>>590
クソニスは運ぶ力はあっても、その出自からしても根っからの無くし屋さんでスッカスカ。
一度落とした物を自分の意思で拾う事も出来ない。
拾わなかった事で後にピンチになっても後悔する事もない。
リースのようなまごころを持たず、他人を観測して模倣した紛い物の思考体系に殉じて行動している。
リースは賢くて優しいから、クソニスの空虚さに気付いている。
だから何かしらの力とか関係の無い自分のまごころをクソニスに手渡そうとする。持っていないなら、誰かが分けてあげれば良いと心から信じているから。
クソニスは性格がクソニスだから、リースのまごころを受け取れば自分が真人間になれると気付いているけど、いらない、と言う。
真人間になるのが怖いから、胎界物を抱きしめ荒野を自分の足で進む胎界主になるのが恐ろしいから。
だけど指輪を受け取った、リースのまごころを十全受け止めたわけではないけれど、ここでまごころのカケラくらいは受け入れた。
とかそーゆー感じに自分は思いました。
いらない物を探しクソニスに手渡すいらない行為が、即ち空虚なクソニスにとっての癒しだとリースが示している、と。