自分なりに考察してみた。

両想いで完結する漫画は、両想いになること自体が成功であり、価値が確定し、世界が優しくなるという構造を持っている。
一方で、両想い後に面白くなる漫画、特に少女漫画に多いタイプは、両想いを関係の始まりとして描き、そこから新しい立場や責任、役割が生まれ、周囲との関係が変わることで物語が進んでいく。

僕ヤバは両想い後も話が続くものの、親や身内に公認された優しい世界の中で展開され、悩みは受験くらいで基本はいちゃいちゃが中心になっている。
本来なら緊張感を生めたはずのライバルの存在や、山田の芸能活動といった要素があまり掘り下げられなかった点は、作品として弱いところだと思う。

辛辣に言えば、この弱さは作者の力量不足による部分が大きく、のりおの本領はやはりギャグ漫画にあるんじゃないかな?