特定外来生物「ガー」飼育で逮捕

販売が禁止されている特定外来生物のガー科の魚「トロピカルジャイアントガー」を販売目的で飼育していたとして、57歳のペットショップ
経営の男が逮捕されました。逮捕されたのは、静岡市清水区の会社役員、井上繁樹容疑者(57)です。

警察によりますと、井上容疑者はみずからが経営する静岡市清水区のペットショップで、販売が禁止され飼育も原則禁止されている
特定外来生物の魚「トロピカルジャイアントガー」を7匹、販売目的で飼育していたとして、特定外来生物被害防止法違反の疑いが
もたれています。調べに対し、井上容疑者は「客に売るために飼育していたわけではない」と否認しているということです。

今回の捜査ではほかにも、北米原産の大型の肉食魚、アリゲーターガーなど、体長30センチから50センチほどの17匹が押収されており、
警察によりますと、ガー科の魚がことし4月に特定外来生物に指定されて以降、検挙されるのは全国で初めてだということです。

警察は、入手経路など詳しいいきさつを調べています。

ニュース動画あり
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20181023/3030000932.html

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特定外来生物“ガー科”魚類を飼育、静岡で店長逮捕

特定外来生物に指定されているガー科の魚類を販売目的で飼育したとして、県警静岡中央署は23日、特定外来生物法違反(販売目的の
飼養)の疑いで、静岡市清水区高橋のペットショップ店長の井上繁樹容疑者(57)を現行犯逮捕した。ガー科は今年4月から無許可での飼育や
販売が禁じられている特定外来生物に指定されており、ガー科の飼育による同法違反を摘発するのは全国初という。

逮捕容疑は23日午前11時ごろ、同区内のペットショップで、中米原産の「トロピカルジャイアントガー」7匹を販売目的で
無断飼育したとしている。いずれも幼魚で値札もついていたが、井上容疑者は「販売ではなく、展示目的だった」と容疑を否認している。

同署によると、ガー科の魚類を販売していると情報提供があり、同署員が店舗内を調査し、現行犯逮捕。同署はこのほか、約3メートルほどに
まで成長する米国原産の「ワイルドアリゲーターガー」など計4種類24匹の幼魚を押収。約1万〜4万円ほどで販売されていたとみられる。

爬虫(はちゆう)類を多く飼う動物園「iZoo」(河津町)の白輪剛史園長(49)によると、いずれも肉食で他の魚やエビを食べるといい、
生態系を乱す恐れがあるという。

最大で3メートルほどまで成長するというワイルドアリゲーターガー(手前)
https://www.sankei.com/images/news/181023/afr1810230030-p1.jpg

https://www.sankei.com/affairs/news/181023/afr1810230030-n1.html