サイタマって主人公なんだけど作品における最終目標でもあるんだよ。強すぎてどう考えても勝てそうもないけど

ひょっとしたらこんな怪人ならヒーロならサイタマを倒すないし互角に戦うかもしれない。

そんな期待感もこの作品の楽しみ方でだから善戦したボロス様が敵としては圧倒的に人気が高い。ボロス様のスペックであれば月にサイタマをぶつけず何光年も先までぶっ飛ばしてればジョジョのカーズを倒したみたいな方法で勝てたかもしれない。

でも「サイタマはご都合主義で絶対に勝たせます。物理無効の幽霊だろうがウィルス系の敵だろうが理由なしでワンパで勝たせます」みたいな風だとその「誰がサイタマを苦しめるのか?」という妄想の余地がなくなる。

別作品でいうとめだかボックスの安心院さんや球磨川はチートだけど倒しうる可能性もありその妄想の余地があった。結果として誰が球磨川に勝てるかの議論で盛り上がったんだよ。作品的にも盛り上がりのピークだった。

だけどサイタマみたいな存在の言彦はそういう余地が一切ないため、誰も議論しないしスレも進まなかった。議論するだけ馬鹿らしいと冷めてったんだよ。

だからサイタマは最強ではあってもいいけどこんな怪人ならサイタマに勝てるかもと妄想する余地は残してあるキャラであってほしい。