正直、完璧な作品とは言い難い
途中の中だるみ感、話を引き伸ばしてるだけなんじゃねーかなという回も多いし

刺青人皮の囚人を出せばそれだけエピソードが作れるという楽な構造を取ったもんだから、
読者はダラダラとお使いゲームにつきあわされて、その合間合間に、
アイヌの文化紹介と生肉ジビエ料理が挟まれるという。執拗にワンパターンが繰り返される

それぞれエピソードには面白いものもあるし途中からチンポネタ、ホモネタに走ったから下品な興味とサスペンスホラー的興味は引くんだけど
結局これだけ出したキャラがそこまで必要だったかと言われると、
どうも消化不良だったキャラも多かったような…
長期連載になったせいもあるけどキャラとエピソードの絡ませ方が煩雑で分かりにくくなってしまったところも多い
舞台がずっと代わり映えしない北海道と樺太だけの世界というのも、飽きが来てしまった
最終回で作者のアイヌ文化に対する理解も、問題意識も、生煮えだったことがわかったのも痛い
次は褒めるべき点を書くか