清十郎兄者、カッコ良かったよなぁ。
誰にも言えない案件なので、たった一人で家と弟の命を守るために出て行って、
哀れ両断される。
誰にも看取られることなく、夜明け前まで野晒し。
伝七郎が稽古しているとき、同時刻、兄者は弟の命を危険にさらす刺客と戦っていたとは。
死んだあとも植田を除いて、誰からも理解されることがないという。