コインチェック社は顧客からの預かり口座と、自社で運用する自己勘定用の口座が分別されておらず、
そもそも資金決済法上の口座の分別管理が行われていなかったと見られます。
そして、コインチェック社がPoloniexから買ったはずの3億XEMも不正流出とともにウォレットから消えています。
複数口座やウォレットがあるのであれば、今回の流出で「ひとつのホットウォレットに顧客資産も自己勘定資産も置いていたため、
ほぼすべてのNEMが流出した」というコインチェック社の金融庁、警視庁への報告も嘘だということになってしまいます。

記者会見や当局への報告内容を総合すると、コインチェック社は顧客からのNEMを買う注文を受け付ける
4月19日から6月12日までNEMを自社のウォレットで保有していないことが確定的となります。つまり、

【コインチェック社は:仕入れていないNEM/XEMを、ユーザーに対して販売していた疑いが極めて強く】

なります。ない商品を売り、対価を受け取る仕組みは、ある種の「原野商法」に近いものと言えます。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180130-00081027/