エマ「着いたー♪」
彼方「おぉ〜……おっきいコテージだね〜」
希「こんないい所借りて大丈夫なん?」
鞠莉「ノープロブレム♪たまたま空いてた所だから♪」
果林「空気も綺麗で素敵なところね」
エマ「スイスを思い出しちゃうよ〜♪」
果南「ほーらー、いつまでも玄関先にいないで荷物運んでよー」
ジュゥゥゥ…
エマ「はぁ〜……いい匂い……」
絵里「これがシャトーブリアン……」
果南「塊のまま焼くなんてただでさえ贅沢な感じするのに……」
彼方「彼方ちゃんだけ……こんなもの食べてよいのか……」
希「にこっち焼き方大丈夫?」
にこ「ちゃんと調べたから大丈夫……のはず……ていうかこんな高い肉焼いたことも食べたこともないから合ってるかも分からないわよ!」
果林「他の同好会メンバーに申し訳なくなってきたわ……」
ダイヤ「全員で焼けるのを見守らなくても良いのでは……」
にこ「はい」
鞠莉「ありがとう〜♪ん〜♪いい香り♪」
ダイヤ「全員に行き渡りましたか?」
エマ「大丈夫だよ〜」
絵里「じゃあ……食べましょうか……」
果林「ええ……」
「「い、いただきます……」」
鞠莉「いただきま〜す♪あむっ♪ん〜♪」
果南「これが……高級お肉の味……」モグモグ
果林「旨味がすごいわ……」モグモグ
希「ウチが今まで食べてたのは本当にお肉だったのかな……」モグモグ
彼方「ちょびっとなのにおいしい……」チビチビ
ダイヤ「本当ですわね……」モグモグ
絵里「BBQで食べていいものじゃないわね……」モグモグ
エマ「ボ〜ノ〜♪いつか妹達に食べさせてあげられるかなぁ……」モグモグ
鞠莉「な、なんだか私が想像してたテンションじゃないわね……」
にこ「持ってくるものの値段が高過ぎるのよ……」モグモグ
エマ「チーズの準備出来たよ〜♪熱いから気をつけてね〜♪」
希「おぉ……すごい伸びる」ニョーン
ダイヤ「これがチーズフォンデュですか……」ニョーン
絵里「意外となんにでも合うのね」モグモグ
果林「本場のチーズだとやっぱり違うわね」モグモグ
彼方「ピザも準備OKだよぉ」
エマ「じゃあそれにもチーズをかけて〜」
にこ「チーズ後乗せのピザなんて初めてね」モグモグ
果南「確かに、でも面白いしおいしいよね」モグモグ
鞠莉「よく考えてみれば乗ってる具材はどれもチーズフォンデュにベストマッチなんだから当然よね〜」モグモグ
彼方「ん〜♪今度遥ちゃんにも作ってあげよ〜♪」モグモグ
ダイヤ「結構残りましたわね」
にこ「まぁ使いきれるとは思ってなかったし」
彼方「じゃあ晩御飯はどうしよっか〜」
鞠莉「また焼いて食べればいいんじゃないの?」
彼方「せっかくなんだし違うの食べようよぉ」
絵里「そうね……ご飯とパスタも持ってきてたわよね?」
にこ「ここからスーパーまでってどのくらい?」
鞠莉「ん〜歩いてだと往復で2時間くらいかかるかも、ヘリでも呼ぶ?」
ダイヤ「こんな山の中のどこに降ろすんですか全く……」
果南「運動ついでに行ってこようか?」
絵里「私も行くわ、必要なものだけ書き出してくれる?」
にこ「にこも行くわよ、無かった時のことも考えないと、彼方が必要なのは?」
彼方「アンチョビとニンニクのチューブがあれば大丈夫かなぁ」
にこ「わかったわ」
果南「よし、じゃあ走っていく?」
絵里「いや、歩いて行くわ」
にこ「なんで山道走らなきゃ行けないのよ……」
〜〜〜
希「ふむふむ……」
果林「どうかしら?」
希「運気は上昇傾向にあるみたいやね〜」
果林「じゃあいい事があるって事かしら?」
希「そうやね、挑戦したいことがあるなら今から……もう少し準備に時間をかけてからでも大丈夫かな」
果林「挑戦したいことねぇ……」
希「ただ、上手くいくからって調子に乗るのは気をつけないとダメ」
果林「と、言うと?」
