0001名無しで叶える物語(八つ橋)2021/01/21(木) 11:16:34.39ID:xWmosUkQ
ゆうしずかす
しずくちゃんがかわいそうに思えてきた(猫耳としっぽから目をそらしつつ
────────
侑「さっきの作戦で行くからね」
かすみ「任せてください」
侑「よし…いざ!」ガラガラ
せつ菜「2人とも」ニッコリ
ゆうかす「ひいっ!」
せつ菜「遅刻ですよ」ニッコリ
侑「ご、ごめんね!実はかすみちゃんのファンの子がいて、対応してたらいっぱい来ちゃってさ!」
かすみ「かすみんったら人気者なんだから〜」
せつ菜「…」
ゆうかす「…」
せつ菜「なるほど 自身の練習時間を削ってまでファンを大切にする心意気…わたしも見習いたいです!」
ゆうかす「…」ホッ
侑(しずくちゃんは…)チラッ
しずく「…」
侑(いた)
かすみ「え、もう行くんですか?」コソッ
侑「もちろん」
かすみ「…説得頑張ってくださいね お仕置は嫌ですから」
侑「任せて」グッ
侑「あのー、しずくちゃん?」
しずく「あ、侑先輩」
侑(心做しか、対応が素っ気ない気が……やっぱり怒ってるのかな)
侑「あのねしずくちゃん…お仕置のことなんだけど…」
しずく「それなら、しないので大丈夫ですよ」
侑「…………え?」
しずく「やはり、嫌なことを他人に強要するのは良くないと思いまして」
侑「え」
しずく「侑先輩やかすみさんも、嫌だから逃げたのでしょう?」
侑「…」
しずく「だから、お仕置はしません 2人に嫌われたくないので」
しずく「ですが、手錠かけたりとかしてしまったので、それに関してはごめんなさい」
侑「しずくちゃん…」
しずく「はい、これでこの話は終わりです!」
侑「……嘘ついてる」
しずく「え?」
侑「わたしたちが逃げて怒ってるんだよね…だから何か素っ気ないし、怒りに任せて本当のことを言ってない気がする」
しずく「………演技には自信があったのですが、さすが侑先輩ですね 同好会のみんなが慕う理由がよくわかります」
侑「そんなことはどうでもいいよ 本当の理由を教えてほしい」
しずく「…」
侑「しずくちゃん」ジッ
しずく「…嘘をついているつもりはありません 侑先輩の嫌なことをして嫌われたくないって言うのは本心です」
侑「…」
しずく「それに、怒ってるわけではありません」
侑「え?」
しずく「素っ気なく見えるのは、ちょっと拗ねてるのと、寂しかったからです」
侑「どういうこと…?」
しずく「……嬉しかったんです」
侑「…?」
しずく「侑先輩にちょっかいを出されたことが」
侑「え」
しずく「正直、侑先輩とは若干距離を感じていて、 わたしのことを良く思ってくれてないのかなって不安だったんです」
侑「そんなこと…」
しずく「だから、そんな不安をぶち壊すような侑先輩のちょっかいがすごく嬉しかった」
しずく「だからわたしも、侑先輩との距離を縮めたくて、仲の良いかすみさんにいつもしてることを、ついやってしまって…」
しずく「…距離の縮め方を誤ってしまったんです 結果、侑先輩は逃げてしまいました だから、もし怒ってるとするならば、こんなへなちょこな自分自身に対してです」
しずく「侑先輩やかすみさんには怒ってません」
侑「しずくちゃん…」
しずく「これが隠そうとしていた本心です 侑先輩に嫌な思いをさせてしまって、ごめんなさい…」
侑「…」
しずく「これで、本当にこの話は終わりです これからも、こんなわたしでよければ仲良くしてください」
侑「……嫌なんかじゃない」
しずく「え?」
侑「わたしはしずくちゃんのお仕置が嫌だったわけじゃない!」
しずく「!」
侑「わたしね、単純に怖かったんだ ついつい調子に乗って、かすみちゃんと一緒にしずくちゃんをからかって怒らせちゃって」
侑「手錠かけられたりとか、お仕置って言葉の響きとか、かすみちゃんの怯え方を見てたら、ひどいことをされちゃうんじゃないかって…」
侑「でも…でも!!わたしのことをそんなに想ってくれてるしずくちゃんがひどいことするわけなんてないよ!」
しずく「侑先輩…」
侑「わたしが間違ってたよ…ごめんね、しずくちゃん」
しずく「いやいや!侑先輩が謝ることでは…」
侑「しずくちゃん!」
しずく「は、はい…」
侑「さっきは逃げちゃったけど、わたしはしずくちゃんにお仕置をされたい」
侑「わたしはしずくちゃんと、えっちがしたい!!!!」ドン!!
