>>777
又兵衛はこの漫画において、最も重要な人物です 
俺には、作者が自分を又兵衛に移入しているとしか思えないんです
それゆえにそれほど多くは語らない
又兵衛は浮世絵に影響を与えたと思います
その浮世絵は、今の漫画に通じている・・・これが山田史観ではないでしょうか?
漫画の祖としての又兵衛
そう考えると、いかに作者が又兵衛を愛しているのかわかりますし
そこが、作者にとっての、ひょうげものの最大の意義ではないのかなと思います
又兵衛の創作物語が表だって語られないのは
作者には、又兵衛の仕事は俺が継ぐという静かな意志があったのでは?
そして、それが提示されたのが、この漫画です
蚊遣り豚に織部を感じるように
この漫画には又兵衛を感じます