希「浮ついたりしてると目的を見失いがちになるよ、迷子になっちゃって結果的には時間だけ無駄になるようなことになるかも」
彼方「果林ちゃん方向音痴だもんねぇ」
果林「そ、それは今関係ないでしょっ」
鞠莉「ふぅ、中々のniceなお風呂だったわ♪誰か入る〜?」
ダイヤ「私はまだ結構ですわ」
果林「じゃあ私が入ろうかしら」
鞠莉「あら、何してるの?」
希「タロット占い、鞠莉ちゃんもする?」
鞠莉「Excellent♪是非見てもらうわ♪タロット以外にも出来るの?」
希「今あるのだと占星術、手相、四柱推命、紫微斗数なんかもできるけど」
鞠莉「しちゅー……しび……?やっぱりタロットでいいわ」
希「じゃあちょっと待ってねー」
ダイヤ「何か作るのですか?」
彼方「うん、夕食後のデザート、涼し気にゼリーとか食べたくない〜?」
ダイヤ「それにしては随分大きいですね」
彼方「ゼリーケーキだからね〜、美味しいよ〜♪」
ダイヤ「成程、よろしければお手伝いしましょうか?」
彼方「ありがとう、じゃあこのメモに書いてある材料を計ってくれる〜?」
ダイヤ「分かりました」
彼方「ダイヤちゃんはお菓子作りとかするの?」
ダイヤ「いえ、料理はしますがこういうことはあまり……」
彼方「そうなんだぁ、楽しいよ〜♪食べたいもの食べれるし、人に食べて喜んでもらうのも嬉しいし」
ダイヤ「その気持ちは分かりますわ」
彼方「前はダイヤちゃん来れなかったし、今日はじっくり堪能してもらわなきゃだし♪」
ダイヤ「その節はルビィがお世話になりましたわ」
彼方「いえいえ〜、その日は結局歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんにおまかせしちゃったし……ルビィちゃんお腹壊したりしなかった?」
ダイヤ「いえ、そういうことはありませんでしたが……」
彼方「なら良かったぁ」
ダイヤ「どういうことですか?」
彼方「えっ……あー……うん、色々あったみたいで……」
ダイヤ「色々とは?」
彼方「さ、さー頑張ってゼリー作っちゃうぞ〜」
〜〜〜
果南「これは?」
彼方「アヒージョだよ〜」
絵里「にこ、もうポトフ出すわよ?」
にこ「ええ、お願い」
果林「パスタのお皿出してくれる?」
鞠莉「はぁい」
希「他に運ぶのは?」
エマ「じゃあこれをお願いします♪」
希「これは?」
エマ「レシュティだよ〜♪簡単でおいしいんだよ〜♪」
希「れしゅてぃ……聞いたことないなぁ」
ダイヤ「これ以上はテーブルに乗らないかもしれませんわ」
絵里「じゃあ一旦これで食べ始める?」
にこ「そうね、あとはすぐ作れるし、残ったら明日食べればいいわ」
果南「よーし、じゃあ食べよっか」
鞠莉「Yes♪」
「「いただきまーす♪」」
〜〜〜
ダイヤ「お風呂、お先にいただきました」
にこ「じゃあにこも入っちゃおうかな〜」
ダイヤ「果南さん達はどちらへ?」
絵里「星を見るって3人で上の階に行ったわ」
ダイヤ「そうでしたか、お茶を入れますがどなたか入りますか?」
彼方「じゃあ彼方ちゃんの分も〜」
果林「私は大丈夫よ」
絵里「私も後でいいわ」
ダイヤ「分かりました」
果林「さて、と」
絵里「ヨガマット?」
果林「ええ、一緒にどう?」
絵里「私はマットは持ってきてないし」
果林「1日くらいならバスタオルでも大丈夫よ」
絵里「そうかしら、まぁいいわ、ちょっと待ってて持ってくるから」
果林「彼方も一緒にどう?」
彼方「今はロッキングチェアから降りたくないのだぁ〜……」ユラユラ
果林「そういうと思ったわ……ダイヤちゃんはどう?」
ダイヤ「私ですか?経験がありませんが大丈夫でしょうか?」
果林「大丈夫よ、そんなに難しくないから」
ダイヤ「そう仰るのでしたら、ご一緒させていただきますわ」
絵里「あら、ダイヤもやるの?じゃあもう1枚持ってくるわ」
