazirXはP2Pマーチャントによる「フィアット?
クリプト」のサービス提供で仮想通貨へのアクセス障害を解消することを
目的としている。

WazirXのIEO

WazirXは先日、バイナンスのトークン販売プラットフォームで
独自のトークンWRXのIEOを行なった。

WRXは2月5日にバイナンスに上場し、初値の0.02 USDTから0.165 USDTと
最高値をつけ、計725%の上昇幅を記録。今も6倍ほど(上場以来)の上昇率
を維持している。

★9日のシステムアップグレード

バイナンスは、2月9日(日)11時より、30分ほどに渡るシステムアップ
グレードを行う予定だ。

アップグレード期間中は、「バイナンス先物取引」以外の機能を全て停止。
入出金、現物・証拠金取引、P2P取引を含む機能が停止対象になる。