一石橋は隅田川のたもとにあり、その周辺は栄えていたため、親とはぐれる子供が多かった
「はぐれたら一石橋で待ちなさい」と親が子供に言い聞かせたのが由来だという
謡曲『隅田川』では、子供を人買いにさらわれた狂女がはるばる東国にやって来て隅田川で病死した子供の霊と出会う
小池一夫はこのイメージを歌詞に重ねたのではないかとする解釈がある
歌詞は「父御と母御と」と死んだ母親に言及しているうえ、父親とはぐれる(拝一刀が敵に殺される)ということは、
一石橋で待っていても再会は叶わない
大五郎が両親に再会できるのは、一石橋で待ちながら餓死した後のことなのだと
……いま調べたんだがやたら深いな