人様の血のにじむような資金を集めておきながら、この程度の無責任きわまりない輩が
会社ごっこをやって、日々、お祭り騒ぎをやっているというのが、
我が国の情ない仮想通貨界隈の実情なのだ。

心優しき暗号通貨投機家たちは、
「コインチェックを非難したところで、状況は変わらないのだから、ここは静観しよう」とツイッターで呼びかけている。

イーサリアムの送金が遅いときも、
「なかなか着金しないのは、取引所のせいじゃないよ。彼らを責めるのはおかど違い」とコインチェックを擁護する仮想通貨投機家が圧倒的だった。

まったく間違い。
そうした擁護者は、テクニカルの面から言っているのだろうが、それはプログラマーの間で、そもそも論で遊んでいればいい話。

コインチェックとそこに資金を預けている投機家とは、利益相反の面も多いが、それも正常なトレード環境が提供されてこその話。
正常なサービスが提供されないのに、それを擁護すると、業界の発展を阻害してしまうことに気が付かないのだ。

コインチェックは、クレームを受けたら、それを仮想通貨全体の問題として捉え、開発者たち、回線サービス提供者たち、CPUのメーカーたちをまじえて、改善策を練るための会議を開こうという気運をユーザーたちとの間で醸成すべきなのだ。

コインチェックをはじめとする取引所、そこを使ってトレードしている仮想通貨投機家は、共通の理解の上で改善に向けての具体的な動きを見せてもいいのだが。

なぜ、やらないのかは、彼らが、いつでもイクスキューズに使うための潜在的なトラブルの「ネタ」を温存しておきたいからだ。
とてもではないが、良心的な人々であるとは言えない。

私は断定しよう。

「そんなお人好しだから、人生どころか、最後の希望の仮想通貨でも失敗ばかりしているんじゃないの?」と。

彼らは、まったく人生に対して見方が甘くて話にならない。仮想通貨界隈の“心優しくも貪欲な無知たち”が、これから体験せざるを得ない近未来については最後に書こう。