ダイヤ「いえっ、自分で取りくので大丈夫ですわっ」
〜〜〜
果南「内浦と同じくらいよく見えるね〜」
希「スイスだともっとよく見えるんだろうね」
エマ「そうだね〜、山の上の方だといっぱい見えたよ〜」
果南「1回は行ってみたいね〜」
希「ね〜」
エマ「私もいつかみんなを招待してあげたいなぁ♪」
果南「北極星はどっちにある」
希「えーっと……あっ、あれやね」
エマ「ほっきょくせー?」
希「あー、えっと…?ポラリスならわかる?」
エマ「Polaris!知ってるよ〜♪じゃああっちがDracoで、そっちはToroだね〜」
果南「どらこー?」
エマ「あっ、えっと日本語だとなんて言うんだろう……」
希「えっと……あっ、りゅう座とうしかい座のことやね」ケンサクー
果南「あーなるほど、今のは何語だったの?」
エマ「イタリア語だよ」
果南「じゃあみずがめ座はなんて言うの?」
エマ「みずがめ座は知ってるよ〜♪Acquarioって言うの♪」
希「そういえば2人ともみずがめ座なんやね」
エマ「そうなんだよ〜♪」
果南「希ちゃんは?」
希「ウチはふたご座」
エマ「ふたご座はGemelliだよ♪」
希「十二星座は全部日本語覚えてるん?」
エマ「うん♪朝の番組で星座占いとかしてるの見てたら覚えちゃった♪シンボルは同じだからね〜♪」
果南「へぇー、そういう所からも覚えたりするんだね〜」
〜〜〜
エマ「わ〜♪可愛い〜♪」
果林「彼方の作るスイーツはやっぱり最高ね」
鞠莉「oh♪食べるのが勿体ないくらいcuteだわ〜♪」
絵里「本当に綺麗ね、土台は何かしら?」
彼方「パンナコッタ〜、おいしいよぉ♪」
にこ「流石彼方ね、後で作り方教えてくれない?」
彼方「いいよぉ、にこちゃんならきっとすぐ覚えられるよ〜」
果南「こんなの手作り出来るんだねー、お店じゃないと食べれないと思ってた」
ダイヤ「ええ、フルーツもふんだんに使われていて本当に素晴らしいです」
希「さて、せっかく作ってくれたんだし、眺めてるだけじゃ勿体ないから、食べよっか♪」
絵里「そうね、じゃあいただきます」
鞠莉「ん〜♪」
エマ「はぁ……幸せ〜♪」
希「爽やかな味でおいしい〜♪」
彼方「美味しくできて良かったぁ♪ダイヤちゃんが手伝ってくれたお陰だよ〜♪」
ダイヤ「いえ、そんな、私はほとんど何もしていませんよ」
彼方「でも手伝ってくれたのは確かだし〜」
ダイヤ「いえ、しかし……」
絵里「そこは素直に受け取ればいいじゃない」
ダイヤ「そ、そうですね……」
〜〜〜
絵里「……」ソワソワ
ダイヤ「どうかしましたか?」
絵里「えっ?あっ……その、豆電球だけ着けててくれないかしら……真っ暗だとその……寝付きが悪くて」
ダイヤ「私は構いませんが」
果林「あら、絵里ちゃんもしかして……ふふっ」
絵里「ちょっと、なんでこっちのベッドに入ってくるのよ」
果林「良かったら一緒に寝てあげましょうか?」
鞠莉「あら、いいわね〜♪マリーもご一緒しちゃおうかしら♪」
絵里「ちょっと、3人は無理でしょ!?」
エマ「あっ、いいなぁ」
彼方「えー彼方ちゃんも絵里ちゃんと一緒に寝たーい」
ダイヤ「皆さん……どう考えてもシングルベッドに4人も5人も一緒に寝れるわけないでしょう」
果南「じゃあもう2階に布団だけ敷いて寝る?」
希「それいいやん」
にこ「そんなスペースあった?」
果南「6枚くらい敷ければ寝れるでしょ」
ダイヤ「適当ですわね……」
エマ「よーし、じゃあ敷いちゃおう♪」
絵里「いや、豆電球だけ着けててくれればいいんだけど……」
〜〜〜
ダイヤ「んん……おはようございます」
エマ「おはよう♪よく寝れた?」
ダイヤ「ええ、どうなることかとは思いましたが、思いの外よく寝れました」
エマ「今、彼方ちゃんと希ちゃんが朝ごはん作ってくれてるよ〜♪」
ダイヤ「そうでしたか……」
絵里「んん……」
