横綱北勝海が場所 2日前の 5月 8日突如引退した。 3月も途中休場した北勝海は、
再調整して再起を図るということになっていたが、 5月場所が近くなっても
体調は一向に上向かない。 7日、北勝海は記者会見を開いて出場を言明したが、
旧師匠の陣幕(北の富士)は納得しない。 翌日(取組編成会議当日)、
陣幕は北勝海に尋ねたが、出ると決めた北勝海は自信がないと言う。 さらに北勝海は、
さらに休んでも結果は同じだと言う。陣幕は腹をくくった。すぐさま理事長(佐田の山の出羽海)の許へ直行、
相談の上、北勝海の引退が決まった。編成会議は朝10時からで、その直前の決定である。
「再」記者会見は正午から始められたが、まさに青天の霹靂というべきものであった。
ここに横綱は誰一人としていなくなった。

千代の富士は最後の最高優勝から3場所後に引退、旭富士は4場所後、北勝海ですら
自分でもう無理だと判断したら、ここで横綱がいなくなっても自分はもう力がないから致し方なしと
師匠共々腹を括っている。何故これが隆の鶴と稀勢の里には出来ないのか。
今日負けたら潔く引退してほしい。