数年後、日本人初のメダリストになったあきらが、「この喜びを誰に伝えたいですか」と聞かれて「連絡のつかなくなった店長!」と答える。

純文学を追った元店長は、あきらの手紙を手にテレビでそれを見る。

本棚には近藤の著書。帯には「50歳新人、芥川賞受賞」。窓の外を見て「雨、上がったねえ」。

こんなんはどうよ。