11月13日、集英社が発行する『週刊少年ジャンプ』に連載中のマンガを、共謀の上、発売日前に
スキャンしてデジタル化し、無断でインターネット上に公開したとして、被疑者4人が京都府警
サイバー犯罪対策課と東山署に逮捕されました。

報道などで被疑者が無断で公開を企てたとされている、英語海賊版サイト「mangapanda」は複数の
マンガ誌を発売日前に入手し、それをスキャン、翻訳、加工して自らのサイトに掲載し広告収益を
得ていた非常に悪質なサイトであり、また、他の海賊版サイトにスキャンしたファイルを供給するなど、
国境を越えた海賊版グループの中核と推測されます。ネットの海賊行為に関しては、その収益や
制作過程、流通経路など不明な点が非常に多く、今回の摘発を機に、その全容が解明されることを
期待しております。

また、今回の事案は今年施行されたばかりの改正著作権法に基づき、集英社が有する出版権の
侵害としても摘発されました。集英社ならびに週刊少年ジャンプ編集部は著作者が心血を注いで
作り上げた大切な作品を正しい形で日本をはじめとする全世界の読者のみなさまにお届けするという
自らの役割を果たすため、引き続き著作物の海賊行為に関しては刑事告訴も含め厳正に対応して
いきます。

2015年11月17日
株式会社集英社
週刊少年ジャンプ編集部

集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより
https://www.shonenjump.com/j/
遇箇癖