0037名無しで叶える物語(庭)2021/11/13(土) 18:16:08.24ID:lvPzkpAT
3
愛「んっ……ちょっと待っててね……」
スッ
パサッ……
シュル……シュルル……
スッ
シュルル……
愛「お待たせ……」
璃奈「おぉ……」
璃奈は思わず目を細めた。
今日は出会ってそうそう愛を裸にひん剥いてやった。
しかし璃奈は愛と何度も性行為を済ませている仲であったし、特段彼女の裸に興奮することはなかったのだ。
そのことに璃奈は一抹の寂しさを覚えていた。
でも今はどうであろうか。
裸にソックスを履かせただけ。
なのに、なのに、何だろう……この感情は……
初めての夜。
愛さんの裸を初めて見たときと同じ……
そっか。
これが……このキモチこそが…….
璃奈「First Love Again……」
0047名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/13(土) 18:50:48.20ID:qQOwIsdG
急に文豪になるな
「り、りなりー……?」
愛さんの声が私を覚醒させる。
どうやら初めての夜に思いを馳せていたら硬直してしまっていたようだ。
今、目の前にいる愛さんを見つめ直す。
ああ、かわいそうじゃないか。
ずいぶん待たせてしまったからか、愛さんは不安な面持ちで私を見つめていた。
……愛おしい。
どき、どき。
心臓の鼓動がうるさい。
私、今、愛さんにどきどきしてる。
0053名無しで叶える物語(光)2021/11/13(土) 19:13:11.54ID:4kesXxVX
从[´・֊・]从
「そ、ソファーにっ……」
ソファーに座って、と言おうとしたが言葉に詰まってしまった。
だめ、私、興奮しちゃってる。今日は愛さんを1日中弄んでやるつもりだったのに。
愛さんは言葉の先を察したのか、大人しくソファーに座った。
そうだ、いよいよ待ちに待った裸膝枕だ。
まず、膝の上に頭を乗っける。当たり前のように。大胆不敵に。
そして時折うつ伏せになって、股間に顔を埋めてやって、愛さんの反応を楽しむ。
それでいい。頭の中のプランは完璧だ。
裸膝枕はあくまで私が考えた責めのプランなのだ。
愛さんに甘えたいだとか、そういうのじゃないはず。
それなのに。
「はぁ、はぁ」
変だ、こんなの。
一歩も前に進めない。
「りなりー……?」
愛さんは訝しむような表情を見せ始めた。
まずい。まずい。気取られるな。私の方が上。私がリードするっ……。
しかし頭の中の急く言葉とは裏腹に、私の身体はすっかり硬直してしまっていた。
それを見た愛さんは……
ニ ヤ リ と微笑み、手を大きく広げた。
そして私に甘美な魔法を───私が今一番欲しい言葉を───
「りなりー、おいで?」
投げかけてきた。
目の前にいるのは最早宮下愛ではなかった。
そう、目の前にいるのは───
Diabolic mulier───
「あはは、そんなガチガチにならないでよ〜!」
愛さんの言葉は、硬直した私の身体を動かし始めた。
まるで炎魔法で氷を溶かしたかのように。
ふら、ふら。
おぼつかない足取りで、愛さんに近づく。いや、近づかされているのか。
ふら、ふら。
上手く働かない頭をフル回転させて、抵抗する術を探す。
ふら、ふら。
そうだ、着いたら間髪入れず膝に飛び込めばいい。膝枕なのだから、問答無用で寝てしまえばいいのだ。
ふら、ふら。
そこに愛さんの誘惑が介在する余地は無い。
ふら、ふら。
これで私の勝ちだ。
ふら、ふら。
辿り着いた。
しかし。
「ああ、ア、あああ!」
だめだ。脚を閉じられてしまった。
くす、と愛さんが微笑む。
嵌められた。
近くで見る愛さんはもっと、もっと魅力的だった。
ソックスだけを履いた脚は閉じられたことでより扇情的に映った。
