>>696からの続き

さらにミサキが続ける「実は私見たんです。この人(二郎)が鉄板焼屋から出た後、近くの茂みの人目のつかないところに瓶を捨ててるところを」

ミサキが証拠とされる「毒物危険」と表記された瓶を刑事二人に差し出す

「わかりました」と証拠とされる瓶を受けとる偽刑事二人

「でたらめ言ってもらったら困るぜ、お嬢さん」と反論する二郎
山岡刑事「証拠もあることだし、署で事情を聞こうか」
抵抗する二郎

ここで砂川登場「待っておくんなはれ刑事さん、わしはその倒れている組長の部下の砂川言うもんですけどね、実は知ってるんですよ、その海老原言う男が前から組長の毒殺を企んでいたことを」

カシラ再度激昂「われぇやったんか、組長やわしを騙して、殺し企んでたんは」

砂川「本当にこの海老原ッちゅう男のえげつなさには言葉が出ませんわ、この男組長の座を狙って今回の毒殺を決行したんですわ、その証言者の男(二郎)は実は海老原が雇った殺し屋なんですわ」

二郎「すみません刑事さん私がやりました、借金をかたに海老原さんに脅されて仕方なくやったんです、私は海老原に命令されていただけなんです」

カシラが困惑「何を言うとんねん、お前なんか見たことも会ったことも無いし、なんや?借金のかたにって、お前なんか知らんぞ」

山岡刑事「とりあえず二人とも署で事情を聞こうか」

カシラ「あぁどこにでもいったらぁ、わしをぶちこめるもんならぶちこんでみぃ」

カシラが背後から肩を叩かれ後ろを振り返る

つづく