地に足の着いた、というのが何を意味してるのか不明だが、そもそもicoだろうが株取引先物取引だろうが
金融商売なんてのはすべて地に足がついてない商売だよ。
豊田商事であったように、金を保有してますといって預かり証だけを無限に発行する、
Mt.Goxみたいに取引所内に存在する以上の仮想通貨を発行してしまう、こういうことができない
ように証券法ないし、信託保全などの仕組みで資本金以上の錬金術が制限されてたりするのが株取引や
先物市場と現在のicoの実態の違いってこと。それを、事実上証券に該当するトークンについては
その法律に従ってもらう、というのは錬金術や実態のないicoをなくす意味で健全化するいい流れ。

では、icoでやる意味があるのか、ブロックチェーンにするメリットはないんじゃないの?と思うかもしれないが、
これは、多いにある。これまでは東証1一部とかナスダックなどの場所にいかなきゃ買えなかったり、
銀行や幹事証券会社に中抜きされて弱小資本の個人にその手のスタートアップへの投資の機会すらなかった。
これをp to pで結んで、すくなくとも金のやり取りをスマートコントラクトで行うことが可能になったので、
中抜き業者なしでも参加できるメリットは大きい。その意味で言えば、そもそもicoがだめで、株式や先物市場
がいいというロジックは単なる既存利益が脅かされてる人達の屁理屈に過ぎない。

もちろん、素人が合理的投資判断をできるだけの能力がないとか、米国みたいに国がおせっかい働いて
縛るのがいいといういなら別だけど、自分はそんなの自分たちの利益を守りたい人の屁理屈で、自己責任じゃないのと思うんだけどね。