バレ
クラピカの講習には全員参加する事になり別室での水見式が行われる
不安がる参加者もいたが、もしもクラピカ達が危険な計画を
実行しようとしているのなら操作系能力で受講者を操る事が予想される
操作されているかどうかはヒュリコフとバビマイナが注意深く探る事で見分け対処する事になった
最初に別室に呼ばれたのはラジオラス
バビ(対象者にダメージを与えず精孔を開くにはまだまだ練度不足。可能なのは操作系能力で半強制的に開く方法)
バビ(だがそれならばクラピカのオーラが混じる)
ヒュリ(サンプルが複数いるからな。クラピカのオーラによって操作されているならオレには絶対わかる)
別室に行っていたラジオラスが戻ってくる
ヒュリ(明らかにオーラの流出量が増えている。念を習得しコントロールする段階に入った者の状態だな)
他の受講者がラジオラスに別室で何が行われたか尋ねるがクラピカは講習が終わるまでは箝口令を敷くと宣言

次に別室に案内されたのはマオール
マオールが部屋に入るとそこには水見式で使うコップがあった
コップの中には水と植物の種子が入っている
これからクラピカがやるのは外法、念による攻撃で強制的に相手を覚醒させる
警戒するマオールにクラピカは便宜上攻撃という言葉を使っているだけで治す能力や貸す能力も攻撃に含まれると説明
ビルが水見式を行うと水が溢れ種子が発芽した
ビルは強化系の能力者であり発によって対象物の成長を促す事が出来ると解説するクラピカ
クラピカはスチールチェーンでビルの能力を借りさらにそれをマオールに貸し与える事で覚醒を促す
この状態で受講者が水見式を行ってもビルのオーラの影響で必ず水が溢れてしまう
受講者本来の系統は講習終了後に各自で再度水見式をやる必要がありクラピカが彼等の系統を把握する事はできない
事前の説明と食い違っているのは受講者の覚悟を知りたかったためだと説明する
儀式を終え他の受講者と合流するマオール
ヒュリコフとバビマイナは彼が操作されていない事を確認しクラピカが特質系能力で彼の覚醒を促したと確信