◆融合による誕生

神の代行者である天使は「エージェント」という名前で登場し、
殺戮の天使も「センチネル」という名で登場する。
サタンも当初はエージェントのリーダーだったが、
機械神に逆らって危険視される事になる「スミス」として登場する。

聖書では創世記の最初の神の予言で、蛇(サタン)は一度人の子のかかとを砕く
(キリストを磔刑に追い込む)が、最後に頭を潰されると告げられる。

同様にスミスもラストバトルでネオを取り込んで一度は勝利するが、
その頭が割れてネオが出てきて完全勝利し、
神の怒りが晴れて理想世界である千年王国が訪れるのである。

ネオがスミスと融合してより上の存在へと進化して再度誕生する様は、
旧作品で正義の主人公である仗助と
悪の化身だった吉良という、対極の存在を融合させて誕生した
ジョジョリオンの主人公のようであるが、その他
ジョジョリオンのネタについて考察するとキリがないのでこれで終わる。