誤解があるようなのでスレチだけど一言。
1930年代以降、ドイツ人のヴァルター・シュピースが西欧にバリの文化を紹介した
ことと、ガムラン音楽の西欧音楽への大きな影響という話はまったく関係がないよ。
ガムラン音楽が世界に紹介されたのはもっと昔の1889年のパリ万国博覧会。
これをきっかけにフランスのドビュッシーやラベルのような誰もが知るような作曲家、
後年にはアメリカのケージやライヒのような現代音楽家にまで、創作の刺激や
溢れるアイデアを提供してきた。
日本には雅楽があるけど、まだまだそのような広がりはないでしょう。
個々の誰それ、個々の曲が世界で有名というのはあるけれど。
優れた邦楽はもちろん沢山あるとは思う。でも日本初のワールドミュージックは「まだ」ない。