エマ「これどうしよっか……」
果林「すぅ……すぅ……」ギュッ
絵里「んん……お祖母様ぁ……ぅぅ」モゾモゾ
エマ「果林ちゃーん、起きてー」ユサユサ
絵里「あつぃ……んん……」モゾモゾ
果林「んむにゃ……」ギュッ
ダイヤ「絵里さん、朝ですよ」ユサユサ
絵里「んん……ぁ……ダイヤぁ……?」
ダイヤ「おはようございます」
絵里「ん、おはよ……ん?」グイッ
果林「んぅ……」ギュッ
絵里「……」グイッ
エマ「果林ちゃーん、早く起きなさーい」ユサユサ
絵里「果林、起きて、私から離れて」グイッ
ダイヤ「果林さん、起きてください」ペシペシ
果林「ぅ……ん……もぉちょっと……」ギュッ
にこ「起きたー?朝ごはんもう出来るわよ……って何してるの?」
果南「朝からオシャレだねー」
鞠莉「ん〜♪せっかくだからバルコニーで食べましょ〜♪」
希「コーヒーの人は何人?」
彼方「私は紅茶かなぁ〜」
ドタドタバタバタ
果南「何かあったのかな?」
彼方「あっ、もしかして果林ちゃんかも〜」
希「果林ちゃんがどうかしたの?」
ダイヤ「果林さん、いい加減起きてください!」
エマ「よいしょっ、絵里ちゃん足元気をつけて〜」
絵里「何なのよもう……」ヨタヨタ
にこ「ちょっとダイヤ、果林の膝曲げて」
果林「んぅ……」ギュッ
鞠莉「何あれ……」
彼方「果林ちゃん朝弱いから〜」
果南「あそこまでされて絵里ちゃんから離れないのは逆にすごい……」
希「とりあえず引き剥がさないと、えりちも朝ごはん食べれへんから、手伝おっか」
〜〜〜
ダイヤ「忘れ物はありませんか?」
鞠莉「もしあったら管理会社の人が連絡くれるから大丈夫よ〜」
希「ガスと水道はOK〜」
エマ「はい、寝癖は直ったよ〜」ポンポン
果林「ん〜……」ポケー
にこ「まだ頭が起きてないわね……」
彼方「毎日のことだからね〜」
絵里「あなた達も大変ね……」
希「山道歩くの危なくない?」
果南「私がおんぶしてあげようか?」
ダイヤ「それもいいですわね」
絵里「さて、じゃあそろそろ出ましょうか」
鞠莉「はぁい♪」
希「鞠莉ちゃん、今回は本当にありがとうね」
にこ「ほんとね、いい思い出になったわ」
絵里「流石にコテージに招待なんてことは出来ないけど、またお礼させてね」
鞠莉「そんな〜別にいいわよ〜♪」
エマ「またみんなで遊びに行けたらいいね〜♪」
彼方「ね〜♪今度は他のみんなも誘えたらいいね〜♪」
果南「いいね〜20人以上で何出来るのかわかんないけど」
鞠莉「うちのホテルか〜千歌っちの旅館で泊めてもらうとか〜♪」
ダイヤ「またそんなこと勝手に言ってると怒られますわよ」
果林「んんっ……あれ?……ここはぁ?」
果南「あっ、起きた」
果林「……きゃっ!?ご、ごめんなさい!?」アワアワ
果南「あっ、ちょっ、今下ろすからっ!」
エマ「果林ちゃん危ないよ〜!?」
希「わわっ!?倒れる倒れる!」
ダイヤ「果南さんっ!踏ん張ってくださいっ!」
果南「ちょっと、待って!足滑るっ!」
ワーワーキャーキャー
0051名無しで叶える物語(たまごやき)2020/06/03(水) 19:09:42.83ID:RvaTbfw9
私…私…!
0052名無しで叶える物語(たこやき)2020/06/03(水) 20:11:48.24ID:MfQNpwz6
聖良「あの、、、、私は?」
>>52
あんたスクスタじゃAqoursと交流もなくかろうじて存在だけはしている程度の存在だからな 並行して他の学年もお泊まりしてるんだろ?そうだろ?
0064名無しで叶える物語(たこやき)2020/06/09(火) 16:13:26.79ID:UHzv6uiy
控えめに言って好きなSS
0065名無しで叶える物語(八つ橋)2020/06/09(火) 16:22:20.50ID:+eatVw6Q
最高か?