>>943
>>福本は主役も敵役も格を落とすことばかりしている。

敢えて善意的に解釈すると、、、意識的なのか無意識なのかにもよるが、
俺は意識的なデチューン*なんだと思うが。

カイジに関しては敢えて超人にしないことで読者と等身大のキャラを
描くことにより親近感を持たせること。
意識的にせよ無意識にせよ、こうすることによってギャンブラーの
国民的なキャラクターとしての地位を確立してきていると思う。
その意味では福本は大成功を収めており、天性の才能があることは否定出来ない。

どんどん超人化していき非等身大なキャラとなっていく
嘘喰いの主人公やその強敵とは真逆の方法。

斑目貘がパチンコ、競艇、カジノなどのイメージキャラクターとして
カイジほど持て囃されることはないであろうことを想像すれば分かり易いかと。

つまり、漫画としての質の高さよりも
あくまで等身大のキャラを描くことを優先しているんだろう。

個人的にはキャラの劣化や小物化は全く歓迎出来ないけどな。

*デチューン = 車のチューニング方法としての言葉で「性能を下げる処理」のこと。