セルピコ、ファルネーゼ、イシドロ、シールケ。
仲間たちが次々と倒れ、そしてキャスかもついに倒れた。

たった一人になったガッツは最後の気力を振り絞ってグリフィスに挑む。
だがやはり現世に降臨した神であるグリフィスには敵わず、ガッツの命の灯も消えようとしていた。

死の淵のガッツの脳裏にはこれまでの人生が走馬灯のように写しだされていた。
ガッツ「思えば俺は赤子のまま死んでいたかもしれなかったんだ、ここまで生きてこれて仲間もできた。
    上出来な人生だったかもしれないな。」

ガッツが息を引き取ろうとしたその瞬間、ガッツの目の前に謎の文字が浮かびあがった。


『GAME OVER』

ガッツは初めてみた文字のはずだが、それを一瞬で理解することができた。
ガッツ「ゲームオーバー・・・だと」


どこからともなく、子供の声が聞こえてきた。

子供A「あーまた、ゲームオーバーだよ。どっかで選択し間違ったのかなー」
子供B「えー、この黒い戦士編でもエンディング見れないの?」
子供B「髑髏の騎士編でも全滅してゲームオーバーになって、黒い騎士編が
    始まったのにまだ続きあるのかな?」
子供A「でもこの黒い騎士編も髑髏の騎士編と話が似てたよね。魔女が仲間に
    なるし、親友が最後のボスになるし。
    なんか次の章があっても似たようなストーリーになりそうだね。」


ガッツはこの瞬間すべてを理解した。自分がゲームの主人公であったことを。