その付け根に隠された愛さんの秘部が気になって仕方ない。
たまらず上半身に目を逸らす。
だが、かすみちゃんの唾が付着した胸はでろりと光り、艶めかしさが強調されていた。
また上に目を逸らす。
目が合った。
その瞬間、私は察した。
ああ、私の負けだ。
「取って食おうってんじゃないんだからサ───」
嘘だ。
だって、今の愛さんは、
捕食者の瞳───
0060名無しで叶える物語(らっかせい)2021/11/13(土) 20:01:07.71ID:uuB0qm6f
安価からこの流れに繋げるの鬼才すぎんだろ
「ちょっと待ってね」
スルスルと肌と肌が擦れる音がした。
組んだ脚を戻したのだろう。
それを推測でしか判断できないのは、愛さんの瞳から目を離すことが許されていないからだ。
「ん、いいよ」
愛さんが視線を下にやった。
私の身体はそれに従うかのように倒れ込み、膝の上に乗る形となった。
うつ伏せになっていたが、即座に仰向けに返される。
そしてまたしても視線に拘束された。
「っ……」
「あはは、"楽しい"ね?」
私、弄ばれてる。
0063名無しで叶える物語(もんじゃ)2021/11/13(土) 20:20:23.38ID:LIOW4Ubk
攻守逆転いいぞ
璃奈「……愛さんは魔法が使えるの?」
愛「あははっ、どういうこと?」
璃奈「私、愛さんから視線を外せない」
愛「あーはいはい、そういうことね!そうだよ、しずくにいくつか教えてもらったんだ。魔女の練習でね」
璃奈「やっぱり……」
愛「まずりなりーを拘束する魔法でしょー、それとりなりーをヘタレさんにしちゃう魔法!」
璃奈「……」
愛「それと───りなりーをドキドキさせる魔法♡」
璃奈「……っ♡」ドキドキ
魔法を掛けるなんてずるい。
愛さんは卑怯だ。
……そうだ、魔法を掛けられたんだから仕方ないよね。
今日は……今日くらいは愛さんの言いなりになってあげる……なんて。
私は卑怯かな。
「りなりー」
愛さんの唇が近づいてくる。私はそれに吸い寄せられるように───
「かすみんふっかーーーーつ!」
跳ね起きて、愛さんの額とキスをした。
「あうっ」
「いったーーーーーい!」
……。
…………。
かすみ「げぇっ!愛先輩まだ裸じゃないですか!」
しずく「よく見てかすみさん、ソックスは履いてるよ」
栞子「問題は解決した……ということなのでしょうか……?」
愛「あはは、まあ大体そんな感じかなあ……?」
璃奈「……」
かすみ「あれ、りな子なんかフキゲン?」
璃奈「何でもない。それよりしずくちゃん、栞子ちゃん。かすみちゃんが倒れて泡噴いてる写真あるから送るね」
かすみ「ちょっとー!なんでそんなの撮ってるのー!」
……。
まあ部室でやり始めた時点でこうなるのを予測していなかったわけではない。
冷静に考えたら愛さんに主導権を握られるのは私としても不本意なわけで、むしろかすみちゃんが来たのは好都合だった。
なんて。強がりを。
「りーなりっ」
愛さんは当然のように見抜いてきて。
「───今晩泊まりに行くね?」
「っ……♡」
私は再び、魔女の眼に射止められてしまったようだ。
今晩は酔いしれることになりそうだ。
愛さんを自由にできる権利より強い、私を自由にできる魔法に───
おわり
調子に乗って地の文えっちやろうとしたら文量多すぎて断念した!!!!!!
またどこかでちゃんと書き直します!!!!!!
りなりー誕生日おめでとう!!!!!!
急に文豪になるからそうなのかと思ったごめんなさいね
どっちも楽しみ
0080名無しで叶える物語(光)2021/11/13(土) 21:40:43.32ID:L9mzdDS3
おまえだったのか
0083名無しで叶える物語(たまごやき)2021/11/13(土) 23:18:03.04ID:tHhVD5CE
裸ソックスの愛さん想像しただけで射精した