◆質問◆
仮想通貨同士の取引のたびに税金発生するって聞いたけど本当?

◇回答◇
仮想通貨同士であっても取引時点で損益確定が行われるため、円換算で利益が発生していれば課税対象になります。

ただし、1月1日〜12月31日までに確定したすべての雑所得内の損益を合算した額を使って税金は計算されます。
このため、「取引のたびに税金発生」という表現は正しくありません。

@BTCが1枚100万円のタイミングで、BTCを10枚購入
ABTCが1枚200万円のタイミングで、BTC5枚とETH200枚を交換(ETH1枚は円換算で5万円)
BBTCが1枚250万円のタイミングで、ETH200枚とBTC3.5枚を交換(ETH1枚は円換算で4.375万円)
Cその後は何もせず、BTC8.5枚を所持したまま年越し

この場合、Aのときに手放したBTCの損益として
(200万-100万)×5枚=500万、つまり500万円の利益が確定。

そして、Bのときに手放したETHの損益として
(4.375万-5万円)×200枚=-125万、つまり125万円の損失が確定。

500万の利益と125万円の損失を合算すると375万円の利益が出ていることになりますので、375万円に対して税金がかかります。

これは取引所が国内であろうと海外であろうと変わりません。