しずく「ゆ、侑先輩……」
しずく「わたしたち以外にも人がいるの、忘れてません…?」
侑「」
かすみ「あの、侑先輩?お仕置されないようにするための作戦だったはずでは…」
彼方「お〜 侑ちゃん、みんなの前で堂々と告白なんて大胆〜」
エマ「これが日本流の告白なんだぁ どきどきしちゃうよ〜」
果林「エマ、それは違うわ」
せつ菜「/////」カオカクシ
侑「」
彼方「ほれほれ〜しずくちゃんは侑ちゃんの告白になんて答えるんだ〜」
しずく「っ…//」
果林「彼方?!」
彼方「侑ちゃんも早くしずくちゃんを抱きしめてあげなよ〜しずくちゃん待ってるよ〜」
侑「…///」
果林「…」グイッ
彼方「いふぁいよ〜」グスグス
せつ菜「うう…2人はなんてことを話してるんですかぁ……///」モジモジ
エマ「よしよし」ナデナデ
侑「うう…完全にやらかしちゃったよ…///」
しずく「そうですね…//」
ザワザワ
0067名無しで叶える物語(しうまい)2021/01/22(金) 02:47:32.10ID:hrntXhsb
@cメ*◉ _ ◉リ
0069名無しで叶える物語(もんじゃ)2021/01/22(金) 05:03:02.11ID:tZKYLaTt
0071名無しで叶える物語(もも)2021/01/22(金) 06:02:15.72ID:fvk6QFCi
しずくかわいい
0074名無しで叶える物語(悠久の苑)2021/01/23(土) 00:03:04.98ID:GZcw1Lro
保守
0077名無しで叶える物語(もみじ饅頭)2021/01/23(土) 23:03:36.36ID:u3G0X8NL
保守
0079名無しで叶える物語(もみじ饅頭)2021/01/24(日) 21:56:48.02ID:ey/e2sSr
保守
0080名無しで叶える物語(茸)2021/01/25(月) 12:34:38.11ID:Zx9AcW5+
保守
愛「2人とも仲良さそうで感激だよ!愛だけに!!」
璃奈「愛さん、何もかかってない」
愛「え?」
せつ菜「いい加減にしてください!これ以上えっちな会話はなしです!」
彼方「え〜!今いいとこなのに〜」
果林「まあ、彼方の言うことも一理あるわね」
エマ「胸がドキドキしちゃうよ〜」
侑「うう…//」
しずく「///」
かすみ「どうしてこうなったんだろう…」
ワーワーギャーギャー
バン!!!!
歩夢「…」
果林「あ、歩夢?」
せつ菜「いきなり机を叩いてどうしたんですか…?」
歩夢「2人を茶化すのはここまで!!!」ドン!!
かすみ「歩夢先輩?」
歩夢「これ以上、2人の初めてを邪魔するのは、わたしが許さないから!」
せつ菜「歩夢さん…」
歩夢「わたしたちは先に練習に行こ?」
果林「…歩夢の言う通りね」
彼方「うむ…彼方ちゃんちょっとうるさくしすぎちゃったよ〜」
テクテク
レンシュウイコッカー
歩夢「…」
侑「歩夢…」
歩夢「頑張れ!」
侑「!」
バタン
テクテク
璃奈「歩夢さん」
歩夢「どうしたの?」
璃奈「空気の読める女、上原歩夢 わたし、歩夢さん好き」
歩夢「ふふ♪ じゃあ今夜はわたしの家においで♡」
璃奈「うん」
……………………
侑「みんな行っちゃったね」
しずく「そうですね」
侑「…」
しずく「…」
あゆりな成立してて草
書き終わったらあゆりな編も書いて
侑「…」
しずく「…」
侑(き、気まずい……さっきはついしずくちゃんの想いに昂ってあんなこと口走っちゃったけど…)
侑(い、今考えると相当恥ずかしい!!//)
侑(ていうか引かれてない?!大丈夫!?)
