10年以上前の出来事です。
朝の電車通勤時、迎えの席の女子高生が突然お腹を抑えてヒクヒクと泣き出しました。

「どうしたんだろう、体調が悪いのか?」と周囲の人も内心心配の雰囲気だが日本人特有の目立った人助けができない心理で嫌な沈黙が流れた。
ほどなくして「プーっ、スピッツ、ブププーッ」と音がして女子高生の周囲の人間は蜘蛛の子を散らしたかのように。女子高生は肩を震わせて声を殺しながら泣いていました。

すると俺の席の列の女性(40代のスーツの気丈な感じ)が女子高生に寄っていって「大丈夫だからね、まず下を脱いでこれに入れて」とビニール袋を渡し、ストールのようなもので隠してあげていた。

30代くらいのサラリーマンが新聞紙とハンカチを手に加勢しようとしていたがスーツの女性から「あっちに行って!!」と凄い剣幕で叫ばれてバツの悪そうにしょんぼり帰って行きました(興味本位で行ったかただの変態だろうな)

女子高生はすみませんとお礼を言ってお腹を押さえながら次の駅で降りて行った。
スーツの女性は通勤中だったのだろう、流石に付き添いはしなかったが軽く頷いて席に戻りJR?に電話をしていた。

俺はスーツの女性の勇気と格好良さに「スゲェな‥」と思わず呟いてしまった。やも

ほかのスレにも関連する話題が出たときは何回か書いたが、このスレにうってつけだと思ったので書かせて貰いました。