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和気猫
@wake_neko
【チャーハンはタブー?】
11月27日に中国の有名な料理人・美食インフルエンサー王剛の名義のブログに
美味しそうなチャーハンの写真が投稿されたが瞬く間に炎上し大バッシングを受けた。
批判意見は主に「この時期にチャーハン?わざとだろ、英霊に対する侮辱だ!」だった。
炎上と批判に気付いた王剛はすぐにチャーハン投稿を削除し、「二度とチャーハンの
写真を貼らない、二度とチャーハンを作らないことを誓います。」と下記謝罪動画を公表。
なぜこの時期チャーハンはダメなのか。人民の怒りの理由は以下のとおりだ。
朝鮮戦争に出兵した中国人民解放軍の「志願軍」に毛沢東の長男の毛岸英が所属されていた。
戦地で質素な食事しか食べれないことを心配した毛沢東の部下が岸英に当時の超貴重品である
卵を特別にプレゼントした。関係者の回顧録によると、炊事で煙が上がると米軍に所在が
バレるので火を使うのが厳禁されていたが、1950年11月25日岸英は突然チャーハンが食べたなり、
他2名と一緒に卵チャーハンを作り始めた。その煙が目印となり爆撃を受けて岸英は死亡したという。

人民にとって、岸英は実質的に毛沢東の唯一の後継者だったし、朝鮮戦争の英雄でもあるので、
人民中国にとって二重の意味で特別な存在だ。
しかし、逆に毛沢東のことが嫌いな中国人にとっては、皇太子岸英の死で毛沢東が直系の後継者を失い、
毛沢東の極左政策を忠実に受け継ぐ人がいなくなり漸くケ小平のような政策修正者がトップになる
可能性が生まれたわけだから、岸英を死に導いたチャーハンは縁起の良い素晴らしい象徴的な
料理となっている。岸英が死んでいなければ、中国は北朝鮮と同様に、毛王朝が続く公算が高かったから。
そのために、近年岸英の命日辺りにチャーハンを意図的に出すことは即ち政治的な立場の表明だという
認識が定着しつつある。
しかし、チャーハンが禁止なぞ、中華料理人にとっては大迷惑な話だ。
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