侑(…うう…どうしよう…)
しずく「…」
侑「………し、しずくちゃ」
ピト
侑「!?」
しずく「侑先輩…」
侑「し、し、しずくちゃん?!」
しずく「えへへ…侑先輩…」スリスリ
侑「あ、あの…!」
しずく「えへ…//」ギュ
侑「っ…//」
…………………………
侑「…そろそろ恥ずかしいかな……//」
しずく「…いいじゃないですか」
侑「え?」
しずく「歩夢さんの計らいで、2人きりになれたんですから」
侑「で、でも…は、恥ずかしくて///」
しずく「むう」ムスッ
侑「あ、お、怒らないで」
しずく「…ふふっ 冗談ですよ♪」
侑「も、も〜」
しずく「…えへへ」
侑「…どうしてさっきからそんなに嬉しそうなの?」
しずく「だって、侑先輩が皆さんのいる前で堂々と告白してくれたからですよぉ」
侑「っ!あ、あれは!!つい、しずくちゃんの想いに応えようとして…」
しずく「…じゃああれは嘘だったんですか?」
侑「そんなわけない!ただ、すっかりみんながいるのを忘れてたから…恥ずかしくて…」
しずく「えへ」スリスリ
侑「し、しずくちゃん…!」
しずく「…」ギュ
侑「っ」
しずく「確かに、周りに皆さんがいるのにあんなこと言われた時は動揺しましたし、わたしも恥ずかしかったです」
侑「ご、ごめん…」
しずく「い、いえ!怒ってるわけではないんです!」
しずく「ただただ、嬉しいんです」
侑「そんなに…?」
しずく「はい わたし言ったじゃないですか 侑先輩ももっと仲良くなりたいって」
侑「わたしもだよ」
しずく「えへへ……その気持ちが原因で暴走しちゃって、侑先輩に嫌な思いをさせちゃったかなって不安になってたので、安心しましたし」
しずく「侑先輩も、わたしと同じ気持ちだったことが嬉しいんです」
しずく「だから、侑先輩に告白されて、本当に幸せなんです」
侑「しずくちゃん…」
しずく「さっきは人がいてお返事出来ませんでしたので、改めてわたしからも言わせてください」
侑「う、うん」
しずく「侑先輩がよければ、わたしとえっちしてください…!!」
侑「うん!」
しずく「えへへ…//」ギュ
侑「しずくちゃん…」ギュ
しずく「…」スッ
侑「!」
侑(し、しずくちゃんが目を閉じた…!こ、これはキスしてほしいってことだよね!?)
しずく「…」
侑「………」
しずく(…侑先輩?)
侑「ご、ごめん!」
しずく「え?」
侑「えっちの前に、1つだけ聞きたいことがあるの!」
しずく「な、なんですか?」
侑「いや、ほんと雰囲気ぶち壊しでごめん!」
しずく「大丈夫ですよ 聞きたいこととはなんですか?」
侑「あのね、どうしてしずくちゃん、わたしにお仕置きする前にどこか行っちゃったの?」
しずく「………」
しずく「…言わなきゃだめですか?」
侑「うん、言ってほしいな」
しずく「…わかりました」
侑「あ、もしかして言いにくいことだったり…?それなら無理しなくても…」
しずく「いえ、今更侑先輩に隠し事なんてしたくないですし、言いますよ」
侑「わかった」
しずく「…あの時、服飾同好会へ行っていたんです」
侑「服飾同好会?どうして?」
しずく「えっと、侑先輩に聞きましたよね にゃんにゃんかわんわんどっちがいいかって」
侑「あ、聞かれた!お仕置きのプレイに関する質問だよね?」
しずく「え、違います!」
侑「違うの?!」
しずく「違いますよぉ!そんな変なこと聞きません!」
侑「そ、そうだったんだ…てっきり、わんわんを選んだら犬にされるとか、そういうの想像して怖くなってたんだよね…」
しずく「まったく…そんなことしませんよ」
侑「ごめん…じゃあ、あの質問はなんだったの?服飾同好会に行ったことと関係があったり…?」
しずく「はい 侑先輩、にゃんにゃんがいいって言ったじゃないですか」
侑「犬にはなりたくなかったから…」
しずく「もうその話はいいでしょう!」ポコポコ
侑「ご、ごめんって!」
しずく「もう……それで、侑先輩との初めては、侑先輩が好きなことをわたしが実現してあげたいなって思って」
しずく「これを……//」ゴソゴソ
侑「こ、これは…猫耳としっぽ…?」
しずく「そうです…その、にゃんにゃんがいいって言ってたので、わたしが猫耳とかつけたら喜んでくれるかなって…///」
侑「」
しずく「…わたしも相当勇気出しましたが、これを借りて来てる間に侑先輩がいなくなってしまったので、記憶ごと抹消しようと思ってたんですけど…」
しずく「せっかくなので、つけてもいいですか…?」
侑「」コクコク
しずく「で、では…」スッ
侑「…」
しずく「…ど、どうですか…?似合ってますか……?//」にゃーん
侑「」
しずく「このような、コスプレ?をするのは初めてですが、侑先輩が可愛いって思ってくれてたら嬉しいです…//」モジモジ
侑「」
しずく「にゃ…にゃんにゃん…/////」
侑「」プチッ
侑「しずくちゃん…っ!!」ガバッ
しずく「ひゃっ…///」
完結までに時間かかってすみませんでした
保守してくれた方、感謝です
あと、>>99の「ひゃっ…///」ってところ、「きゃっ…///」に訂正します
ありがとうございました jΣミイ˶º ᴗº˶リ素晴らしかったです!また書いて下さい