こざき亜衣×高野秀行の対談
高野「『この世界の片隅に』の主人公は何もしないんですよね。よその国で作ったら、お姉さんのほうが主人公になりますよ」
こざき「私、お姉さん好きです」
高野「『あさひなぐ』の女の子たちはお姉さんタイプですよね。自分たちの道を自分で切り開く」

『片隅』って、文字通り激動にある世界の片隅に生きていた人々に焦点をあてた作品で、主人公のすずは、あの時代の中を精一杯生きていたんだけどね……
それが「何もしてない」ですかそうですか
主人公にご都合補正を盛りまくるこざきセンセーは、たしかにすずみたいなキャラは描けないだろうなぁ

ところでこの高野って人、ノンフィクション作家ってふれこみらしくて、同じ記事の中で
「僕はフィクションを描けない。自分の想像で描いたら、絶対どこかで見たことのあるものになる」とコメントしてるんだよね……
本物のドキュメンタリー作家なら、すずみたいなキャラにリアリティをもたせることが、どれだけ大変かしってると思うんだけど
ほんとに取材経験あるのかしらん