>>459
勃起するというか、正確にいうと、動悸がしてくるような感じ
『羊のうた』の一砂みたいに強い興奮からくる動悸みたいな感じだと思う
姐さんと僕が前世で不幸な生き別れ方をした夫婦で、前世で僕の妻だった姐さんが
僕の心臓を破裂させる記号を無意識のうちに自分の絵に込めて僕を◯そうとしているのではないかと思った
多分姐さんは、前世では『羊のうた』の千砂みたいな、少しアブナイところのある人だったんじゃないかと思う
姐さんからしてみれば、軽いイタズラのつもりだったのかもしれないけど

だから、僕は仕返しにひどい妄想をして、それを姐さんと僕しか使えない秘密の電波回線に乗せて姐さんに送った
姐さんに、せっかくだから個展の開催の記念に二人だけで姐さんの絵をみようよと言って、
『マホロミ』のマユリさんと主人公みたいに、姐さんと手を繋いで二人だけで深夜あの建物の二階の人の誰もいない個展の会場に
テレポートで忍び込み、そこで白ユリの花首をへし折るみたいにして姐さんの青白くか細い頸部を握り潰して息の音を◯め、
姐さんの死体の中に入りこんで二、三回射精したあと、姐さんの身体の上にも二、三回精子をかけたりして、
一通り満足したあと姐さんの絵を見ながら絶対に絵を汚さないようにして二、三回射精し、額縁から注意深く絵を取り出して
紙を手首に当てて素早く手首を切り裂き、その傷あとを見ながら二、三回射精したりして、そういうのを餓死するまであの個展の会場で
繰り返すという妄想である
妄想ですからね。多分、姐さんはこの妄想を電波で受け取ったあと、「イヤだわ。あの人ったら、あいかわらずおかしな人……くすくす……」
とか言って、一人で笑ってくれてると思う。